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想像を超える世界がここに!! 「ワット・プラケオ」 [行ってみタイ!バンコク旅行_2015]

煌びやかな世界に、クラクラです~

タイ、バンコク観光のハイライトともいえる場所をご紹介したいと思います。タイのを守護する仏像・エメラルド仏を祀る「ワット・プラケオ」と「王宮」です。「ワット・プラケオ」は王宮の中の寺院で「エメラルド寺院」の名でも有名です。王宮の中にあることからも分かる通り、この「ワット・プラケオ」は王室のお寺であり、タイ国を守護するタイで一番地位と格式が高いお寺になります。

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全て真っ白い城壁で囲まれています。これだけでも威厳を感じます。

「ワット・プラケオ」の周りは世界中から集まった観光客でごった返していて、歩くのも一苦労なほど。ツアーガイドさんの後姿を見失わない様に必死に歩きながら何とか門に辿りつくと、何故か突然通行禁止に。守衛の軍人さんに促されて道の端で立って待っていると、奥から何やら人が・・・。

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音楽と共に白い軍服を着た一群が見えてきました。

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壮麗な軍人さんの行進に遭遇しました!!

ラッキーなことに1日数回ある軍人さんの行進に遭遇しました。太鼓の音に合わせて暑い中一糸乱れぬ歩調で歩く姿は王宮に相応しい威厳に満ちた光景でした。ベストポジションにいたので、バッチリ良い写真が撮影出来ました。ラッキーです。そのまま服装チェックを通過し、いざ「ワット・プラケオ」の入り口に到着すると、そこは

人、ヒト、ひと、人の海状態!!

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長蛇の列です。入場するだけで待ち時間が10分以上かかりました。

壮絶なおしくらまんじゅう状態のゲートで日本語のパンフレットを貰って何とか中に入場すると、そこはため息が出る程美しい建物が目の前に現れます。 そして当然そこは人の海、海、海(汗)。

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奥が本堂。す、凄い建物だ!!キラキラしてるし、あまりの混雑に人酔いしそう・・・。

すりが頻発している為、自分の持ち物に気を付けながら一生懸命ガイドさんの後を追いかけて何とか回廊まで抜けるとそこには綺麗で繊細な壁画の世界が広がっています。

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「ラーマキエン」の物語のワンシーンのようです。

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「ワット・ポー」の壁画よりもはるかに繊細で芸術性が高いですね。

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「ワット・ポー」でも本堂を守っていたヤックがここでも建物を守護しています。

もうここからカメラで撮影をしながら歩くのはギブアップ。あまりの人の多さと素晴らしい建築物を前にため息の嵐です。小雨が降り出してきたため安全第一で、人ごみをかき分け何とかカメラを構えることが出来た時にだけ写真を撮ることにしました。本当は美しい寺院の綺麗な写真を沢山載せたかったのですが、それが出来ず残念無念です。あまり良い写真はありませんが、何とか「ワット・プラケオ」の素晴らしさが伝わると良いのですが・・・。

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右奥:プラサート・プラテープ・ピードン、左手前:プラ・モンドップ

「プラサート・プラテープ・ピードン」はラマ1世から8世までの歴代の象が置かれ、別名「ロイヤル・パンテオン」と呼ばれています。「ワット・アルン」で見たヒンズー教の尖塔(クメール様式)がここでも見られますね。面白い共通点です。「プラ・モンドップ」はこの寺院の中でも初期の頃に造られたもので、中にはラマ1世の貴重な「金の法典」が収められています。もちろんこの貴重な宝を守護する為に、建物の入り口には黄金のヤックとナークが立って悪しきものから大切な法典を護っています。写真に小さく写っているのが分かりますか?

