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ロズベルグ歓喜 モンツァで初勝利を祝う!! [フェラーリテイスト満載のF1]

ロズベルグ、モンツァで初優勝。歌も歌う。

F1イタリアGPが週末にモンツァで開催されました。イタリアGPと言えば、泣く子も黙るフェラーリの聖地にしてファンが発煙筒を焚いてフェラーリを応援する狂信的フェラーリファン・ティフォシの巣窟です。今年も沢山いましたね~。私も長年フェラーリファンをしていますが、やはりあのラテン気質爆発の暴走気味応援を見るとフェラーリへの愛が更に深くなります(しみじみ)。特に表彰式の時にコースに一斉になだれ込んでくるティフォシの凄まじさには圧巻です。毎年怪我人が出ていると思うのは私だけ?

そんな今年の真っ赤なモンツァを制したのはメルセデスのニコ・ロズベルグでした。少し意外ですが、自身初のイタリアGP優勝だそうです。本人は相当嬉しかったのか、表彰台でイタリア語の歌まで歌ってファンたちと盛り上がってました。ま、全てのF1ドライバーにとってモンツァは聖地ですよね。走りもスタートでハミルトンをパスした後は圧巻の走りで現在のメルセデス勢がいかに強いかを確認するかのようなレースでした。チームメイトのハミルトンもスタートで失敗し大きく出遅れたものの、気が付いたらしっかりと2位に収まっていました。そして3位、4位は我らがフェラーリ、ベッテルとライコネンでした。最良と思われる2ストップ作戦で果敢に攻める走りで見事聖地で表彰台に上がりました。当座のライバルであるレッドブルの2台よりも前でゴール出来て本当に安心しました。

レッドブルと言えばリカルドが華麗なるオーバーテイクをボッタスに仕掛け見事に成功しました。エンジンパワーの劣るマシンでDRSを駆使しクリーンなオーバーテイクシーンを見ると、ここ数戦チームメイトのフェルスタッペンが危ないバトルをして問題を起こしていたので、フェルスタッペンの良いお手本になってほしいものです。大人同士の成熟した実に良いオーバーテイクでしたね。レース後のコメントも「ボッタスは良いドライバーだから信じて仕掛けた」というのを見て、思わず笑ってしまいました。

次戦はヨーロッパから一気に飛んでシンガポールです!ナイトレースでワクワクしますね。綺麗な街の中をF1マシンが走るのは美しい光景で大好きです。特に各チームが準備する”キラキラ仕様”のヘルメットとかも今年はあるんでしょうか。楽しみです!


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フェリペ・マッサ、2016年シーズンをもって引退へ [フェラーリテイスト満載のF1]

フェリペ~、引退だなんて寂しいです(涙)

フェラーリの母国であり聖地でもあるイタリアから寂しいニュースが入ってきました。F1で15年間活躍してきたフェリペ・マッサが今年限りでの引退を発表しました。現在はウィリアムズのドライバーとして、チームメイトの若手ドライバー、ボッタスを温かく見守りながらも”いぶし銀”な走りをみせているドライバーですが、熱狂的フェラーリファンの私にとっては、かつてフェラーリ最強時代(ミハエル・シューマッハ様皇帝時代)からしばらくの間”ちょっと気の毒なセカンドドライバー”としてチームへの献身のイメージが強く残っています。キャリアを重ねてからは中堅軍団の雄としての活躍よりも”F1ドライバーご意見番”的なポジションとして取り上げられる機会が多かったように感じますが、基本的にブラジル人らしくオープンな性格でナイスガイな貴重なドライバーでした(F1は個性が強い曲者ばかり)。そして何よりスポンサー対応が神。カメラがどこから映しているかを計算しながらスポンサーのロゴが入ったボトルを持ち変えたり、汗もかいていないのに時計を映すために何度も汗を拭う演出をしたりと、非常に細かい気配りが出来る人で、SNSでアップされる画像などでもその配慮を見ることが出来ます。F1ドライバーの中で間違いなくトップクラスのスポンサー対応能力の持ち主です。時計のスポンサーはのあの超高級腕時計「リシャール・ミル」です!

