魅力溢れる、イギリスの名探偵と名警部 [イギリスの生活]
シャーロック・ホームズだけじゃない、
イギリスで人気の名警部Morse
イギリス、推理小説、名探偵・・・と来たら、そうです、シャーロック・ホームズです!!彼は、「世界で一番有名な探偵」と言っても過言ではありませんよね。私も、小学生の時にシリーズを読んでから、すっかりその魅力に嵌ってしまっているファンの一人です。Sir.コナン・ドイルが生み出した名探偵は、天才的な頭脳だけではなく、素晴らしいバイオリニストであり、科学の知識も豊富。そんなホームズが、友人の医師・ワトソン博士と共に、事件を解決していくの物語は多くの人々を魅了してやみません。
イギリスには、ホームズ以外にも皆に愛されている名警部がいます。それがテレビドラマ「Inspector Morseー警部 モース」の主人公、モース警部。こちらも原作は小説で、1987年から2000年にイギリスのテレビチャンネル「ITV」が、それぞれのストーリーを2時間のテレビドラマにしています。今年はちょうどテレビドラマ化から20年目にあたり、それを記念してITVで連日再放送されています。私も冬休み中は、欠かさず見てました(笑)
この番組の一番の魅力は、やはりモース警部の人柄。愛車は、真っ赤なジャガーのクラシックカー。忠実な部下のルイス刑事と二人で真昼間からパブでビールを傾けつつ、事件解決の糸口を探っていく(ビールを飲むとひらめくようです)。好きなお酒は勿論イギリス紳士の証シェリー。クラシック音楽を愛し、時には事件の関係者と恋に落ちたり・・・となかなか小粋なおじ様です(笑)また、脇役も非常に個性的なキャラクターばかりで、人間模様を深く描いたストーリーとあわせて、とても素晴らしい作品に仕上がっています。舞台となっている街もロンドン郊外のオックスフォードと、
5m先が見えない!?イギリスの濃霧 [イギリスの生活]
車を運転するのも大変!!洒落にならないイギリスの濃霧
「霧のロンドン」・・・なんともミステリアスで、何かが起こりそうな、そんな響きのある言葉ですよね。もちろん「霧」が発生するのは、ロンドンだけではなく、イギリスの大部分で秋から冬にかけて頻繁に発生します。しかも、都会よりも田舎の方が発生する確率が高いこともあり、私が住んでいる北部イングランドも、今の時期は三日に一度は霧が発生します。
イギリスでは、天気予報で使われる霧の指標に「Mist」と「Fog」の二種類があり、「Mist」は日本の霧とイメージは一緒。そして「Fog」は、超濃霧!!この凄まじい「濃霧」は想像を絶します。なんせ、外に出ても5m先が見えない!!車の運転なんて、危険すぎて出来ませんし、薄ら暗い中、水分を大量に含んだ空気が気持ち悪くまとわり付いてくる感じがして、本当に不気味・・・(切り裂きJackが出そう:笑)。しかもこのFog、かなり公共の交通機関に悪影響を及ぼす、困ったちゃんでもあります(苦笑)年末も、三日連続のFog発生で、ヒースロー空港をはじめとするイギリス国内の空港が大混乱。クリスマスホリデーで混雑する時期と運悪く重なり、BBCでも連日トップニュースでFogを扱うほどでした。
上の写真は、先日Wedgwoodの工場見学に行った帰り、電車の中から撮影した「Fogが発生する瞬間」の写真です。
良いお年をお迎えください!! [イギリスの生活]
クリスマスも終わり、あっという間に今年も残りわずかです。皆さんにとって、2006年はどのような一年でしたでしょうか?私にとって、この一年は生涯忘れることが出来ない年になりました。振り返ると、良いことも悪いことも、色々な事がありすぎて、本当に「激動の一年」という言葉がぴったりの年・・・。今年の初めには、まさか、年末をイギリスで向えることになるとは、夢にも思っていませんでした(苦笑)
今、改めて振り返ってみると、辛い思いも、苦労もたくさんしましたが、決して悪い年ではなかったように思います。きっと、今年私に起きた全ての出来事は「人生の修行の一環」なんだと思えば、普通の生活では経験できないようなこともたくさんすることが出来たんだし、トータルで考えればそんなに悪くないかなぁ、と不思議と思えて来るのです。もともと、超~前向きな性格が私の唯一の長所ですし、あまり深く考えてしまうと身動きが取れなくなってしまいますしね(苦笑)しかも、かなりしぶとい性格なので、そう簡単にはヘコタレません(笑)色々と書きたいことはあるのですが、収集がつかなくなりそうな上に、話が暗くなってしまうのでやめておきます。
夜明け前の空が一番深い闇であるように、「今が私の人生の頑張り所」と自分に言い聞かせ、早く朝日が昇ることを信じて、病気にも負けず、英語にも負けず、人種差別にも負けず、来年もイギリスで頑張ろうと思います!!そして、この一年、更新が滞りがちのblog(スイマセン:涙)を読んでくださった方、暖かいコメントを残していただいた全ての方に感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。本当に一年間ありがとうございました。来年も、イギリスの劣悪なインターネット環境と全力で戦いながら頑張って更新していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
皆さん、良いお年をお迎えください!!
