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富士修験道の聖地「村山浅間神社」 [山中湖&富士山ドライブ旅行_2018]

篤い信仰の名残を感じさせます

前回に引き続き「村山浅間神社」をご紹介いたします。今回は修験道の中心地として栄えた歴史を感じて頂ければと思います。と、その前に、ちょうど私が訪問した時につつじの花が満開を迎え地元の新聞に掲載される程美しく咲き誇っていました。つつじというと小さく刈り込まれた低い街路樹のイメージが強いと思いますが、実は立派な木なんです。成長するとこんなに素晴らしい艶姿を見せてくれるんですよ!

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立派なつつじの木です

そんなつつじの木の横にあるのが、修験道で重要とされた水垢離場です。当然ですが今は使われていないので、水垢離場の遺構になります。かつては修行の前にここで身を清めていました。当時の模様は色々な文献に残っているそうです。

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富士山の湧水で身を清める場でした

そしてその奥にあるのが、護摩壇です。ここでバンバン護摩を焚いて修行の安全や成就を祈願したのでしょうか。奥にはひっそりと不動明王様が安置されています。

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小さな護摩壇が残されています

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初代駐日英国公使の富士登山記念碑

外国人として初めて富士山に挑んだのが初代駐日英国大使のラザフォード・オールコック卿です。彼が富士登山の入り口として選んだのもこの地だったんですね。記念碑によりますと、総勢8名の英国人が村山の地元の人を案内に1860年に富士登山に挑んだそうです。まだ江戸時代です!!

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大日堂

かつてはこの修験道の中心的存在だった大日堂ですが、明治以降はその座を追われ、現在では神社の敷地内に立て直され、中に散逸を免れた仏像を無料で安置・公開しています。是非靴を脱いで中まで入ってみて下さい。展示されているそれぞれの仏像に丁寧な説明が書かれています。

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土日限定で開かれる社務所

「村山浅間神社」の社務所は土日限定で開き、社務所が開いている時だけ御朱印がいただけます。皆さん地元の方が有志で対応しているらしく、社務所では地元で採れた野菜なども売っていました。御朱印を頂く間に色々なお話をお聞きすることが出来たのですが、地元の人々に大切にされてきた神社なんだなと改めて感じます。

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御朱印頂きました!

修験道の聖地ということだけあり、なんとなく普通の御朱印とは違った雰囲気が(気のせい?:笑)

さて、次はこの村山浅間神社から更に山を昇って、より神秘的な世界遺産の地へ向かいたいと思います。神社だけど本殿も拝殿もない、凄く不思議な神社ですよ。お楽しみに!

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