今回マッサの引退がイタリアGPで発表されたことを知った時に一番最初に感じたことはやはり先述したシュー様のことでした。当時のフェラーリは翌年のドライバー契約をライコネンと締結した後で、マッサかシュー様どちらかがシートを失うことが明確になっていました。しかしながらマッサの移籍先が無い。そこでシュー様は自身の引退を決めてマッサにシートを譲る形での引退を発表したのがこのイタリアGPでした。当然マッサの引退発表の会見の席でこのことに触れていて、今自分がいるのはシュー様のおかげ、という趣旨の内容のコメントを出しています。

2009年のハンガリーGPでは大クラッシュで生死の境を彷徨う経験までしながらも長くF1ドライバーとして活躍してきたマッサの引退は寂しいばかりですが、彼の今後の活躍を祈るばかりです。これまで本当にお疲れ様でした!!有難う、マッサ!!


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台風の進路とフェルスタッペンの今後が心配です [フェラーリテイスト満載のF1]

看過できない危険性を感じます

今週末F1のオールドコースの中でも特にドライバーのスキルと胆力が試されれるベルギーGP、スパフランコルシャンでグランプリが開催されました。今年のスパは荒れ模様。ルノーをドライブするマグヌッセンのマシンがオールージュを駆け上がったラディオンでタイヤバリアに突っ込みレースは赤旗中断になりました。クラッシュ時の映像では頭部を保護するヘッドレストが飛んでいく様子が映し出され、心配しましたが、その後のメディカルチェックで問題がなかったということが分かり安心しました。今のF1マシンの安全性が向上していることに喜びを感じます。また、最若手のフェルスタッペンの走りでかなり危険性が高い部分が見られ、若さによる無謀な運転が大参事を引き起こしそうな嫌な雰囲気がレース中に漂ってました。大きな事故が起きる前に何とかしてほしいです。

さて、F1の結果は相変わらず定番のメンバーが表彰台に上がり終了しましたが、現在私が一番気になっているのが関東・東北地方に向かって進んでいる台風10号です。現在では明日の朝に千葉の房総沖にくるようですが、電車が止まるかどうかのギリギリのラインで明日の出勤の予定を立てられません。ちょうど一週間前にも大きな台風が直撃した関東地方では地番が緩んでいるところも多くあるので被害が心配です。とにかく今夜は早めに休んで明日の朝交通情報をチェックしたいと思います。うーん、心配です。


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あまりドラマがなかったF1ハンガリーGP [フェラーリテイスト満載のF1]

絶対抜けないミッキーマウスサーキット

ヨーロッパもホリデーシーズンに突入し、各国で開催されるスポーツイベントが盛り上がりを見せています。F1もハンガリーGPが開催され、例年通りあまり波乱のないレースが開催されました。会場となるハンガロリンクはコースのレイアウトからミッキーマウスサーキットの愛称があり、非常に低速で抜きどころがなく昔から寝落ち注意のサーキットでもあります。そんな比較的平和なグランプリを制したのはメルセデスのハミルトン。2位は同じくメルセデスのロズベルグ、3位はレッドブルのリカルドが久しぶりに表彰台に戻ってきました。