ホームステイ先と涙、涙のお別れです [イギリスの生活]
突然ですが、引越しをしました!!
先週の土曜日に、これまでお世話になっていたホームステイ先から、新しいお家へと引越しをしました。(最近blogの更新が滞りがちになっていたのは、試験と引越準備に追われていたからなんです!!)
3カ月間お世話になったファミリーから引っ越すときは、もう涙涙涙・・・。最後のランチをみんなで楽しんでいるときに、ファミリーからサプライズで、クリスマスプレゼントとお餞別に一人用のティーポットとカードを貰うと、それまで我慢していた涙が一度溢れ出し、もう止まらない状態に。みんなに「近くにいるんだから、そんなに泣かないの」と慰められ、化粧もドロドロ、よろよろになりながらの引越しとなりました。こんなに人は泣けるんだ、と感心してしまうくらいのボロボロの状態で、かえってみんなに心配をかけてしまう程(情けない限りです)。実際、新しいお家との距離は車で3分と、超近距離・・・。「私たちは、いつまでも貴方の家族よ。いつでも遊びにいらっしゃい」と素敵な言葉を貰って、感謝感謝のお別れになりました。
私の定番「LADY GREY」
これからは一軒家をシェアするという共同生活です。日本では、珍しいスタイルですが、イギリスではとても一般的。
イギリスのクリスマスゲーム「Secret Santa」 [イギリスの生活]
貴方のサンタクロースは、、、それは秘密です!
クリスマスまで一ヶ月を切り、イギリスもクリスマスムード一色。そんな中、学校の先生の発案により、クラスメートと先生の合計8人でイギリス流のプレゼント交換「Secret Santa-シークレット・サンタ」というゲームをすることになりました。
「シークレット・サンタ」はイギリスの伝統的なクリスマスゲームの一つで、特に学生や若い人たちの間で人気のあるゲームだそうです。方法はとても簡単。
1、ゲームに参加するメンバーの名前を書いた紙を準備する
2、小さく折りたたんだその紙を帽子の中に入れて、一人ずつ順番に選ぶ
3、各自、紙に書かれた名前の人にプレゼントを準備する
4、ゲーム当日、主催者(親)にプレゼントを預け、
その後、親から一斉にメンバー全員にプレゼントを配る。
このゲームのポイントは、親に渡すときにいかに「こっそり」と「バレないように」渡すか。親は当然、誰からのプレゼントかは知っているわけですが、それを言うことはありませんし、誰からのプレゼントかを詮索することもしてはいけません(これ重要です!)私たちの場合は、当日の朝にオフィスに各自のプレゼントを預けて、授業の後にみんなで配ることになっています。予算は最高でも£5まで。その代わり、ラッピングに凝ることが条件です。イギリスの場合、当然クリスマスは一年で一番大切なイベントであり、プレゼントの中身と同じくらいラッピングの良し悪しも重要なポイントなんだそうです(見た目も大切ということですね:笑)。
私も早速、プレゼントを購入し、頑張ってラッピングしてみました!社会人一年生の頃、デパートでの研修期間があり、そこで学んだラッピング技術を発揮です(笑)イギリスは、お店にラッピングサービスがないのでプレゼントの包装は全て自分でします。もちろん、お店にはラッピング用品コーナーがあり、特にクリスマス期間は眺めているだけで幸せな気分になれるくらい、美しいアイテムが店頭にたくさん並びます。実は、ラッピング好き(しかも、ちょっと得意)な私にとっては、まさに天国!!既に、手ぶらでお店から出てくることが出来ない魔のゾーンとなっています(反省)
ウソ!!突然、一部の日本語フォントが文字化けしてる!? [イギリスの生活]
英国流クリスマスは、「家族」が基本!! [イギリスの生活]
街もいよいよ、クリスマスの雰囲気一色です!
