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集中力アップ、バッハ「ゴルトベルク変奏曲」 [音楽]

これを聞きながら仕事をすると、仕事が捗る!

在宅で仕事をする長所は、何と言ってもオフィスと違って自分好みのBGMをかけることが出来ることではないでしょうか。仕事をするのにBGMなんて不要!という方も多いかと思いますが、私は小さな音量でクラシック音楽をかけて仕事をした方が集中力がグッとアップし、仕事も捗ります。どんな音楽が良いのかは個人差があると思いますが、BGMを流しながら仕事をするのは結構おすすめですよ(ラジオを聴いているという人も結構いますよね)。

バッハ:ゴールドベルク変奏曲(81年ステレオ録音) 私は昔からクラシックではバッハが好きで、仕事中はチェンバロのために作曲された曲(クラヴィーア曲)のピアノ演奏のCDを流しています。中でも一番気に入っている曲は「ゴルトベルク変奏曲」です。誰もが一度は聞いたことがあるレクター博士お気に入りの曲です!(Youtubeのリンク貼っておきます!)ずーっと名盤と誉れ高いグレン・グールド演奏のCDを流していたのですが、ふと他のピアニストの演奏も聞いてみたいと思い、色々ネットを漁った結果、現代のバッハ弾きで有名なサー・アンドラーシュ・シフの演奏がグールドとは違ったアプローチで面白かったので、彼のCDに決めました。最近録音し直したCDの評価がとても高いのですが、少し悩んだ結果思い切って彼のバッハのBoxセットを買いました。

J.S.Bach: Works for Keyboard[CD, Import]今回私が購入したのが、こちらのCD12枚組のもの。古い録音のBoxセットを買うよりも最新の録音の方が良いのでしょうが、お値段も良心的だったうえに、現在の最高のバッハ弾きによるバッハの演奏が、お目当ての「ゴルトベルク変奏曲」以外にも「平均律クラヴィーア」や「パルティータ」等、「イタリア協奏曲」等他の有名なバッハの鍵盤曲が全部入っているのです!全部通して聞いても12時間以上も楽しめるなんてメチャクチャお買い得です。

早速シフ版「ゴルトベルク変奏曲」を聞いてみると、軽快で明瞭なアプローチ。一音一音がクリアなので清流の様に音が流れていく感じです。バッハの曲は感情を載せた演奏はNGなので、その点でも、派手な演出は一切無く、テンポを急に変えたりしないので聞きやすいです。BGMとして聞くだけではもったいない素晴らしい演奏の録音です。買って本当に正解でした。

シフ_バッハ.JPG
中身のCDのケースは紙の簡易ケース

何故こんなに「ゴルトベルク変奏曲」が好きなのか、集中力が上がるのか自分でも分からないのですが、多分アリアから始まり、アリアに終わる様式や、変奏曲という同じテーマ(低音のソファミレ)をベースにアレンジするので、ずーっとどこかに同じテーマが聞こえていたり、カノンでクルクル音が回っていたりしているのが無意識の領域で安心感を勝手に感じているのかもしれません。大きな変奏曲なんですが、全曲リピートで何周でも、何時間でも聴いていられるのです。私の中では一つの完成された箱庭のような曲で、そこで世界が成立している感じです。何だろう、この絶対的な安心感。。。はぁ(*´Д`) 

休みの日にじっくりと聞くと、バッハって天才で凄く職人気質の方だったのかなぁ等と考えてしまいます。生前無名だった彼の音楽、特にこの「ゴルトベルク変奏曲」は前述のグールドが自身のデビュー作として取り上げるまでほとんど光を浴びる機会はなかったと言われています。そんな曲をレコード会社の反対(当然ですよね~)を振り切ってリリースし、バカ売れしたことで曲も一気に有名になったというもの。二人の天才が時代を超えて出会い、協業した結果、世界中で曲が広く愛されるものになるという奇跡。凄いですよね~。そんな事を考えていると、きっと名曲でも演奏家の目に留まらずに、今でも音楽の海で沈んでいる曲も沢山あるのだろうと思います。いつかグールドのような天才によって見出され、世に出てくることを楽しみに待つのも悪くないというものです。天才たちに感謝を!

J.S.Bach: Works for Keyboard[CD, Import]

J.S.Bach: Works for Keyboard[CD, Import]

  • 出版社/メーカー: Eloquence
  • 発売日: 2012/07/31
  • メディア: CD

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