クラシック界の巨星落つ 訃報・クラウディオ・アバド [音楽]
世界的マエストロが亡くなりました・・・。
1月20日、クラシック音楽の世界の巨匠にして現代の最高峰の指揮者クラウディオ・アバド氏が亡くなりました。彼の指揮する音楽が好きだっただけに、彼の訃報を知った時は声も出ない程驚きました。
カラヤンが見出した次代に輝く指揮者としてクラシック界に綺羅星の如く登場したアバド。イタリア人ながらもその情熱が爆発もしくは暴走することなく、常に冷静で静かな炎が燃えているかのような彼の指揮するオーケストラの演奏は非常に繊細且つ丁寧な演奏が特徴で、誰が聞いても素晴らしいと思える洗練された演奏ばかりでした。彼の訃報を聞いて一番のお気に入りでアバドと深い友情で結ばれていた天才ピアニスト、マウリツィオ・ポリーニと共演したベートーヴェンピアノ協奏曲5番「皇帝」を流しています。同じイタリア人ながらも、ラテンの血を前面に出さずに知的アプローチで曲を完璧にこなすポリーニとアバドの共演は素晴らしいの一言です。このCDを聞きながらしばらくアバドの偉業に心を馳せたいと思います。
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