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道の駅「富士吉田」と文学の森で三島作品に浸る [山中湖&富士山ドライブ旅行_2018]

ここに来たかったんです!「三島由紀夫記念文学館」

新屋山神社でしっかりと金運アップを祈願したあとは、すぐ近くにある道の駅「富士吉田」に向かいます。この道の駅は富士吉田の幹線道路138号線沿いにあるかなり大きな道の駅です。

道の駅富士吉田.JPG
写真はお土産を売っている販売所

左手には富士吉田や富士山の街の観光情報を扱う観光案内所があります。今回は次の目的地に急ぐ必要があったので、ゆっくりと観て周ることが出来なかったのですが、この道の駅には富士吉田の名物「吉田のうどん」を食べることが出来る軽食コーナーや、富士山麓の名水を持ち帰ることが出来る水汲み場もあります。そしてなんといってもマニアには堪らないのが「富士山レーダードーム館」です。富士山頂で35年間観測地として活躍してきたレーダードームをここに移設しました。そしてアウトドアブランド「モンベル」の大型直営店「モンベルストア」があります!ここでもお土産を購入です。本当は桔梗屋の信玄餅を買いたかったのですが、賞味期限が短いので泣く泣く諦めました。

すっかり日も傾いてきているので、先を急ぎます。次の目的地は今回の旅の切っ掛けになった文学の森公園にある「三島由紀夫文学館」です。大の三島由紀夫ファンの私にとってはいつか行かなければならない場所(聖地)としてずっとマークしていた場所です!!

文学の森 (1).JPG
山中湖湖畔の森の中にあります

この文学の森には二つの文学館があります。一つは前述の「三島由紀夫文学館」で、もう一つは「徳富蘇峰館」です。

広い駐車場に車を停めて(止まっている車は全部県外ナンバー)、「三島由紀夫文学館」に向かって進みます。

文学の森 (2).JPG
三島の作品を原作にした映画の特別展をやっていました

文学の森 (3).JPG
分岐で案内に沿って歩いていきます。

文学の森 (4).JPG
遂に到着です。日陰はまだ雪が沢山残っています。

山中湖(山梨県)と三島由紀夫の繋がりがいまいち分からないのですが、この場所で三島由紀夫の作品の歴史と人生を学ぶことが出来ます。特に入ってすぐ壁いっぱいに飾られた三島の作品展示はインパクト大でした。

この文学館では平岡公威(ひらおかきみたけ)として生まれた男の子が華族出身の祖母の影響で日本の文化に触れ、病弱故にに10代の頃から作品を書き始めるようになります。小学生の頃に書かれた作文やメモ等があり、当時から天才的な文章の才能を持っていたことが展示されている作品から十分に感じさせます。その後三島の才能を見出し後の師匠となる国文学の先生と出会い、三島由紀夫として文壇にデビューし、あっという間にスター作家への道を駆け上がり、小説、戯曲、映画、舞台等幅広く活躍し、そして誰もが驚く自決という最期を迎えるまでの華々しい活躍の軌跡を見ることが出来ます。

数ある展示の中でも特に目を引くのが、三島由紀夫の仕事部屋の再現ブースです。その他にも代表作を一つ一つ取り上げて丁寧に解説するビデオ上映等見所も沢山あります。創作ノートは特に興味深かったです。三島作品の魅力といえば、その完璧な構成であり様式美です。作品の最後の一文字まで完全にコントロール下に置く作家の創作ノートはどんな物が書かれているのか興味が湧きますよね。

始終感心しながら三島作品の素晴らしさに感動を覚えて文学館を後にし、お隣にある徳富蘇峰館に向かいます。こちらはジャーナリストとして活躍し、山中湖を愛した徳富蘇峰の生涯を数多くの遺品と展示しています。三島由紀夫文学館と共通のチケットで入ることが出来るので、是非こちらにも足を伸ばしてほしいですね。

三島由紀夫の世界に浸って幸せな気分になるともう日も暮れる手前の時刻に。寒さもかなり厳しいので温泉を堪能すべく今夜の宿に向かいます。

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