今回の結果で、ハミルトンがワールドチャンピオン争いでロズベルグを遂に抜かしました。前半戦連勝を重ねて貯めていたポイント貯金も遂に使い果たし、大本命が定位置に戻ってきました。もうちょっとロズベルグは粘れるかなと思っていましたが、ハンガリーでハミルトンに追いつかれるとは予想よりも早かったです。バーニーも言っているように、今のF1を手っ取り早く面白くするためにはメルセデスが同士討ちするのが一番ということで、これからワールドチャンピオン獲得に向けたチームメイト争いが熾烈になりそうな予感がします。そしてここ数戦チームメイトのフェルスタッペンに負けていたリカルドが表彰台にカムバックです。彼のビッグスマイルは気分が良いですね。チームメイトが強力なだけにしっかりと実力をアピールして頑張ってもらいたいです。そしてフェラーリに関しては特に書くこともないです。通常通りの運用で、まぁ戦略が当たったけれども予選で後方に沈んだのが全ての終わりでした。世抜きどころが少ないところで健闘したと思います。

今週末は2年ぶりのドイツGPで、2週連続開催です。ロズベルグの故郷であるドイツでハミルトンに勝って再度ポイント争いの先頭に返り咲くことが出来るのか、それともハミルトンがロズベルグに対して更に差を広げるのか、この一戦今後の展開を見る上でも大事な試合になると思うので注目したいと思います!


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イギリスらしく大雨のグランプリ F1イギリスGP [フェラーリテイスト満載のF1]

雨の為セーフティーカー先導でスタート

週末にF1イギリスGPが長い歴史を持つシルバーストンサーキットで開催されました。当日はヘビーウェットでのスタートで安全性を考慮して今季二度目のセーフティーカー先導のスタートとなり、約5周の後本格的なレーススタートとなりました。雨の洗礼を受けたサーキットはレース中ずっとスリップ注意状態で多くのマシンがオーバーランをする激しい展開になり、そんな中何とか最後まで走り切ったメルセデスのハミルトンが優勝、2位は好調レッドブルのフェルスタッペン、3位は2位フィニッシュながらも無線規制違反で10秒加算ペナルティによるロズベルグと今回もメルセデス、レッドブル勢が強さを発揮しました。ハミルトンは母国グランプリ優勝で万感の思いだったでしょう。

ちょっとレース後に話題に上がったのが、セーフティーカー先導でのラップが長すぎなかったか、ということです。確かにリスタートと同時にマシンが一気にタイヤをインターミディエイトに変更するという光景がみられました。路面が危険な程濡れいているからSC先導なのに、SCが引っ込んだらインターミディエイトに一気に変えるくらいに路面状況が改善されていたというのは少し無理がありますよね。最近安全規制に重きを負いているのでこういったこともあるかと思いますが、雨の重大な事故は死亡事故につながるので安全第一なのは良いことではないでしょうか。

今回のレースは路面状況が最悪だったこともあり、大きなバトルも特になく終了といった感じでした。この結果遂にワールドチャンピオン争いをする、ロズベルグとハミルトンのポイント差が遂に1点差にまで詰まりました。今年はまだまだグランプリ数もありますし、いよいよ本命のハミルトンが本気を出してきました。前半戦で多くのポイント差を作ったロズベルグの貯金も使い果たし、今後はメルセデス同士のドライバーの実力勝負の様相が強くなります。昨年は低迷していたレッドブルも調子を取り戻してきているので、コンストラクターズの2位争いもフェラーリとレッドブルで面白くなりそうです。

最後にホンダに関して。頑張って開発しているのは分かるんですが、狂信的なホンダファンの「マクラーレンのシャシーが悪い。レッドブルに乗せたら優勝出来る」というコメントを未だ多く見かけるんですが、F1リテラシーの低さにちょっと心配になります。ホンダも正式にコメントを出したように、来年のマシンにホンダのPUを提供してほしいというオファーはホンダに一切来ませんでした。要するにレッドブルから見たらルノーPUよりもホンダPUは非力とジャッジされ、今年のレースで”型式遅れのフェラーリエンジンよりも遅い”という結果が出ています。悲しい現実ですがこれが現在のホンダPUの実力なんです。日本人としてホンダを応援したい気持ちはわかりますが、雇われチーム代表のコメントに一喜一憂する必要なんてありませんし、妄想と期待が見せる幻に捕らわれるよりも、現状の実力をしっかりと把握した上で頑張れとエールを送った方がずっと良いと思うんですよね。来年に期待しましょうよ!


