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マッサデーのはずが一変、怒涛の展開に!! F1カナダGP [フェラーリテイスト満載のF1]


手に汗握る展開とマッサの不運に涙

F1カナダGPが週末に開催されました。今回はカナダなので日本との時差の関係からテレビ放映は1日遅れとなりました。そのためニュース番組でレース結果は知っていたのですが大荒れの展開になったということで、今日は録画を見るべく定時退社です(笑)。いやぁ、前半はつまらないいつも通りのレース展開でしたが、後半40周目あたりで独走を続けるメルセデスの2台にパワーユニットのトラブルが同時に発生、一気にパワーを失い、2番手を走行していたハミルトンがロズベルグの後ろを走ることによってブレーキがオーバーヒートとなり、それが原因でリタイアとなったあたりからレースが一気に動き出しました。

レースの結果としてはパワー不足のメルセデス・ロズベルグを最後の最後に抜いたレッドブルのリカルドがF1初優勝。2位はファイナルラップまでパワー不足に悩まされながらも完走したメルセデスのロズベルグ。3位はレッドブルのベッテルが入りました。今季メルセデスが独走でしたが、ようやくメルセデス以外のチームから優勝が出ました。非常に喜ばしいことです。そして今回のレースは「荒れるカナダGP」の名に相応しいレースでしたね。早速今回のレースの要素を簡単にまとめると、

  1. メルセデスの2台に同じタイミングでパワーユニットトラブルが発生。
  2. マッサが神がかった速さをみせ、フェラーリのアロンソを軽くオーバーテイク。
  3. チームからの無線指示は鬼の様な内容が多い。
  4. マッサ、ファイナルラップでペレスに突っ込まれそのままウォールに激突。
  5. この事故にベッテルが巻き込まれなかったのは奇跡。
  6. リカルド初優勝おめでとう。
  7. ニューウィー、レッドブルと複数年契約更新。ショック!!

以上7点です。1は最強状態のメルセデス、特にハミルトンを止めることが出来て今後のGPを楽しくする要素となりました。2は猛然と走るウィリアムズが早く、マッサが猛然とフェラーリのアロンソを軽快に抜き去るシーンに、普通のオーバーテイクシーン以上のものを感じたのは私だけじゃないはず。救済方法ゼロで低迷するフェラーリを抜けて新天地で活躍するマッサはファステストラップも出して最高の走りを見せてくれて、マッサデーになるはずだったんですが、最後でとんでもない不幸に見舞われました・・・まっさん・・・(涙)。

3はストップアンドゴーでブレーキに厳しいサーキットらしく数多くのドライバーにブレーキトラブルが出て、チームとの無線が流れていましたがチームラジオって鬼ですね。ブレーキが利かない状態のハミルトンには「そのまま走れ」(え、まだ30周も周回があるんですが:汗)。同じくブレーキトラブルに見舞われ、助けを求めるペレスには「今一番重要なのは完走することだ。前のリカルドに追いつけ」(え、ブレーキが利かないって訴えているのにプッシュ!?)。ペレスの後ろとマッサの追い上げに苦戦するベッテルには「今年一番のチャンスだ。→ペレスを抜け」(凄い頑張って走ってるのに:汗)。と鬼の様な指示が飛び交ってました。今回のような数珠つなぎ状態で高い集中力で真剣に走るドライバー達にチームは非情なチームオーダーを出すんですね・・・。ドライバーも大変だ。

そして4は、今回のレースの一番の悲劇ペレスがオーバーテイクを仕掛けたマッサに突っ込みました。そしてマッサはそのままウォールに激突。2人ともレース後すぐに病院へ搬送されチェックを受けて無事と分かるも、この事故が無ければ4位完走、完全なマッサの為のカナダGPになっただけにこのクラッシュはマッサとウィリアムズにとって大きな痛手になりましたね。本当に残念無念です。相変わらずペレスは自分は悪くないと言っていますが、今回もペレスが悪い。5はそれに関連してこの事故発生時に同じ場所にいたベッテルが白いミサイルと化したマッサのマシンを寸前でミラーで確認、少し右にハンドルを切ったことでマッサミサイルの直撃をかわすことが出来ました。0コンマ幾つの世界でこの判断力、素晴らしい。一歩間違えると3人で病院送りになるところだったので本当にけが人が出ずに本当に良かったです。6は色々な出来事に存在が薄くなってしまっているのが残念ですが、リカルドがF1初優勝です。どこかのチームとは違いベッテルがリカルドの初優勝を凄く喜んでいました。こういう光景を見ると和みますね。

7は全世界のフェラーリファンを絶望の底に落としたこと間違いなしのプレスリリースです。レッドブルのエイドリアン・ニューウィーがレッドブルと複数年で契約更新をしたそうです。空力の天才と呼ばれる彼をチームに招聘することに成功すれば、ほぼ優勝したようなものと言われる程の天才を欲しいチームは山ほどあり、フェラーリも必死に彼を引き抜こうとしていたみたいですが、これでニューウィーのレッドブル残留が決まり一縷の望みにかけていたフェラーリファンは目の前が真っ暗です。人材不足に悩むフェラーリは、これで低迷から抜け出すことが出来ないのではないかと真剣に思います。巷の噂では現在イギリスでガーデニングを楽しんでいる方の引き抜き工作と同時に、レッドブルからチーム代表のホーナー、優勝請負人ニューウィー、ドライバーのベッテルの3点セットで引き抜くべく動いていたという話が出る程だったんですが、これでフェラーリの人材不足は深刻化の一途をたどりそうです・・・。こりゃ、ミハエル・シューマッハ皇帝がフェラーリに来る前と同じ暗黒の低迷期として長く続きそうな嫌な雰囲気になってきているような気がします。アロンソは自身はトップドライバーですが、戦略やチームをマネージメントする人材を見つけるといったシュー様的な動きは出来ないだけにフェラーリの今後が心配です。

今回のフェラーリですが、もう書く気力もありません。マシンは遅い、ピット戦略はガタガタ。ドライバーの頑張りも力及ばず。はぁ・・・フェラーリファンにとって、今年も苦しみが続きそうです・・・。


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