いよいよクリスマスまで一ヶ月ちょっととなり、私の住んでいる街も本格的なクリスマスモードになってきました。先週、街の中心に飾られているクリスマスツリーのイルミネーションの点灯式が行われ、それにあわせて街中のお店が、一斉にクリスマスデコレーションへと変わり、一気にクリスマス商戦突入です。
写真を見ていただければ分かるように、派手なイルミネーションで飾り立てて、というクリスマスはこちらではあまり見られません。Londonなどの大きな都市だと、また違ったクリスマスの雰囲気(東京のように華やかな雰囲気)だと思いますが、地方都市では、家庭的な温かい雰囲気が重視され、まさに「家族のためのクリスマス」です。
イギリスでは、家族が集まり、家で静かにクリスマスを祝って過ごすのが一般的だそうです。この時期、会社はクリスマスホリデー期間に当たり、
天気の話が大好きなのは、国民性? [イギリスの生活]
早いもので、もう11月。今年も残すところ、2ヶ月になってしまいました。イングランドも朝晩の冷え込みが本当に厳しくなり、今朝ついに最低気温が0℃を下回り、早くも氷点下の寒さに突入です。いよいよ長い冬が始まりです・・・。
かなり複雑なお天気のイギリスですが、イギリス人はお天気の話が大好きです。いつでも会話のきっかけになる一言は、空模様について。バスで隣に座ったご婦人も、スーパーのレジ係のお母さんも、タクシー待ちで後ろに並んだ青年も、会話のきっかけは全て「今日は、良い天気ね。」や「今日の天気はひどいですね。」の一言でOK。すぐに返事をしてくれて、あっという間に会話が始まります。このお天気の話が好きなのは老若男女問わずに見られる傾向で、Pubでも何度かお天気の会話で盛り上がっているところを見たことがあります。それに、なぜか嵐が大好き。日本の夕立のような激しい嵐は滅多に無く、激しい雨にちょっと雷が鳴るくらいなのですが、それが美しいそうです・・・。雷嫌いの私としては、絶対に理解できない感覚ですが(涙)
イギリスでの生活の中で、東京にいた時と比べて大きく変わった事の一つに「空を見上げる時間が格段に増えた」ことがあります。いつでも
11月5日は、Bonfire Nightです [イギリスの生活]
11月5日、イギリスでは何かが起こる・・・
Remember, remember the 5th of November,
The gunpowder treason and plot
I know of the reason why the gunpowder treason
Should ever be forgot・・・
この詩は、イギリスを震撼させた男、Guy Fawkes(ガイ・フォークス)にまつわるとても有名な詩です。彼はヒーローかテロリストか・・・。
17世紀イギリス。イングランド王ジェームズ1世(エリザベス1世から英国王位を継承、メアリー・スチュアートの子、スチュアート朝の祖)による強硬な英国国教会主義によって、過酷な弾圧を受けたカトリック教徒は、絶えかね国会議事堂を爆破し、彼を暗殺する計画を企てます。11月5日の夜、いよいよ計画を実行すべく
女心よりもころころ変わる!? イギリスのお天気事情 [イギリスの生活]
「女心は秋の空」とは、昔の人は移ろいやすい「女性の気持ち」を秋の空模様に引っ掛けて巧みに表現したものですが、イギリスのお天気事情はそんな「女心」もビックリするくらい、コロコロ変わります。お茶を入れようと席を立った時は綺麗な青空で、「なんて素敵なお天気なのかしら?」なんて、穏やかに話していたと思ったら、お茶を入れ終わった頃には雨が降ってるなんて日常茶飯事。一日のうちに雨が一度も降らなかったら、今日は一体どうしちゃったの?と疑いたくなるくらいです(苦笑)
The Independent紙の天気情報
イギリスには昔から「傘を持たずに、外に出るな」という諺があるそうですが、本当にその通り。でも、降ったり止んだりを繰り返すのも特徴ので、大きい傘を持ち歩く人よりも折りたたみの傘を好んで使っている人が多いようです。また、男女問わず最初から傘を持たずに、パーカーのフードをかぶったり、撥水加工を施したコート(トレンチコートなど)で、雨を凌いでいる人も多いです。確かにその気持ちよく分かります。だって、折りたたみの傘を開いてから、3分後には雨が止んでいたなんてことだって、あるんですよ!それに毎晩傘を乾かして、畳んでを繰り返すのも正直、面倒くさい!!いつの間にか私も小雨程度の時は雑誌か新聞を顔にかざして、トレンチコートで雨を乗り切る荒業を習得しました。ある雨の日、