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キミ・ライコネン、2017年もフェラーリ残留決定 [フェラーリテイスト満載のF1]

フェラーリファンには悲報、ライコネンファンには朗報

今週フェラーリはキミ・ライコネンと2017年のドライバー契約を更新したとアナウンスしました。フェラーリファンにとっては悲報であり、ライコネンファンには朗報です。当然長年のフェラーリファンの私にとっては最悪なニュースです。そして「ジュールがいたら・・・」と全世界のフェラーリファンと同じことを思ったと思います。

来季のドライバーラインナップとしては個人的には全盛期を過ぎたライコネンよりも、運と実力とお金というF1で必要な三種の神器を持ったペレスの方がまだましと思っていたので残念です。日本のファンには小林可夢偉選手がらみで嫌われているペレスですが、最近スポットで表彰台に上る等安定した成績を残せるようになりましたし、イタリアチームのフェラーリと同じラテン系のペレスを載せることによってフェラーリもビジネス面で多くのメリットが得られると思っていたので残念です(ペレスのスポンサー対応は非常に評判が良いです)。ライコネンはスポンサー受け(まじめにスポンサー活動してますよね)とファンに人気があるというポイントが残留の決め手だったのかな・・・。確かにペレスをフェラーリのドライバーにしても、南米マーケットの経済成長率は最近頭打ちの傾向があるのでそこにフェラーリの販売台数を伸ばせる可能性も低いですし(必要性の問題もありますね)、何よりペレスの持ち込むお金はソフトカレンシーで実際の貨幣価値がハードカレンシーに比べると低くなるので、財政面で苦労していないフェラーリにとっては「メキシコマネー」の魅力は効果無しと見るとペレスの選択肢はなかったのかもしれませんね。既にテルメックスはフェラーリのスポンサーの一つですし、もしあったとするならばペレスからの売り込みは相当激しかったでしょうが、ベッテルとの相性も考慮すればライコネンに軍配があがったんでしょうね。イタリア国内向けのドライバーイメージもペレスとフェラーリで2007年にワールドチャンピオンになったライコネンでは雲泥の差なので狂信的なティフォシを納得させる材料がないですね。資金力よりも肩書が勝った感じですかね。

今回のフェラーリのラインナップで、フェラーリはかつてのシューマッハ体制をもう一度再現したいのだという方針が見えてきました。絶対エースのベッテルに2ndのライコネンという形で来年も決定ですね。まずは、ふがいない成績にお冠のマルキオンネ会長が納得してくれる結果を出さないといけませんね。そしてつなぎ人事から見えることがもう一つ。2018年は多分マックスがフェラーリドライバーということ・・・。

嗚呼、ジュール・ビアンキがいてくれたら・・・(涙)


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ファイナルラップの同士討ち F1 オーストリアGP [フェラーリテイスト満載のF1]

またメルセデスが同士討ちで1,2を逃す

F1オーストリアGPが週末にレッドブル・リンクで開催されました。オーストリアと言えば、現在のF1の歴史上非常に重要な国で、レッドブルの総帥ヘルムート・マルコ博士やメルセデスの名誉職を務めるニキ・ラウダ(この二人は仲良し)やゲルハルト・ベルガーにレッドブルの地元とイギリスと同じくらいF1の長い歴史の中で常にF1を動かす側にいる国です。そんな今年のオーストリアGPを制したのはメルセデスのハミルトン、2位はレッドブルのフェルスタッペン、3位がフェラーリのライコネンの順位となりました。

