界 出雲さんの館内と朝食

和風旅館の醍醐味を堪能しました

前回に引き続き星のリゾートが運営する旅館「界　出雲」の館内と朝ごはんをご紹介します。星のリゾートが手がける「界」シリーズは日本独自の旅館にこだわり、その地域が持つ食文化や食材をふんだんに使いゲストをもてなしてくれます。まさに純和風「ザ・旅館」ですね。

下の写真は旅館の入り口からお部屋がある棟へと行く際に渡る太鼓橋です。改修を進めながらリノベーションをしているのか、結構床に段差があり歩きにくいところもありますが、全体的に窓から見える景観を楽しみながらのんびりと時間を贅沢に過ごせる空間が広がっています。

奥には茶室も

竹林の予定

新しく植えられた竹。5年もすれば綺麗な竹林になった美しい姿が見れそうですね。写真の奥に見える場所が食堂になっています。こちらの旅館では食事は部屋食ではなく、食堂でいただくスタイルになっています。

館内は廊下がとても広く壁には地域の祭りの様子や人々のモノクロ写真がかかっていたり、時々和風の中に遊び心が効いた装飾が施されています。 窓が大きく、景色を眺める楽しさもまたひとしおというものです（雨でしたけど・・・）。

廊下の中まで暖かく、浴衣で歩くだけでも疲れが取れるゆったりした空気が流れています。

お部屋の入り口には花が飾られていて、自分の部屋を見つける際にどの花が飾られているかも目印になりますね。

大浴場から出てすぐにあるリラクゼーションコーナー。ここではレモン水とアイスクリームがいただけます。温泉で長湯を楽しんだ後の水分補給で皆さんレモン水を飲んでいます。私もお風呂上りに何度もお世話になりました。レモンが効いてます!!この他にも共有スペースとして小さなラウンジとラウンジ脇に出雲に関連する本を集めたライブラリースペースがあり、お茶も本もお部屋に持ち帰ってOKです。

太鼓橋から茶室を眺めることが出来ます。こちらの茶室ではお茶をいただくことが出来ます。

離れとしてある食堂の入り口。朝起きると良いにおいが漂ってきます。

食堂は全席テーブル席です。それぞれのテーブルが独立した作りになっていて、他人の目を気にすることなく食事を楽しむことが出来ます。朝は浴衣ではなくお洋服の方が多いです。

席から太鼓橋を眺めることが出来ます。そして気になる朝ごはんはコチラ!!

箸置きが勾玉

どれも地元島根の特産品を使ったお料理ばかりです（確かお味噌汁と白米はおかわり自由だったような気がします）。白米は島根のブランド。大きな釜で炊いているのか本当に美味しいご飯でした。写真を見てもらえると分かる様に非常にバランスの良い献立で、結構お腹いっぱいになります。

鯵

湯豆腐

朝から湯豆腐には驚きましたが体が温まります。この日は朝起きたら雪が薄らと積もっている程寒い朝でした。朝湯に行った際には露天風呂は周囲は雪が溶けているものの、雪が積もっているという状態にビックリしたほどです。他のお客さんの話だと夜に霙が降り出し、そのまま雪に変わったらしく荒れ模様の天気だったそうです（私は爆睡で気づかず：汗）。

玉造温泉はさらりとした水質で肌がしっとりする美肌の湯です。その歴史は長く奈良時代に書かれた出雲風土記には「ひとたび濯げば形容端正しく、再び浴すれば万の病ことごとに除こる（一度洗えばお肌もしっとりすべすべ、二度入ればどんな病気や怪我も治ってしまう。）」と記述があり、「神の湯」として大切に受け継がれてきた温泉だそうです。確かにお肌はスベスベになりますし、比較的温度が低いので長湯が出来ることからもその素晴らしい泉質の恩恵をしっかりと受けることが出来ます。大浴場には日本酒も用意されていて、月見酒もOK!!程好く飲んで血行を良くして温泉を楽しむ、まさに贅沢です。出雲大社参拝も雨の中結構歩いて膝が痛いと言っていた母も、温泉で温まったおかげか膝の痛みも翌日にはしっかり引いていて大感激していました。私も先日の出張で飛行機の座席が体に合わず持病の腰痛に悩まされていましたが、温泉パワーでしっかり痛みもなくなり、動きもスムース、完全回復です。やはり体を温めることが大切なんだなぁと実感。母も私も玉造温泉と界 出雲さんにスッカリ惚れ込んでしまい、早速次回の訪問（湯治）の予定を立てるべく鋭意日程調整中です（笑）。

素晴らしい温泉と美味しい朝ごはんで体の芯から温まった後は「界 出雲」さんを後にして、日本一の日本庭園で有名な「足立美術館」に向けて出発します!!