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コルトレーンとハートマンの完璧なコンビネーションアルバム [音楽]

甘く端正なジャズの男性ボーカルの名盤


John Coltrane & Johnny Hartman (Dig)前回ご紹介したJohn Coltrane(ジョン・コルトレーン)繋がりで、これまでblogに取り上げていなかったことが信じられない程の名盤「John Coltrane & Johnny Hartman(ジョン・コルトレーン・アンド・ジョニー・ハートマン)」を今日はご紹介しようと思います。このアルバムは私の大のお気に入りで、ジョニーの甘いバリトンの歌声とちょっと遠慮気味のコルトレーンのサックスの演奏がピタリとはまった曲はどれも最高の癒しです。なんでこんなにお気に入りのCDをこれまでblogにアップしていなかったのか、自分自身が不思議で不思議でたまりません。

前回取り上げた「Blue train」はモードジャズの名盤として有名ですが、こちらの作品は男性ボーカル、ジョニー・ハートマンを迎え、コルトレーンは一歩後ろに下がってジョニーのバリトンで伸びやかな歌声をひきたてつつ、歌の合間合間にコルトレーンのソロが曲に華を添えるという完璧なコンセプトで制作された1枚です。前回のコルトレーンの「Blue Train」の時も書いた様に、華麗で技巧的な演奏をするコルトレーンは、時が経つにつれてより前衛的な演奏を目指して新しい演奏スタイルを確立していくのですが、そんな時にちょっと立ち止まって”正統派のジャズ”として制作した作品がこのアルバムになります。

コルトレーンの演奏と、そのサポートで演奏しているメンバーの演奏が素晴らしいのは当たりまえですが、この作品を後年まで残る名盤として後世まで残る作品にした業績は、やはりコルトレーンの演奏に飲み込まれることなく妖艶なバリトンボイスで聞く人を魅了したハートマンの歌声でしょう。私もこの歌声にはメロメロです♪収録されている楽曲もほぼ全てがバラードと、正に大人の為の一枚です。私が大好きな3曲目の「My One And Only Love」をどうぞ!!コルトレーンのちょっと長めのメロディーラインの演奏からハートマンの歌が続きます。


なんて素敵な曲なんでしょう~。この癒しの歌声を聞いてしまうと、今人気の歌手の歌が稚拙に聞こえて聞けなくなっちゃいます。大人の男性の低音の色気と艶っぽさを極めた歌声とはまさにこのハートマンの歌声ですよ!!最高です。

美しい歌声はまさに一人で部屋の電気を落して聞くのが一番です。特にヘッドフォンSennheiser(ゼンハイザー)のHD650で聞くと、ハートマンの歌声はさらに伸びと音の名残りまで再現し、コルトレーンのサックスの音はググッと音が深まり、引き締まるところは引き締まり、余韻を楽しむところはその余韻まで再現してくれます。相変わらずHD650は良い仕事をしてくれます。

秋が日に日に深まるこの季節、大人のジャズの世界、コルトレーンの小粋なサックスの演奏とハートマンのバリトンの艶っぽい甘い歌声に浸ってみてはどうでしょうか。お酒を片手に聞き入るのも良いですし、お気に入りの本を読む時間のBGMに。1人の時間を贅沢にしてくれる素晴らしい作品です。

John Coltrane & Johnny Hartman (Dig)

John Coltrane & Johnny Hartman (Dig)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Impulse Records
  • 発売日: 2008/06/19
  • メディア: CD

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