今回のレースでまず言わなければならないのは、全世界のヒュルケンベルグファンの皆さま、ご愁傷さまです。心中お察し申し上げます。今年冴えない走りで苦戦していたヒュルケンベルグが波乱の予選を上手く乗り切り2位スタートとフロントローを獲って、このままレースでも表彰台間違いなしかと思ったのですが、スタートの失敗で後方に沈み、その後どんどんポジションを落し最後はリタイアとファンには苦しすぎる結末となってしまいました。才能は有れども運に見放されてしまったヒュルケンベルグ。本当にもったいないレーサーです。彼の次回の活躍に期待しましょう。

そして今回も遺恨の残るレースとなったのがメルセデス勢です。ファイナルラップで、先頭を走るロズベルグが膨らみ、後ろから仕掛けたハミルトンに激突。このアクシデントでフロントウィングを落したロズベルグはハミルトンに抜かれ4位まで順位を落とす結果となりました。またもやチームメイト同士のクラッシュに、チームの指揮官トト・ヴォルフ(この人もオーストリア人)がデスクを叩いている映像が流れましたが、怒り心頭でしょうね(汗)。毎回この二人の行動にハラハラさせられて、かつ後始末までやらされる方としては大変だと思います。こういったチームメイト同士のクラッシュでメルセデスが落としたポイントの積算がどれぐらいになるのでしょうか。

今回のフェラーリ勢ではベッテルを襲った突然のタイヤバーストに驚きました。何事もなく走っていたので突然バースト。ウォールにぶつかったベッテルに怪我がなくて本当に良かったです。昨年ピレリタイヤの安全性、いわゆる崖問題、が大きく話題になりましたが、崖すらないタイヤバーストに一瞬ぞっとするものがありました。安全第一でお願いします。そしてライコネンが久しぶりにまずまずな仕事をしました。チーム代表に「チャンピオンらしい走りと結果が必要だ」と言われ、ようやくタクシードライバーからレーサーにモードが切り替わったようです。ライコネンやマクラーレンホンダのバトンは来年の契約の話題が出ると成績が上がるドライバーなので、80年代のドライバー達みたいに1レース毎の契約にすれば常に素晴らしいパフォーマンスを見せてくれるのではないでしょうか。ピケとかセナも単レース契約だったはず。

何だか終始荒れ模様のオーストリアGpでしたが、若手の台頭もあり今シーズンのワールドチャンピオン争いも面白くなってきました。次回は何かとお騒がせな国イギリスGPです。こちらも伝統あるシルバーストンですので、楽しみにしたいと思います。


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劇的な結末のル・マンとバクー初開催のF1 [フェラーリテイスト満載のF1]

モータースポーツの歴史に残る1日

昨日の日曜日はル・マン24時間レースとF1ヨーロッパグランプリが初開催となるバクーの市街地コースを舞台に開催されました。特にル・マンではハイブリッドシステムの先駆者であるトヨタが意地の走りを見せていたのにも関わらず、23時間56分でマシンが壊れて失格処分となり、目の前にあった優勝を逃がしてしまう劇的な結末にモーターレースファンは言葉を失ったことと思います。2位から急遽1位になったポルシェチームも突如降ってきた優勝に対応しきれていない感じで、雨のセーフティーカー先導のスタートから最後のゴールまで歴史に残るレースとなりました。トヨタの関係者の皆様の心中お察し申し上げます。

F1では同日にヨーロッパGPがアゼルバイジャンの首都バクーで開催されました。シンガポールやモナコ同様完全市街地コースで、予選ではマンホール(?)の蓋が飛んだりと市街地コースに付き物のアクシデントがあったようです。そんな初開催となったバクーを制したのはメルセデスのロズベルグ。2位はフェラーリのベッテル、3位はフォースインディアのペレスとペレスが今季2度目の表彰台獲得です。

