灼熱の香港、飛行場からホテルへ移動

飛行場からの移動は便利なエアポートエクスプレスで

フレンドリーなキャセイ・パシフィックのフライトアテンダントさん達に別れを告げて降り立った香港は、機内のアナウンスでキャプテンが言っていた通り外気温35℃。湿気も結構あり、初秋の涼しさに慣れていた体も一気に真夏モードに切り替えです。あの、もわ～っとした独特のアジアの夏が香港で歓迎してくれました。

香港国際飛行場はとにかく広く、アジアのハブ空港として世界屈指の飛行場です。私も仕事柄、貨物便でフライトをアレンジする時はこの飛行場を使うこともあるので、実際に自分が香港国際空港に着いた時は「ここかぁ～」と感慨深いものがありました。飛行機が到着したゲートがサテライトだったこともあり、自動運転の電車に乗ってイミグレーションを目指します。

飛行場はとても分かり易い造りになっていて、サインボードも目立ち観光客も迷うことなくイミグレーションに到着できるユーザーフレンドリーな飛行場です。私もこれまで色々な飛行場を利用してきましたが、香港国際空港はハード・ソフト両面で世界屈指の空港だと思います。

どこも広くてとても綺麗に掃除されています。働いている人も親切です。

ゲートからイミグレーションまで大体10分くらいでしょうか。空いている時間帯だったのでイミグレーション待ちの列もほとんどなく、Visitorのグリーンのランプが点灯しているイミグレーションデスクに向かいます。

ここでちょっと前知識を。香港の入国の際にはパスポートにスタンプが押されることはなく、2枚つづりの入国申請書（通常機内で書きます）を提出します。すると、係員はパスポートチェックをして一枚を回収、残りの一枚と一枚の小さな紙をくれます。この2枚は絶対なくしてはいけません。2枚つづりの控えは香港の出国の際に回収されるので大切に取っておきます。そしてレシートの様な紙は入国ビザです。こちらは回収されることはありませんが、香港に行ってきたという証明書のようなものなので、処分は日本に帰国後にしましょう（記念にとっておきたい人はパスポートに貼り付けると良いかもしれませんね）。

荷物を受け取って出口に向かうと小さなカウンターが左手にあります。ここは空港と主要駅を結ぶエアポートエクスプレスの有人発券所です。もちろんホームの券売機で切符を買うことも出来ますが、ちょうど反対側に両替所もあるので、ここで二手に分かれて私は九龍（カオルーン）駅までの切符を購入し、母は両替です。

 
窓口のおじいちゃんの完璧なブリティッシュイングリッシュに香港の歴史を感じます。

私の前に並んでいた人達がまごついていたせいでチケットを買うのに少し時間がかかってしまいましたが、両替を終えた母が目の前にあった観光案内所から日本語のパンフレットを貰って待っていてくれていました。

下のパンフレットは係員さんに声をかけて貰うタイプなので、勇気をもって声をかけましょう。

両替を終了し、エアポートエクスプレスのチケットも購入完了。パンフレットも貰ったらいざホテルがある九龍に向けて出発です。到着ロビーはお迎えの人がボードを抱えて黒山の人だかりですが、この中をするすると抜けて吹き抜けから暑い日差しが差し込む通路をエアポートエクスプレスの案内に向かって進むと5分もせずにすぐにホームに到着です。

掃除が行き届いていてとても清潔です。

ホームの写真で右手がホームになります。

エアポートエクスプレスは大体10分間隔で運行されていて、待ち時間も気になりません。周りを見渡すと、東洋人、東南アジア人にインド人、西洋人など国際色豊かな香港を感じることが出来ます。ホームで待つこと3分で列車が到着。すぐに乗り込んでラゲッジを置いて空いている席に座って出発です。

とても快適なエアポートエクスプレスの中

アナウンスは当然マンダリン、カントニー、英語3種類で流れ、シートのヘッドレストにスピーカーが内蔵されていて、トンネルの中を通過中もしっかりとアナウンスの声が聞き取れる仕組みになっています。目指す九龍駅は飛行場から2つ目の駅で、所要時間は約20分。明るい日差しと超高層ビル（工事中含む）を車窓から眺めているとあっという間に九龍駅に到着です。今回の旅行で宿泊するホテルは九龍駅直結の「The Ritz-Carlton Hong Kong（リッツ・カールトン・香港」です。九龍駅直結のホテルなので、駅で電車から降りたら巨大ショッピングモール「Elements（エレメンツ）」の中を通り抜けてホテルに向かいます。