今年は腰を負傷。つるバラ誘因作業

イタッ！！重いバラ鉢の移動で腰を負傷

ようやく今日で今年のお仕事終了です。今月は休日出勤が多かったのでどっと疲れました。さてそんな１２月の貴重な休日に必死になってやっていたつるバラの誘引作業についてまとめます。今年の５月に満開を迎えた我が家のつるバラ、ピエール様。下の写真は7部咲きの頃ですが、ピンクで大きな巻き巻きの花をたくさんつけてくれました（ちなみに我が家に来たのは2012年の11月。あの頃は小さな可愛らしい苗でした・・・）。

花数も多くなってきました。

この光景を来年の春にもう一度再現するために必要な作業がバラの休眠期である冬（１２月中）に行うつるバラの誘因です。春に満開を迎えたバラはその後ぐんぐん成長し枝が暴走を始めます。今年は夏以降の管理が手薄だった為に残念ながら新しいベーサルシュート（枝）が出なかったので、今ある太い枝を大切にそこから伸びた枝を誘引しなおします。今年はこれまでの反省と失敗を活かし、強烈なバラの棘対策を万全に行い装備を充実させて挑みました。

現在の鉢植えにしてから2年が経っているので植え替え（土の入れ替え）作業を誘引作業前に実施しました。ところがこの鉢は大きくて重く動かすだけでも相当大変なんです（確か12号か13号サイズ）。まずはフェンスに誘引してある麻紐を全部外して簡単に枝先を切り落とし、半日かけて根っこの整理と土の入れ替えをし、鉢を所定の位置に持ってきたところで、腰が

グキッ!!

といったのです。ぎっくり腰まではいかずに済みましたが、寒風吹く中座り込んで半日いると腰が固まっているところに急に重いものを中腰で扱ったのが悪かったようです・・・。庭をそろそろ歩いて何とか家に退避。まさかの負傷で一時的撤退、翌日病院行きとなりました（涙）。バラを愛する全国のロザリアンのみなさん、重い鉢の移動と寒い中同じ姿勢/態勢での長期間の作業は大変危険です。十分にお気を付けください。腰にホッカイロを貼って作業をすると良いみたい。

腰を負傷する前に撮影した貴重な一枚（笑）枝が大暴走してます。

2週間経過・・・。

湿布とホッカイロで腰痛から復帰し、誘因作業に突入です！この日は完全防寒仕様で、いざ戦場に。長期戦になることを覚悟し、朝から作業を開始しました。まずは簡単に枝の全体の配置のバランスを見るために麻紐で仮止めしていきます。ピエール様は大輪の花を咲かせる品種なので、枝の間隔は手のひら1つ分が目安です。花の大きさに比例して重さもあるので、誘引作業と一緒に細い枝もバンバン切っていきます（鉛筆の太さを目安にしています）。こんな感じかな～？誘引では車庫に続くドアに枝がかかって出入りが不便だったので、そこを改善するのが大きな課題です。

太い枝と枝の隙間を大きくとるのがポイント

よく見てみるとドアの上の部分でワイヤーネットがないところに結構枝があります。でもそこには枝を誘引する資材と場所がないので、新たにワイヤーネットから雨どいの間にワイヤーを貼る必要があります。

ピエール様の成長力は偉大過ぎて頭を悩ませます・・・。

腰を負傷した休養期間に既に材料は購入しておいたので、そのまま作業を進めます。今回追加するワイヤーは材質の特性を考えステンレススティールにしました。アルミも使い勝手の良さから一瞬頭をよぎったのですが、軒下とはいえ雨（水）が当たるのでアルミの腐食を考えて錆びないSUSに決めました。

100均でちょうど良い長さと18番手（太さ）の物を発見！！ラッキー♪

ステンレスのワイヤーを切ったり曲げたりするのは堅くて大変。工具箱からニッパーやペンチを持ち出し、手首のスナップを効かせて加工していきます。具体的なやり方は職場の技術の人達にスパルタで教えてもらったので一人でスイスイ作業が捗ります。

くるりと既設のワイヤーネットにひっかけます

もう一方は雨樋を傷めないように麻紐を通し、そこにワイヤーを通します。

荷重のバランスを考えて、ワイヤーネットの方に負荷がかかるように、ワイヤーネット側を少し高い位置にしています。雨樋が重さに耐えられずに外れてしまったら大参事になるので注意が必要です。作業は脚立に乗ってやっていたのですが、ちょっと怖かったです。

ワイヤーを張ってしまえば作業はゴール間近です。あとは残った枝を誘引し、全体のバランスを確認です。下の写真の様に必要以上に枝が込んでいる場所は枝に優先順位を決めて、良い枝を残すように間引きます。

枝元がかなり痛んでいるので付け根から切り落とします

そしていよいよ完成～♪

スッキリしました～

長かった。植え替え作業を含むとトータルの作業時間は約3日。しかも途中2週間の作業不可能期間があったために大変時間がかかってしまいました。これまで以上に高い位置に枝を誘引したので来年は農薬散布が大変そう（汗）。手が届くか今から心配です・・・。ピエール様の成長力を見ると来年１年をこの鉢で過ごしていただいた後に更に大きな鉢に植え替えないとダメかもしれません。となると今年の過酷な作業がまた来年も！？とりあえず、今はそのことを忘れて来年の春に沢山の花をつけてくれることを期待したいと思います。お疲れ様でした！