今回のF1ではトップチームの幾つかが無線通信規制による技術的アドバイスをドライバーに伝えることが出来ずに間違ったモードに入ってしまったマシンを回復するためにステアリングと格闘するという事態が発生しました。今季から始まった無線通信規制では過度なドライバーへの干渉を避ける為に設けられたものですが、今回のハミルトンの様にステアリングとの睨めっこに神経をすり減らすと事故につながる危険性が高いだけに、今後このルールのありようについてぜひ再検討をしてほしいなぁと思います。複雑化するマシンでこういった弊害は導入前から言われていたと思うのですが・・・。ドライバーがマシンの持つポテンシャルを最大限まで引き出してバトルをするからこそF1は世界最速のモータースポーツなんです。行き過ぎた規制はスポーツをダメにします。今のF1は半分ダメになりかけているので、しっかり踏みとどまって頂かないと大変なことになりそうで心配です。

レースの中身としては普通でしたね。大きなトラブルもなく(スタート直後の第一コーナーで絶対クラッシュすると思っていました)調子の良いチームは良い成績を、調子の悪いチームはそこそこの成績に収まり万事収まるべき場所に収まったかと思います。今週はル・マンの悲劇が話題を独占すること間違いなしなので、F1にスポットが当たるのまで我慢の週になりそうです。

それにしてもFIAはル・マンと初開催のF1ヨーロッパGPを同日開催するというバカみたいなスケジュールを組んで何を考えているのでしょうか。ここはFIAが調整能力を発揮して日程を別々にすべきなのは明らかだったのに信じられません!FIAのトッド会長はしっかりお仕事してください!!私、JAFのメンバーですし、皆の会費の一部がFIAの運営費になっているのですからしっかりモータースポーツの振興に役立ててくださいね!


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跳ね馬を止めたのは、カモメのカップルだった!! F1カナダGP [フェラーリテイスト満載のF1]

カモメにしてやられました・・・

F1カナダGPが週末に開催されました。高速ストレートに低速コーナーとパワーユニットに負荷がかかるレイアウトのサーキットは抜群の安定感を誇るメルセデス勢が優位と誰もが予想した通り、優勝はメルセデスのハミルトンが持っていきました。2位はフェラーリのベッテル。3位はウィリアムズのボッタスと昨年に引き続き表彰台を獲得と相性の良いコースのようです。

レースのスタート時にフロントローのメルセデス勢がクラッチの問題でのろのろスタートだった脇をすり抜けて異次元の速さでトップに立ったベッテルですが、やはり後ろから追い上げてくるメルセデスに逃げ切ることは出来ませんでした。ロズベルグが自分のミスからコースオフしたことで追撃されたのがハミルトン1台だったのは戦略をミスしたフェラーリにとってラッキーでしたね。ハミルトンはこれで2勝目。どうやら目が覚めてきたのか、本来の速さを取り戻しつつあるようです。ただし、このまま昨年同様メルセデスの独走ではちょっと面白くないので、個人的にはクラッチの問題が長引いてくれたらな、と思っています(笑)

さて、今回のレースでベッテルがコーナーでタイヤをロックさせ挙動を乱すシーンがありましたが、レース終了後コーナーに「自殺願望があるカモメのカップル」がいたことに気が付いたベッテルが動物愛護の精神から彼らにぶつけないようにブレーキを踏んだことによるものだったことが分かりました!しかも、ハミルトンのインタビューに割り込んでカモメにクレームをつけるベッテルを横目にハミルトンが「自分は動物と仲良しだから、カモメ達にそこにいてくれるように頼んだのさ!」と応酬。会場は笑いに包まれたようです。ベッテルは昨年のシンガポールGPでも乱入者の第一発見者になるなど、コースに侵入してくる物を一番に見つけることが多いです。しかも大抵160km/h位の速さで走っている時に、鳩じゃなくてカモメが2羽いたと、数まで一瞬でとらえることが出来る動体視力と認識力の高さに毎回驚かされます。フェラーリファンとしては、跳ね馬の華麗なる走をりをまさかカモメに邪魔される日が来るとは思いませんでしたが、ここは動物愛護の精神で、罪深いカモメのカップルを許してあげようと思います。今週末はいよいよ初開催となるバクーのヨーロッパGPです。シンガポールとは一味違った市街地コースに仕上がっているとのことですので楽しみにしたいと思います!


