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蕾が開かないバラ~ボーリング現象 [ガーデニング]

今年の一番花はボーリング祭り

バラを育てているロザリアンの方だったら一度は経験があると思われるボーリング。蕾が膨らみ少し花が咲きかけたところで開花が止まり、そのまま朽ち果てていくという自然現象をいいます。品種でボーリングの傾向が強い物があり、我が家のルージュ・ピエール・ドュ・ロンサールはそんなボーリングしやすい品種の一つとして有名です。そしてちょうど開花の時期を迎えたルージュ様ですが、見事に幾つかの蕾がボーリングし、花を咲かせる様子がありません(汗)。

バラ_ボーリング.JPG
青〇の中の蕾がボーリング

結構長くバラを育ててきましたが、こんなにボーリングして開花しない年は今年が初めてです。ボーリングの特徴としては、赤バラの場合、つぼみのままブルーイング(紫色へと退色していく現象)が見られます。このブルーイングは赤い花弁に共通で見られる現象で、花の終りかけに見られるものです。明らかに赤い花弁に青の色が入り、花も元気が無くなっていくので、開花している花の場合は切り取りのタイミングです。そのブルーイングが写真のボーリングしている蕾でも見られます。写真で色が上手く出ていないのですが、左の開花した花の色と比べると、ボーリングしている蕾の中央部分が青みががかっています。この写真を撮った後数日観察を続けましたが、やはりこの蕾はこれ以上開花を進めることなく終わりとなりました。

幾つかの本を読んでボーリングについて調べてみたのですが、現段階では明確な理由は不明の様です。ただ、つぼみの時期に雨に当たることが原因と書かれているものが多かったですが、我が家は実家の庭で野ざらしで育てている時にボーリングが今年ほど発生した記憶が無いので、雨に当たるとなるという説も怪しいです。バラは意外と繊細な品種が多いので、肥料の量や日光の当たり次第で成長の具合が変わってきますし、鉢植えか地植えかでも変わってきます。まだまだ謎が多いですが、心当たりとしては、今年は暖冬の影響で大分早い時期に蕾が開花したので株の体力不足を怪しんでいます。今年のルージュ様の一番花は少し残念だったので、2番花以降に期待をしたいと思います。バラを楽しむ為には花柄摘みとその後の施肥が大切。めげずにバラ様のお世話をしましょう!


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