独学一発合格！貿易実務検定C級を10月受験

独学一発合格！貿易実務検定C級

今年の夏に仕事の関係で急遽貿易実務検定C級を受けることになりました。これまでの業務で随分前に輸出入を短い期間扱ったことはあるのですが、実際に貿易実務の経験はほぼゼロ状態でした。10月初めにある検定受験に向けて一人黙々と勉強を始めたのが8月の夏休み明け。そこから独学でコツコツと勉強し、貿易実務147/150点、貿易実務英語41/50点と合計182/200点で無事に合格することが出来ました！貿易実務に関しては1問ミスで3点減点だけだったので、よく頑張ったと言えるのですが、英語で1問5点の問題をポンミスするという情けない結果でしたが、合格すればOKです！

試験終了と同時に回答集が配布されます

勉強に関しては9月が私の会社の来年の予算編成の期間で勉強できる時間が本当に確保出来なかったことと、ラグビーワールドカップが始まり、勉強どころではなかったのですが通勤中にテキストを読んだりして隙間時間を活用した勉強法で頑張りました。

今後受験を検討している人、特に独学で頑張ろうと思っている人の参考に少しでも役に立てればと思い、今回の勉強方法を書き留めようと思います。まずは今回の勉強で使った参考書は以下の2つにノート1冊です。

この2冊があれば間違いなし

「貿易実務パート」はこの「貿易実務ハンドブック（ベーシック編）」をざっと読んで概要を把握します。これは電車の中でOK。その後、自分の理解を高めるためにアウトプットとしてテキストの内容を簡潔にノートに書きだします。テキストの内容をノートにまとめると約20ページ位になると思います。その後過去問集を一周します。その時に繰り返し同じ問題が出されていることが分かると思うので、間違えた箇所を片っ端から解説を読んで理解します。そして次に、前に20ページ位にまとめたノートの内容を更にブラッシュアップし、より内容の濃い物でページ数を10～15ページ位にまとめます。その時に、自分が過去問題集で間違えた部分は詳細を書き込みます。実はこのノートへの再書き出しはC級合格だけならいらないと思いますが、私は最初から12月にB級合格をゴールに設定していたので、基礎固めを徹底的にするために実施しました。結果貿易実務は1問だけ不正解の147点という結果が出たので無駄とは言えません。その後はひたすら過去問集を繰り返しやりましょう。それでOKです。なお、正式なテキストが主催者の日本貿易実務検定協会から出ていますが、高額なうえにテキストから出ない問題もあるので私は買いませんでした。でも過去問集は必須なので買いましょう。

次に「貿易英語パート」。一応帰国子女＆外資系会社に勤めているので英語は得意ですが、貿易専門用語には最初全く歯が立ちませんでした。ですので、英語が得意な人でも必ず勉強しましょう。こちらもノート作成時に重要単語を日英併記で書き出していけばある程度覚えられるはずです。過去問集を繰り返しすることで出題される問題の傾向が分かるので英語が苦手な人でも合格できるはずです。C級は英語力よりも英単語力の方が重要です。

基本的にこの2つの対策で私は勉強しました。試験前の1週間は毎日過去問を貿易実務と英語両方をやって精度を上げていきました。実は9月の中旬の段階で社内政治力不足でこの資格取得が不要となる事態が発生し、モチベーションがダダ下がりするという事件があったのですが、それでも勉強を続けました。流石に10日位勉強する気が全くしませんでしたが（涙）。業務では不要になった資格ですが、勉強を続けていくと結構貿易の仕組みが面白く興味を持てたので、そのままC級を10月に受験、B級を12月に連続で受験することに決定しました。

試験当日は神奈川大学で受験し久しぶりに大学生気分を味わいました。また試験のすぐ後には解答が配られるので自己採点で結果をある程度確認出来るのも良い所です。合格発表は約1か月後の11月初旬だったのですが、完全に仕事に忙殺されていた為確認が遅れましたが、無事に合格していました。その後12月にB級も受けたので、後日そちらもblogにまとめたいと思います。これから貿易実務検定を独学で頑張ろうという方、1日1時間しっかり集中して勉強する時間が持てれば貿易実務未経験でも1か月もあれば十分合格できると思います。私もほぼ未経験で業務の過酷な時期と長期出張などが間に入りながらも隙間時間を使った勉強法で無事に合格出来ました。これから貿易実検定C級に独学で挑戦しようと思っている人は是非頑張ってみてください。

図解 貿易実務ハンドブック ベーシック版 第6版 「貿易実務検定」C級オフィシャルテキスト

• 作者:
• 出版社/メーカー: 日本能率協会マネジメントセンター
• 発売日: 2017/08/27
• メディア: 単行本