SSブログ

葛根湯は体に合いません!! 風邪の引きはじめ  [つれづれ日記]

麻黄附子細辛湯が私には最高に効きます!!

寒暖の差が大きかった先週、仕事の忙しさと体調管理に失敗しどうやら風邪をひいてしまったようです。悪寒に頭痛と鼻水だけなので風邪の引きはじめですが、ここから症状を進行させないのが大切ということで早速「風邪の引きはじめ」用の愛用の漢方薬、ツムラの127番「麻黄附子細辛湯(マオウブシサイシントウ)」を引っ張り出して昨日1日寝たところ、一日で寒気がとれて大分復活してきました。やっぱり私にはこの漢方薬がよく利きます!!

風邪の引きはじめには良く葛根湯(ツムラの場合は1番)が処方されますが、私の身体(漢方でいうところの証)にはまったく合わず、胃がおかしくなり吐きます。体力と水分を失い体調は余計悪化するという凄い相性の悪い薬です。最近の漢方薬かぶれの経験の少ない医者はすぐに葛根湯を処方しますがこれは危険です。特に冷え症もちの女性は葛根湯の服用には注意が必要だそうです。体質に合う人は問題ありませんが(日本人の場合8割は葛根湯でOKらしいです)、私の様な葛根湯を受け付けないマイノリティには葛根湯は薬ではなく完全な毒です。逆に生薬の「麻黄」は胃に重く飲むと吐き気を催すという人が多くいる生薬でもあり、麻黄が入った漢方薬を処方するかどうかの見極めは漢方を深く勉強している先生でも結構難しいそうです。漢方薬の世界は非常に奥が深いですね~。

麻黄系でも同じツムラの27番「麻黄湯(マオウトウ)」は飲んだ瞬間に体に火がついてぽっぽと温まりますが、薬の効果が切れた瞬間に一気に体力がドカンと落ちる反動が大きくあまり好きではありません。その一方「麻黄附子細辛湯(マオウブシサイシントウ)」はとろ火で長時間穏やかに体が温まる感じで効果が切れた後も穏やかなのがグッド。2つの漢方薬は同じ生薬の麻黄が中心ながらも微妙に違いがあるらしく、お医者様曰く私の身体には「附子(ブシ)」の効果が大きな効果を及ぼしているそうです。ちなみに「附子」とはトリカブトのことで、トリカブトから毒素を抜いて生薬にしたものを漢方の世界では使っているそうです。「附子」は長期間の服用と体質が合わない人が服用すると附子中毒になるそうなので要注意です。さすがに「附子」の正体を初めて聞かされた時は私もビックリしました(笑)。

今日は綺麗な晴れで庭仕事に勤しみたいところですが、今週も仕事が忙しくなるので今日も一日ゆっくり養生して元気を取り戻したいと思います。皆さんも風邪には十分に気を付けてくださいね。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0