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バラ様から感じる今季の暖冬 [ガーデニング]

冬なのにバラの花が一輪咲きました

今年の冬は暖冬傾向ということを天気予報で言われていましたが、私もバラ様のお世話をしていてその傾向を感じ取っていました。我が家のキャトルヴァン嬢がこの時期に花を咲かせたのです。

冬バラ.JPG
少し花弁が傷んでいますが、香りは超濃厚です

多分我が家の今季最後の秋バラになるのですが、この1月にここまで綺麗な花を付けるのは過去見たことがありません。キャトルヴァンは美しい花を咲かせるのですが、その分成長と蕾を付けるまで時間がかかる品種です。そんな品種が12月の後半に蕾を付け、1月の中旬に枯れることなく花を咲かせるとは今年の冬が例年と比較すると暖かい証拠ですね。と、なるとここで困るのが冬のバラの手入れの時期です。

バラを美しく咲かせる とっておきの栽培テクニック (NHK趣味の園芸ガーデニング21)
私が愛読しているバラの育て方の本「バラを美しく咲かせるとっておきの栽培テクニック」によると、冬の手入れが春に美しいバラを咲かせる肝心要となります。これは自分の経験からも分かっていて、この時期に寒さに震えながら頑張って追肥をしたり冬剪定をする必要があります。この冬剪定をいつするかが今回の検討事項です。

バラの冬剪定にはステップがあり、私の場合以下の4つの工程があります。

1)残っている葉を全部むしる(通常は枯れて落ちている)
2)栄養を株元に戻す為1週間待機
3)冬剪定を実施。短く切り詰めます
4)ぼかし肥(発酵油かすと骨粉)を冬肥として施す

成長が完全に止まり、株が休眠期に入る頃にこの作業をするのが良いので、通常冬作業は1月に入ってからスタートしますが、現段階でまだ我が家のバラは休眠期に入っていないのでまだこの作業は出来ません(勿論強制的に葉をむしれば休眠期に入ることも可能です)。遅くとも2月に入るまでにはステップ4を実施したいです。というのも、私が使っている冬肥は骨粉入りの油粕(ぼかし肥)です。この肥料は有機肥料でかなり土に浸透するまで時間がかかるので、春の芽吹きの時期(根が動き出す時期)を3月の3週位と仮定するとやはり6週間程度は浸透時間が必要です。ちなみに、この油かすですが骨粉入りでなくても効果は十分で、実家の椿の花後に撒くと翌年素晴らしい花芽を付けてくれます。もし椿やカキツバタ等ご自宅で育ている方には油粕をおススメしたいと思います。

油かすには発酵済みのものと未発酵物があり、発酵していないと特に匂いがきついので要注意です。世の中にはバラ専用の肥料と銘打った物がたくさんありやたら高額ですが、実は植物が必要な栄養素を理解していれば必要な肥料が分かるのでかなり経済的かつ効果的な肥料を選ぶことが出来ます。骨粉はリン酸で花付きを良くし、油かすはリン酸、カリ、窒素が入っていて、葉と茎を成長させます。その両方がバランスよく入っているのが昔ながらのぼかし肥です。しかも、土壌改良効果もあるのでプランター栽培や植木鉢で育てていて簡単に土の入れ替えが出来ない環境(例えばベランダガーデナーさん)の方には最適です。ホームセンターで必ず売っているので是非見てみてください。私の冬の元肥と言ったら油かす(骨粉入り)一択という位おススメです!花や実を付けない物は骨粉無しで十分ですよ。

暖かい冬は大歓迎ですが、植物の成長の異変を見ると何とも悩ましい物です。このまま暖冬傾向が続くと多分春の根の動きも早くなると思うので、バラ様のお世話が大変になりそうです。まずはホームセンターで油かすをはじめとした資材の買い出しに行きたいと思います!

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  • 作者: 鈴木 満男
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2007/10/12
  • メディア: ムック

 


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