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世界遺産で開国と文明開化のお勉強 [歴史と文学のドライブ伊豆旅行_2017]

激動の時代を支えた大砲作りの技術

下田で開国に向けた歴史の波に翻弄された幕末、列強諸国から日本を守る為に色々な場所に砲台が整備され大砲が置かれました。中でも品川の先にある「お台場」はその時代に大砲が設置された場所の名前がそのまま地名となって残っている場所です。

そんな大砲を西洋の技術を取り入れ日本で大砲をはじめとする重火器を作るために作られた設備が反射炉です。現在伊豆の国市の韮山に世界遺産「明治日本の産業革命遺産」の1つである反射炉が移設され公開・見学することが出来ます。

韮山反射炉 (1).JPG
新しく出来たばかりのガイダンスセンター

ガイダンスセンターの中では最新のプロジェクションマッピングを使った大砲の製造工程の説明や歴史的バックグランドの説明等を聞くことが出来ます。下田で幕末いかにこれらの重火器が重要だったかを学んできたので、その製造工程を知ることが出来て、当時の人々の防衛(国防)に対する思いを感じることが出来ます。

韮山反射炉 (2).JPG
ガイダンスセンターを出ると、反射炉の後ろ姿が!
韮山反射炉 (3).JPG
ボランティアの人達が説明してくれます

反射炉の周りには当時作られていた火器のレプリカが置かれています。

韮山反射炉 (4).JPG
24ポンドカノン砲

ガイダンスセンターで説明を聞き、実際に反射炉を見学して出てくると整備された韮山反射炉の全景が見えます。多分天気が良ければこの奥に富士山が見えて絶景となるはずです・・・多分ね。

韮山反射炉 (5).JPG
綺麗に整備されて、観光バスもバンバン来ます。

前日に下田でじっくりと幕末の日本の外的に対する脅威と備えについてしっかりと勉強してきて正解でした。いかに当時西洋の列強諸国との力の差があり、幕府は最先端の技術を取り入れて国防に関して策を練る必要があったのか、植民地化を避ける為にあらゆる局面において全力を尽くした先人の努力には頭が上がりません。江戸時代という250年以上続いた平和な時代の後に突然現れた黒船来襲は、どれだけ衝撃的だったでしょうか。現在の日本も平和ボケしていますが、当時に思いを馳せ、日本の国体護持に命をかけた当時のお役人さん達の頑張りに拍手を送りたいと思います。

では次は一気に三島に向かい、伊豆一番のお社「三島大社」に向かって車を飛ばします!

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