SSブログ

ハードカバーの本の表紙と裏表紙がベタベタに!? [本]

大切な本のカバーがベタベタ&色落ち!!

最近部屋の片づけと合わせて断捨離で一気に持ち物の処分を進めているのですが、その途中で本の表紙と裏表紙がベタベタになっていて、しかもカバーの色が色落ちしている物を発見してしまいました。もう本当に落ち込みます。

本色落ち (2).png
現在無水エタノールで軽くふき取り、乾燥中ですが効果のほどは・・・

世界名言集今回被害にあった本は、岩波文庫から出版されている「世界名言集」という本で、歴史上の偉人達の名言がコンパクトにまとめられている便利な本です。写真でも分かる通り、お気に入りの名言には付箋を挟んでいる程の愛読書なんですが、この1年手に取る機会が確かになかった様に思います。見て分かるように装丁も深い赤に金の文様が入るデザインでシンプルながらも高級を感じられるなかなか凝ったものなんです。素敵な本だけにショックも倍増・・・。ガックリ。更に死人に鞭打つかの様に、隣に置いておいた本に色移りしていることが発覚!!ヒィィィィィーーーーー!!!!!!!!!!!

本色落ち (1).png 
残酷な現実です・・・

色移りされた方の本はビニールコーティングされた本だったので、すぐに無水エタノールで拭いたところ綺麗になりましたが、これがコーティングなしの紙だったら色を除去することは不可能だったので考えるだけでもぞっとします。 

多分カバーを持った際に表紙に残った手の汗や皮脂が何らかの化学反応を起こしてベタベタしたものだと思いますが(普通の経年劣化はちょっと考え難いかな?)、その過程が分からない限り打つ手がありません。カバーからは石油系塗料独特の嫌な匂いがします。ネットで簡単に調べてみたところ神奈川大学の図書館で同じ現象が出ているという報告を見つけられたものの解決策などは掲載されていませんでした。現象としてはこちらと同じで、私の持っている本も報告にある”出版年は2000年近辺に集中していることが分かる”の通り、2002年の出版です。ぜひ対処方法が掲載されることに期待したいと思います。

我が家はかなりの本を所有していますが、こんな症状は見たことがありません。家族に確認してもこんな誰も見たことがないということで絶句状態。ずっと陽の光が届かない本棚で保管していたのに、どうしてこんなことになってしまったのでしょうか(涙)。幸いにも同じ棚に入っていた他の本は、ハードカバーも単行本も全く問題ありませんでした。となると多分個体の問題になるので出版元にコンタクトをとった方が良いのでしょうか。同じ時期に重版された本が同じ症状が出ている可能性も否定できませんよね・・・。買い直しても良いのですが、ちょっと調べてみたいと思います。ちなみに本の中身には問題はなかったのが本当に不幸中の幸いです。

世界名言集

世界名言集

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2002/05/20
  • メディア: 単行本

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0