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ファイナルラップの同士討ち F1 オーストリアGP [フェラーリテイスト満載のF1]

またメルセデスが同士討ちで1,2を逃す

F1オーストリアGPが週末にレッドブル・リンクで開催されました。オーストリアと言えば、現在のF1の歴史上非常に重要な国で、レッドブルの総帥ヘルムート・マルコ博士やメルセデスの名誉職を務めるニキ・ラウダ(この二人は仲良し)やゲルハルト・ベルガーにレッドブルの地元とイギリスと同じくらいF1の長い歴史の中で常にF1を動かす側にいる国です。そんな今年のオーストリアGPを制したのはメルセデスのハミルトン、2位はレッドブルのフェルスタッペン、3位がフェラーリのライコネンの順位となりました。

今回のレースでまず言わなければならないのは、全世界のヒュルケンベルグファンの皆さま、ご愁傷さまです。心中お察し申し上げます。今年冴えない走りで苦戦していたヒュルケンベルグが波乱の予選を上手く乗り切り2位スタートとフロントローを獲って、このままレースでも表彰台間違いなしかと思ったのですが、スタートの失敗で後方に沈み、その後どんどんポジションを落し最後はリタイアとファンには苦しすぎる結末となってしまいました。才能は有れども運に見放されてしまったヒュルケンベルグ。本当にもったいないレーサーです。彼の次回の活躍に期待しましょう。

そして今回も遺恨の残るレースとなったのがメルセデス勢です。ファイナルラップで、先頭を走るロズベルグが膨らみ、後ろから仕掛けたハミルトンに激突。このアクシデントでフロントウィングを落したロズベルグはハミルトンに抜かれ4位まで順位を落とす結果となりました。またもやチームメイト同士のクラッシュに、チームの指揮官トト・ヴォルフ(この人もオーストリア人)がデスクを叩いている映像が流れましたが、怒り心頭でしょうね(汗)。毎回この二人の行動にハラハラさせられて、かつ後始末までやらされる方としては大変だと思います。こういったチームメイト同士のクラッシュでメルセデスが落としたポイントの積算がどれぐらいになるのでしょうか。

今回のフェラーリ勢ではベッテルを襲った突然のタイヤバーストに驚きました。何事もなく走っていたので突然バースト。ウォールにぶつかったベッテルに怪我がなくて本当に良かったです。昨年ピレリタイヤの安全性、いわゆる崖問題、が大きく話題になりましたが、崖すらないタイヤバーストに一瞬ぞっとするものがありました。安全第一でお願いします。そしてライコネンが久しぶりにまずまずな仕事をしました。チーム代表に「チャンピオンらしい走りと結果が必要だ」と言われ、ようやくタクシードライバーからレーサーにモードが切り替わったようです。ライコネンやマクラーレンホンダのバトンは来年の契約の話題が出ると成績が上がるドライバーなので、80年代のドライバー達みたいに1レース毎の契約にすれば常に素晴らしいパフォーマンスを見せてくれるのではないでしょうか。ピケとかセナも単レース契約だったはず。

何だか終始荒れ模様のオーストリアGpでしたが、若手の台頭もあり今シーズンのワールドチャンピオン争いも面白くなってきました。次回は何かとお騒がせな国イギリスGPです。こちらも伝統あるシルバーストンですので、楽しみにしたいと思います。


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