使わない香水を、ルームフレグランスに転用します [ファッション]
ニッパーとペンチで香水瓶の口は破壊します
皆さん、香水って全部使いきれますか?私は最後まで使いきれる香水は少なく、結構余ってしまいます。香水は基本アルコールでしかも香水瓶はガラスなので、中身を入れたままゴミに捨てるのは安全上絶対NGです。私はそんな余った香水、特に大分年数が経ってしまったものは、ルームフレグランスにして使い切るようにしています。今日はちょうどシャネルの香水「ココマドモアゼル」(10年選手)をルームフレグランスにしたので、その方法を簡単にご紹介しようと思います。途中の写真が無いのですが、必要なのはルームフレグランスで使う、リードだけで、あとはニッパーとペンチがあれば簡単にできます。ちなみに出来上がりはこんな感じです。
かしめ部分を切り取って、瓶だけにします
まず、香水瓶は基本口は開きません。何故なら、簡単に開いてしまうと中身を抜いて違うものを入れた偽物が出回るので、ウイスキー等と同じように瓶の口を加締め(かしめ)ています(開かないようにしている)。その為、今回の作業は、香水瓶を破壊する行為としてご案内になりますので、自己責任でお願いします。
香水瓶は大体がスプレー式なので、アトマイザー部分を上に引っ張り外したあとに、ニッパーで袴と加締めの部分(ガラスの口に合わせて圧縮して密着させている)を数か所(4か所くらいがお勧め)切り込みを入れて、ペンチで瓶から外側に向かって回すようにはがしていくと比較的簡単に外れます。ちょっと力作業なので、男性の力を借りるのもあり。加締め部分はガラスのボトルと接着剤などで止めているわけではないので、簡単に外れます。(分かりやすい説明があったので、リンク貼っておきます)
シャネルの香水の場合は、袴と加締めを外すと白いシリコンで蓋がされたスプレーのホース部分とばねを取り出せるようになるので、シリコンの下の部分にグッとマイナスドライバーやニッパーを差し込んで、梃子の原理で一気に上に持ち上げると中のホースが取れて解体作業完了です。その後は、無水エタノールか消毒用エタノールを入れて揮発の具合を調整します。「ココマドモアゼル」はオードパルファンなので、無水エタノールを入れるのがお勧め(私の体感では香水に対して1割くらいのエタノールを投入が良い感じ)。あと、夏など、あまりにも揮発が進むのが早くなるのが心配な場合は、グリセリンも一緒に入れておくと、グリセリンの保湿効果で揮発のスピードをコントールできます。
基本的に香水瓶は一度今回の作業をして完全な瓶にしてしまうと、お洒落な一輪挿しのような形状になり、ルームフレグランスの入れ物として最適です。香水を使い切ったら、お好みのアロマオイルと無水エタノールを混ぜて瓶を再利用していくのがお勧めです。香水って、瓶まで含めて私は製品だと思っているので、お気に入りの香水瓶を捨てずにこういった形で再利用できるのはなかなかお得だと思っています。しかも中身が無印のアロマオイルでも、ブランド物の香水瓶に入っていれば、なんか一気に良い感じにグレードアップする気がしませんか(笑)
今まで3個ぐらいこの方法で解体して、リード式フレグランスにしています。特にドラッグストアで売っているハッカ油なんて、無水エタノールと合わせてトイレに置いておくと変な消臭剤よりも安価で爽やかなミントの香りがする芳香剤の完成です。また、最近の男性用フレグランスは、香水瓶が黒や青系とお洒落なものが多いので、リードの色を黒にすると、一気にモダンでスタイリッシュなルームフレグランスの完成です。試供品でもらった香水の香りが残念ながら好みじゃなかった、なんて場合もこの方法で消費できますし、結構お勧めです。必要なのはリードだけなので、好みに合わせたリードをいくつか用意し、瓶の高さに合わせて切って調整すれば、簡単に自分だけのルームフレグランスの完成です。作業時間は初めてでも30分もあれば出来るので、ぜひ試してみてください!
リードディフューザー用 (ルームフレグランス) ラタンスティック リフィル (直径3mm x 長さ22cm 30本, ナチュラル)
- 出版社/メーカー: アメージングクラフト
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