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ハミルトンが44勝目をモナコで飾る F1モナコGP [フェラーリテイスト満載のF1]

ハミルトン、今季初優勝はモナコで

代打海外出張や組合の仕事で連日忙しく、約2週間も放置状態が続いてしまったblogですがF1モナコGPで久しぶりの更新です。F1の長いシーズンの中で最も権威ある祭典、モナコGPが週末に開催されました。モナコ王室主催のレースは美しい地中海に浮かぶクルーザーを見ながら華やかな市街地を駆け抜けるテクニックがドライバーに要求される難易度の高い歴史と伝統溢れるコースです。そんなレースを制したのはメルセデスのハミルトン、2位レッドブルのリカルド、3位はペレスとなり、ハミルトンは今季初優勝と自身のカーナンバーと同じ44勝目をモナコで飾りました。

今年のモナコGPは雨によるセーフティーカー先導のスタートという珍しい幕開けとなりました。私も長くF1を見ていますが、モナコでセーフティーカー先導のスタートなんて記憶がないくらい珍しい出来事です。レースでは予選から圧倒的な速さでライバル達を離していたリカルドが独走態勢だったものの、ピットストップでタイヤが用意されていなかったというまさかのコミュニケーションエラーでタイムを大きく失い、そのまま2位を走っていたハミルトンに抜かれて2位に終わるという最悪なレースとなってしまいました。前回のスペインGPでもチームの作戦ミス(?)で優勝できず、そして今回もチーム側のミスで優勝を逃してしまいましたし、いつもビッグスマイルのリカルドもこれには怒りが収まらないようです。そして3位は1年に1回位表彰台に乗る不思議ボーイ、ペレスがアンダーカットでフェラーリのベッテルとメルセデスのロズベルグを抜いて入賞と立派な走りを見せました。なんだか気が付いたらペレスがいたって感じでした。

雨のモナコとなればレース巧者と経験値が物を言う展開になるのは当然で、実力No.1の誉れ高いマクラーレンのアロンソが非力なマシンを巧みに操り5位入賞しました。さすがですね。一方若手ドライバーはモナコの洗礼であるウォールキスからのクラッシュ、リタイアの定番コースの餌食になっていて、前回優勝して勢いに乗ったフェルスタッペンもドライビングミスでリタイア、フェルスタッペンにシートを奪われたクビアトは、無理な追い抜きでマグヌッセンを巻き込みリタイアと若手には厳しい試練となりました。特にクビアトのドライビングは明らかに普通じゃない走りで、このままだとシーズン中にチームをクビになりかねないのはないかと心配です。まだ若いのにいきなり無職じゃかわいそう・・・。レッドブルとトロロッソは今回のモナコで2018年までルノーエンジンを搭載することが決まりましたね。一部のファンはホンダエンジンを載せるべきだと騒いでいましたが、どうやらホンダエンジンはレッドブル勢の中ではルノーエンジンよりも評価が低かったようですね。

そして今回のフェラーリですが、良いところが全くありませんでした。予選から苦戦している姿は見られていましたが、本当にダメでしたね。特に連戦でミスっているライコネンが今回も単独クラッシュしていました・・・。そして今回もタイヤのせいだそうです。正直ライコネンのタイヤの言い訳は聞き飽きました・・・。コメントが書きにくい見所がないレースというのはフェラーリファンにとって苦痛です(涙)。

次回はカナダGPです。いよいよ夏のヨーロッパを少し離れてF1サーカスは北米大陸に上陸です。今回の優勝でハミルトンは目を覚ましたのか、それともロズベルグがすぐに優勝を取り戻すのか。シーズンも中盤戦に入っていくので、これからの展開がどうなっていくのか益々目が離せません!


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