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いよいよ後半戦のスタートです! F1ベルギーGP [フェラーリテイスト満載のF1]


メルセデスは内紛で後半は荒れ模様?

長かったはずの一か月の夏休みがあっという間に終わり、F1後半戦がスタートしました。後半戦最初のレースはベルギーGP。素晴らしいオールドコースのスパ・フランコルシャンでのレースです。スパと言えば、読めない天気「スパ・ウェザー」と、急勾配による縦Gのせいで壁に向かっていくようにドライバーから見える「オールージュ」。そして全開区間最後にある超高速左カーブの「ブランシモン」など有名なコーナーがゴロゴロしています。F1カレンダーの中で好きなサーキットを3つ上げてという質問をドライバーが受けると、必ず選ばれるドライバーにも愛されるサーキットです。

後半戦初戦のベルギーGPの優勝はレッドブルのリカルド。2位はメルセデスのロズベルグ、3位はウィリアムズのボッタスが入りました。今回レースの順位も重要ですが、レース中至るところでオーバーテイクを見ることが出来、観戦する側も十分楽しめたレースでした。

そんなベルギーGPですが、後半戦になっても圧倒的な速さを持つメルセデスは相変わらず他のチームと比べ頭一つ出ています。が、ドライバーの間の関係は既に最悪。今回も予選でフロントローを独占したものの、1コーナーでまさかの同士討ち。コーナーにインから入ったハミルトンにアウト側から来たロズベルグの右フロントが接触。ハミルトンはタイヤバーストでピットへ。ロズベルグもウイングの一部が飛んで損傷し、順位をズルズルと落とすことになりました。クラッシュ後のハミルトンは全くやる気がなく、嫌々走りながら最後は数周を残してリタイアです。一方のロズベルグはノーズ交換で一気に順位を上げてきて最終的にはリカルドの真後ろまで迫っての2位入賞と結果の明暗が大きく分かれてしまいました。しかも、レース後ロズベルグがどうも故意にヒットしたのではないかという情報が飛ぶなど、メルセデスの内紛はこのまま続きそうな気配です。このスタート直後の接触が無ければ今回のレースでもメルセデスが1,2フィニッシュを決めていた可能性が非常に高いだけにメルセデスは今後本当にドライバー管理をしないと自滅への道をひた走りすることになりそうです。ま、それはそれで見物ですが。正直なところ、メルセデスの首脳陣は彼らを制御できるだけの技量があるのかも不安要素の一つですね。

メルセデスの内紛の間隙をぬって一躍したのがレッドブルのリカルドです。ほぼ単独走行で安定したラップタイムを刻んできた完璧な優勝で、今シーズン3勝目。ハミルトンが5勝でロズベルグが4勝なので、リカルドの頑張りがいかに結果を出しているかが分かりますね。今年のレッドブル=リカルドの方程式が完全に出来上がってしまっている感じがするのは私だけでしょうか・・・。ワールドチャンピオンのベッテルがパッとしないだけにレッドブルのドライバーとして1年目でここまで頑張るリカルドの活躍は嬉しい誤算でしょうね。リカルドスマイルを見ると、ドロドロのF1の世界で唯一爽やかな感じがします(笑)。

そしてウィリアムズのボッタスがまたもや3位入賞。超高速サーキットのスパなので圧倒的なパワーを誇るメルセデスPUを使っているチームの優位性は分かっていましたが、やっぱりきましたね~。チームメイトのマッサはハミルトンのバーストしたタイヤの破片がマシンの下にへばり付いてしまい後方に沈む残念な結果になってしまいましたが、後半戦もウィリアムズの好調を維持しそうです。名門復活の年となることを楽しみにしたいと思います(なんだか最近スポンサーが増えてきている気がするのは私だけ??)。でも、このままウィリアムズが好調だとコンストラクターズでフェラーリがウィリアムズに食われてしまうんですが・・・(大汗)。

気になるケータハムからF1デビューを果たしたロッテラーは、残念ながら2周目にパワーが出ずにリタイア。予選ではチームメイトのエリクソンより良いタイムを出していただけに早すぎるリタイアにガッカリです。

そして我らがフェラーリですが、恐ろしい程遅かったです!!もうビックリするくらいトップスピードに差があって期待なんかできないと思っていましたが、なんとライコネンが4位入賞と今シーズンで初めてアロンソを上回る結果を出しました。よくよく考えてみると、ライコネンってスパと相性が良いんですよね。あの非力なマシンで、メルセデスPUを搭載しているマグヌッセンとバトルをしたもんだと感心しました。ライコネンにとっては今季一番のレースでした。レースに”たられば”は抜きですが、後方から追い上げてくるマシンがメルセデスPU搭載車じゃなければ、例えばベッテルとかなら、そのまま3位でポディウム獲得も可能だったんじゃないかなぁなんて密かに思っていたりします(苦笑)。

それからアロンソですが、まさかのペナルティー。エンジンがかからず調整に時間がかかり、マシンからメカニックが離れるのが既定の時間をオーバーしてしまったことでレースが一気に厳しくなってしまいました。残念です。しかしながら、いつでも最善の努力をするパターンで、何とか中盤グループに入り、レッドブルのベッテルとマクラーレンのバトン、マグヌッセンと長いバトルでワールドチャンピオンの貫禄たっぷりの走りを見せてくれました。最後はマグヌッセンがアロンソを押し出す形になってレース終了後にペナルティーが科され、アロンソは7位入賞という結果になりました。アロンソのインタビューでは、7、8位を走ることに意味はないとあくまでも上を見据えた発言もあり、決して諦めないファイティングスピリットを見せてくれました。どん底フェラーリでよくもここまでモチベーションを保っているものです。フェラーリファンはアロンソに頭が上がりません(感涙)。

次回はフェラーリのホームグランプリ、イタリアGPです。もちろんモンツァです!!フェラーリと相性が激しく悪い超高速サーキットです(涙)。棚ボタでもなんでも良いので、どちらかポディウムに乗ってほしいだなんて夢は見ません。目指せ完走。5位入賞で上出来くらいの気持ちで応援したいと思います。


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