ルーベンスの作品を求めて-ベネルクス旅行記 [ベネルクス旅行記_2007]
天才画家&敏腕外交官・ルーベンス
フランドルのバロックを代表する画家、ルーベンス。生涯2000点以上の作品を残し、7カ国語を巧みに操る外交官としても活躍した彼が、アトリエ兼自宅を構えた地がこのアントワープです。20代前半にイタリアへ渡り、ルネサンス絵画の研究をした彼の作品は、鮮やかな色彩に、豊満な肉体をダイナミックな構図で描いたものが多く、好きな人と嫌いな人の二手に明確に分かれる絵でもあります(苦笑)
現在ルーベンスのアトリエ兼自宅は、「ルーベンスの家」として公開されていて、豪華な調度品に囲まれた自宅部分と、多くの弟子に囲まれて作業を続けていたアトリエ、そして彼の作品にも描かれている美しい庭園などを見ることが出来ます。
ルーベンスの家
彼の弟子の中には、肖像画の天才ヴァン・ダイクや、農民の姿を素朴なタッチで描いたブリューゲルがいます。特にヴァン・ダイクは、ルーベンスの弟子達の中でも最も才能に恵まれた弟子として、彼が目をかけていたのは有名ですよね。また、美少年でもあったヴァン・ダイクは、ルーベンスの作品の中にも何度か登場しています(本当にハンサムさんです)。才能に恵まれ、しかも見目麗しいだなんて罪な人です(笑)
そんなルーベンスの作品を豊富にそろえているのが、「ルーベンスの家」近くにある「王立美術館」です。
正面玄関
フランドル派は勿論のこと、オランダ絵画に現代美術までの豊富なコレクションは必見。特に建物中央に位置する「ルーベンスの間」には、巨大な作品が並びます。
ルーベンスの間
またルーベンスの他にも、ブリューゲル、ヴァン・ダイクと素晴らしい作品が並んでいます。
ヴァン・ダイク
ブリューゲル
ルーベンス
この日は、朝から晩までルーベンスの作品を眺めていたのですが、彼の豊満な作品は、ルーベンス好きの私でも一日中眺めていると食傷気味になりますね(苦笑)。
ベルギーが誇る天才画家ルーベンス。53歳の時に結婚した奥様は16歳と、私生活でも天才っぷりを発揮しているルーベンスですが、彼が残した作品は本当に素晴らしいの一言です。
ベネルクス3国行ったことないので、羨ましいです。特にこのルーベンスの館とやら、いいですね。実際にここに行って絵を観たいです。やはり現地で観るのが一番ですね。
by naonao (2007-11-02 22:04)
>naonaoさん、ようこそ!!ルーベンスのお家は、ルーベンスのお金持ちっぷりを見ることができますよ(笑)ここにも何点か有名な絵が飾られているのですが、こちらの魅力はなんといってもお庭です。ルーブル美術館にある「マリー・ド・メディチの生涯」の背景に描かれている美しい庭園が、ここのお庭になんですよ!!
by as (2007-11-05 22:22)