世界遺産の構成資産「村山浅間神社」 [山中湖&富士山ドライブ旅行_2018]
桜だけじゃない!美しいつつじが満開の浅間神社
富士山本宮浅間大社を後にして次に向かったのは世界遺産構成資産の一つ「村山浅間神社」です。今では大きな道路が出来ているので本宮浅間大社から車で15分も走るとあっという間に到着です。
実に控えめな門構えですが、中は結構充実しています
「村山浅間神社」というだけあり、本当に山郷の中にある神社で、普通に車で走っていたら気が付かずに通り過ぎてしまうような、世界遺産とはかけ離れた雰囲気の神社です。
鳥居のすぐ脇にはお決まりの世界遺産認定碑があります
数段の階段を昇ると、花の盛りを過ぎた桜が出迎えてくれました。街中はすっかり葉桜でしたが、こちらは大分富士宮の街から山を昇ってくるので標高差があり、まだ花が少し残っていました。なんてラッキーなんでしょうか。
散り際の桜もまた美しいです
手水舎が桜に囲まれて、風が吹くたびに花弁が舞います
手水舎の脇の階段を上がるとすぐに小さな社殿があります。
老朽化の為一部コンクリートで修復済みの社殿
老朽化の為一部コンクリートで修復済みの社殿
この「村山浅間神社」はかつて富士修行の中心地となった場所で、富士登山者が多く集まり大変栄えたそうです。今ではひっそりとした雰囲気の神社ですが、かつての繁栄の名残を至ところで見ることが出来るので、それは次の回でご紹介しようと思います。
同じ敷地内には富士修験の祖ともいわれる末代上人を祀るお堂があります。
大棟梁権現社
大棟梁権現社
村山浅間神社の中にある山を少し上ったところにあります。杉林の中にあるので、落ち葉でかなり足元が滑るのと、下の写真の様な急こう配を歩くので足腰に自信がある人だけ上ってみてください。神社に参拝に来たのに転んで怪我をした、なんて事態は避けたいですよね。
若干険しい道のりなので滑り止めの靴が必須です
この「村山浅間神社」は明治までお寺と神社が融合した修験道の拠点だったのですが、明治の初めに神仏を無理やり分けてしまった影響をもろに受けてしまい、同じ敷地内にお堂と神社が両方存在する複雑な姿になりました。次回は明治以前に富士山の修験道の中心地として敷地内に残る遺構をご紹介します!
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