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寝釈迦仏とタイマッサージの総本山、ワット・ポーで驚きの連続 [行ってみタイ!バンコク旅行_2015]

お、おっきい!!キラキラの寝釈迦仏

「暁の寺」こと「ワット・アルン」を見学した後、チャオプラヤ川を渡って戻ってくると、バスはその足でバンコク最古のお寺「ワット・ポー」に向かいます。「ワット・ポー」は世界でも有名なお寺の一つです。その有名な理由が

有名な黄金の巨大寝釈迦仏です!!

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いきなりご登場頂きました。そして私のコンデジでは上半身すら入りません(汗)

その大きさ、言葉に出来ません。とにかく大きいです!!そしてもう一つの理由が、このお寺が芸術、医学などの学問所であり、今でもその道を志す人が多く学んでいる学び舎でもあります。分かり易く説明すると、タイ古式マッサージの総本山です。では早速この超巨大寝釈迦仏があるお堂からご紹介していきたいと思います。

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チケットを買ってお寺の敷地に入ると、寝釈迦仏の御堂の隣に祭壇があり、そこでは多くの熱心な信者さんが祈りをささげています。その姿は真剣そのもの。タイの人々の信心深さを改めて感じるワンシーンです。

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御堂に入って最初に見るお姿がこの角度からです。あまりの大きさと存在感に驚きました!!

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柱の間から失礼して。

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頭から足に向かって歩いていく途中には祭壇が設けられており、そこで祈る人々の姿があります。

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全長46mの立派なお姿は、流石に長い!!50m走と同じ距離のお身体です。

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足元も綺麗に造られています。

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長さ5m、幅1.5mの足の裏です。この足裏の模様は螺鈿細工で、煩悩と同じ108つの絵が描かれていて、バラモン教の宇宙の教義を描いているそうです。そして見る人々を幸せにするご利益があるそうです。ありがたや、ありがたや。

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どれも見事な装飾です。ため息が出る精巧さです。

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108つのデザインが全て違っていてとても美しいです。

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折角なので後ろからのアングルも頂きます。

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寝釈迦物の後ろには功徳を積むためのお賽銭のコーナー(サタン硬貨受取台)があります。

この御堂の中には108つの鉢が壁面に一列で置かれていて、そこに専用のサタン硬貨を入れることによって煩悩を捨てていくというものがあります。お賽銭はお寺への寄進となり、仏像をはじめとするお寺の維持管理費にあてられます。確か20バーツぐらいだったような記憶がありますが、定価はなく気持ちで大丈夫です。

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壁面にボールが置かれていて、コインを一つ一つ入れて進みます。

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けっこう入ってますが、もちろん強制ではないのでご安心ください。

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日本人はほぼ100%がここで功徳を積むようです。

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御堂を出る前に後ろ姿と枕を一緒にパチリ。枕の細工も素晴らしいと思いませんか!!??

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外に出るとどんより曇り空。今にも雨が降り出しそう。でも蒸し暑い!!

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御堂の中は熱気が凄いので、外気が気持ちいい。

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ワット・アルンと同じ様式の仏塔がワット・ポーにもあります。

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こちらの仏塔も陶器の破片で装飾が施されています。

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信者から寄進された仏像が並ぶ回廊が幾重にもあります。

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回廊に並ぶ全ての仏像の数は膨大で圧巻。多くの人々の信仰心の現れです。

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仏像にはそれぞれ決まったポーズがあり、それぞれに意味があるそうです。

圧巻の仏像群を見ながら進んでいくと、今度は学問のゾーンに来ます。「ワット・ポー」を今の姿にしたラーマ3世は、文字が読めない人でもお寺を訪れた全ての人が理解できるようにと、各分野の知識を大きな壁画として公開しました。下の写真は”人体におけるツボ”の場所を示したものになります。

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分かり易く、かつ大きな壁画です。

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こちらは文学の壁画かな?でもツボの説明があるから医学かな?

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ヨガの開祖、仙人ルーシィ。

仙人ルーシィが薬草に囲まれて色々なポーズでいます。ヨガのポーズを言葉で説明するのは無理なので、こうやって分かり易くポーズをとった石像を置くことでヨガのポーズを教えているんですね。ちょっとコミカルです。ここに限らずワット・ポーの中に植えられている植物は全て薬草で、それらには効能が分かる様に全部小さなプレートが付いています。それではいよいよ「ワット・ポー」のご本尊にお参りに行きましょう。

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御本殿を真正面から。

「ワット・ポー」に限らず、神聖な場所として考えられているお寺に入る時は服装チェックがあります。この御本堂もしかり。ですので参詣する時は半袖短パン、ビーチサンダル等の軽装ではなく肌を隠した慎ましい服装で行きましょう。入口で靴を脱いで、心を静めてから御本堂に入ると黄金に輝くご本尊がいらっしゃいました!!

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御本尊。こちらも金ピカ!!

この仏様の台座には「ワット・ポー」の創設者であるラーマ1世のお骨が収めされています。この偉大な文化の素地を作った偉大な王の御前となるせいか、本堂の中は静寂に包まれていて、穏やかにして荘厳な空気が流れています。壁画は釈迦の生涯を描いたものになっていて、ここを訪れる人が釈迦の偉業が分かる様になっています。私も熱心な信者さんの間でツアーガイドさんにタイ流の参拝の仕方を習い、両手両足、額を地面に付けて参拝します。

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穏やかなお顔です。

日本で見る仏像とは大分違いますね。この「ワット・ポー」はバンコクを象徴する3大寺院の1つです。時間の都合で医学を学ぶ学生さん達が施術をしてくれる「タイ古式マッサージ」やいくつかの仏堂や回廊に行くことが出来ませんでしたが、次回「ワット・ポー」に来た時は仏像のコレクションの見物とマッサージを是非受けてみたいと思います。

国民の幸せを願う王様が広く知識を解放した学府であり寺院である「ワット・ポー」。多くの仏像が信者から寄進され、長い時を経ても多くの人の篤い信仰を集める素晴らしいお寺です。半日のバスツアーだと駆け足でゆっくりと見ることは出来ませんが、バンコク観光では欠かせない観光スポットなので是非行ってみてくださいね。


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