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左:プラ・シー・ラタナ・チェディ

この存在感抜群の黄金の仏塔「プラ・シー・ラタナ・チェディ」はスリランカ様式のもので、他の建物とは建築様式が違います。仏塔の中には仏舎利(お釈迦様のお骨)が収められています。丸く空いた入口の壁面は黄金のレリーフが飾られていて、どれも眩しい程です。

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手前:「アンコールワット」のミニチュア、左手前:ウィハーン・ヨート
奥:ホーモン・ティエン・ダム

「アンコールワット」の模型がタイにあることを少し意外に感じる方も多いと思いますが、ここは高校の世界史の授業を少し思い出してみるとその理由が簡単に分かります。現在のカンボジアを含めたタイは19世紀はシャムの国と呼ばれていて、カンボジア(当時はクメール国)で時の王ラマ4世が目にした「アンコールワット」に感銘を受けて、完璧な縮尺と当時の最高峰の技術を使って「ワンコールワット」の模型を作らせたそうです。もちろん国民にこの素晴らしい寺院を見せてあげたいという優しい気持ちからです。「ウィハーン・ヨート」は同じくラマ4世の創建で、重要な仏像が数多く安置されています。中には銀の王冠を身に着けた釈迦仏もあるそうです。建物の尖塔の部分はやはり陶器を砕いて装飾を施した「ワット・ポー」と同じスタイルになっています。そして一際煌びやかな「ホーモン・ティエン・ダム」は、仏教の経典の図書館です。もちろん王家専用です。写真では屋根しか見えませんが白亜の柱が何重にも重なる美しい建物で、タイ独自のカラフルな切妻屋根と真っ白な壁のコントラストの美しさに圧倒されます。

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「プラサート・プラテープ・ピードン」の周りには4つの小さな仏塔があります。

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台座にはタイらしく、象さんがいます!!黒いけど可愛い♪

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プラ・スワナ・チェディ

「プラ・スワナ・チェディ」は2基で1対の仏塔です。台座の部分には先ほども登場したヤックとモックが交互に塔を支える彫刻が施されていて、写真に写っている人達の様に、皆ヤックとモックと同じポーズを決めて写真を撮っていました(笑)。傍から見ていると、凄く楽しそうです。

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キンリーかな、それともギンナリーかしら??蓮の花を手に持っています。

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本堂の壁面。

本堂前は凄まじい人だかりで人の流れに押されるように進んでいきます。そして本堂の壁面で太陽の光を反射し燦然と輝いているのはガラスを細かく砕いて貼り付けたモザイクと金箔。とにかく存在自体が豪華で圧倒されます。御本堂は当然タイで一番神聖な場所になるので、ご本尊であるエメラルド仏と本堂内部の撮影は禁じられています。このご本尊は幅48cm、高さ66cmとそんなに大きくありませんが、荘厳な黄金の台座に座りエメラルド色のお肌を持ったその姿はこれまで見てきた仏像とは次元が違いました。なお、このエメラルド仏は翡翠で出来ているのですが、その由来や誰が作ったものか、どのような作りになっているかは一切謎に包まれています。1年に3回季節に合わせてお召し替えをされますが、そのお召し替えは国王御自らが行うという神聖な儀式です。最近現国王のプミポン国王の体調があまり良くなく、お召し替えは国王代理の皇太子様がなさっているそうです。

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本堂入口

ここまで来るともう立ち止まるか押し流されるかの状態で、外側から回って本堂入口に向かっていきます。一緒のバスツアーに乗っていたご高齢のメンバーはこの人ごみで本堂に入るのは危険と判断して外で待っていた程です。とにかく私も流されるままに御本堂に入り、ご本尊のその圧倒的な神々しさに祈りを捧げて押し流されるように本堂から出てきました。もちろん本堂から出てきた時は汗だくです。

今回ご紹介出来なかった美しい建造物が他にもいくつかありますが、凄い人ごみでガイドさんがこれ以上の滞在は無理と判断し退散することになりました。驚異の「ワットプラケオ」という言葉がビックリの煌びやかな世界を堪能した後は、黄金の世界の余韻にクラクラしながら王宮へと足の向けたいと思います。


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