七五三で賑わう三嶋大社で旅の完結！

七五三で賑わう三嶋大社！

韮山反射炉から東海地方で一番の神格とされる三嶋大社に来ました。今回のドライブ旅行の最後の目的地です。10月の下旬ちょうどこの日は七五三のシーズンということで、この日はお祝いを迎えるお子さんと親御さん達で溢れていました。晴れ着に身を包んだ多くの人に囲まれる中の神社参拝はとても華やかでした。

大きな総門をくぐっていきます。

神馬舎

三嶋大社の神馬は毎朝神様を載せて箱根に上るとされていて、子供の健やかな成長と健脚のシンボルとされています。私が見ている間も子供さんを連れた多くの親御さんが神馬に祈りをささげていました。

神門です。ここから聖域になります

静かに神様に祈りをささげるこの場所も今日は七五三を迎えたお子さんたちのはしゃぐ姿が溢れていてとても微笑ましい光景でした。

天然記念物の金木犀

こちらの金木犀は、昭和9年に天然記念物の指定を受けた日本で一番の樹齢を誇る一本で、私が参拝した10月後半にも花の終わり頃ながらまだ花が残っていて、そこから香しい金木犀独特の香りが辺りに漂っていました。香りの強さも老木とは思えない程立派で、満開の頃はさぞかし香りで人々を魅了することでしょう。樹齢は1200年を超えるとされています。今回の旅では熱海の来宮神社で立派な御神木の楠を見ることも出来ましたし、1000年越えの樹木を2つも見ることが出来て、なんかパワーを貰った気分です（笑）

本殿

本殿の周囲に美しい彫刻が施されている立派な御本殿です。東海地方という地震多発地帯にある為建て直されているようで、現在の本殿は江戸末期に建てられたものです。こちらの御祭神は、大山祇命と積羽八重事代主神の二柱で通称三嶋大明神として呼ばれています。この旅の最初に寄った伊豆山神社で源氏再興と平家打倒を誓って挙兵した源頼朝はその後立派に一族を再興し鎌倉幕府を作った後、伊豆山神社、三嶋大社、そして箱根神社を大切にし、後年この三社をまとめて詣でる「三社詣」が多くの武将によって行われました。徳川家康もその一人です。天下統一や大願成就を願う人は、いかがでしょうか？（笑）

摂社として見目神社があります！

こちらの神社前に出てきたのですが、覚えていらっしゃるかたいますか？白濱神社の回で登場した縁結びの神様、見目弁財天様の社です！白濱神社の御祭神の伊古奈比命は三嶋大明神の奥様で、二人の縁を取り持ったのがこの見目弁財天です。ということで、奥様の「白濱神社」と旦那様の「三嶋大社」両方にこの見目弁財天が摂社としてあるんですね～。

そして三嶋大社と言えば、「福太郎」さんです。

神社の境内にしっかりと店舗があるので見逃しません

三嶋大社に行ったら、誰もがお土産やお茶に頂くのがこの「福太郎」の草餅です。もう名物ですね。とくにその見た目がリーゼントにしか見えないところからも有名です。今風に言うなら「インスタ映え」するお団子です！

お茶とセットで200円

こちらの草餅完全無添加の為日持ちしないのが唯一の難点なんですが、素朴な味わいと暖かいお茶で暖を取りつつ休憩です。

三嶋大社でも勿論御朱印を頂いてきましたよ。この日は超が付くほど忙しい社務所でしたが、並んで御朱印を頂くことが出来ました。ちょうどお隣の受付では、若いカップルが来年の春の挙式の予約をしていて、こちらも幸せモード全開でした（旦那さんが緊張していて申込書の文字が震えていました：苦笑）。

今回の旅行で最後を締めくくる御朱印です。

2泊3日の伊豆半島ドライブ旅行も三嶋大社で終了です。三嶋大社を後にし、沼津インターから東名で一気に横浜まで戻って、無事に帰宅することが出来ました。毎日朝一番の神社仏閣で旅の安全と交通安全を祈願したご加護ですね。有難いことです。

約1か月半に渡って連載をしてきたドライブ旅行も今日で終了です。初めて行く伊豆半島は南国の雰囲気溢れる下田やリアス式海岸で運転に疲弊しつつ、美味しいご飯と温泉と中身が濃く、そして何より楽しい時間になりました。途中予定が合わずにスキップしてしまった場所があるので、次回は西伊豆をメインに観光をしたいと考えています。伊豆半島は東側が大変開けた観光地でビーチも綺麗。西側は大自然の姿をそのまま残しているので手付かずの自然と富士山を堪能することが出来ます。日本の歴史と文学もしっかりと学ぶことが出来て本当に有意義な旅行でした。皆さま旅行記にお付き合いいただき有難うございました！