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ジャズの歴史に燦然と輝く名盤、ジョン・コルトレーンの「Blue train」 [音楽]

必携の一枚にして究極の一枚「Blue train」


Blue TrainJazzを愛する人ならば誰もが通る道であるサックスプレーヤー、John Coltrane(ジョン・コルトレーン)の名盤「Blue Train」を今日はご紹介します。「Blue Train」はコルトレーンの最高傑作であり、このアルバムを持っていない人はジャズを語るな!!とまで言われている名盤中の名盤です。非常にクールで格好良いコルトレーンのジャケットのカバーも素晴らしい一枚です。録音は1957年とかなりの年代ものですが、演奏が素晴らしいこととリマスターの技術の進歩で今でもCDをかけると1曲目のタイトル曲「Blue train」が華やかな演奏が聞こえてきます。

このジャケットからも何となく分かる様に、昼よりも夜が似合う一枚で、最近仕事でヘトヘトになって帰ってくると大体このCDか、「Quiet Kenny」を流して疲れを癒しています。コルトレーンは非常に才能に恵まれ、マイルス・デイビスにその才能を認められながらも40才で亡くなり、その活躍期間は約10年と非常に短いものでしたが、たくさんの録音を世に残し彼は伝説のジャズプレーヤーとなりました。そんなコルトレーンが作曲からメンバーの選定までを自分で行い録音した作品がこの「Blue train」で、彼の全てが凝縮された一枚とも言えます。現在でもこの「Blue train」はモダンジャズの名門ブルーノートを代表する名盤と広く認識されています。

代表曲はもちろんタイトル曲である「Blue train」です。他にも素晴らしい曲が収められていて、捨て曲一切なしですが、そんな名曲の中でもこの「Blue train」は格別ですね。多分誰もが一度は聞いたことがある曲だと思いますし、トレーン(コルトレーンのニックネーム)のテクニックと華麗なる演奏をYoutubeでご堪能ください!!


トレーンの演奏は華やかさの中にも抜群の安定感があるので、聞いててとてもリラックスできますし、嫌なことも忘れることが出来る私にとってはありがたいCDです。この曲だけでなく他の収録曲も、トレーンの周りを固める演奏者達との掛け合いが粋で、軽快なアップテンポの演奏が多く収録されています。そんな全体の軽快な流れの中に4曲目でしっとりと聞かせるバラード曲「I'm Old Fashioned」が入っています。 甘く優しいトレーンのテナーサックスの音色はまた一味違った良さがあり、これも素晴らしいです。

トレーンが残した名盤は他にも沢山あり、私も幾つか持っています。特に後期の作品ばかりですが、バラードを集めたCD「Ballads(バラード)」、ジョニー・ハートマンとの共演「John Coltrane & Johnny Hartman(ジョン・コルトレーン・アンド・ジョニー・ハートマン)」等は、この「Blue train」が録音された後の作品になり、「Blue train」で聞かせるような演奏とは全く違ったトレーンの演奏が聞かれます。ジャズ初心者にオススメするコルトレーンの作品は何か、という質問が来ると大体好みに合わせて、「Blue train」か「Ballads」の2枚の名前が大体上がります。もし、ジャズを聞いてみたいけど何から聞いたら良いのか分からないという人で、サックスが好きなら間違いなくこの2枚から入ると間違いなしです。

ジャズの世界で、マイルス・デイビスと同じくらい人気のあるジョン・コルトレーン。現在でも彼の多くの作品がCDショップやmp3などで手に入れるかとが出来ます。ジャズが一番輝いていた古き良き時代に生み出された名作中の名作「Blue train」、ジャズマンの魂のこもった愛すべき音楽を是非聞いてみてはいかがでしょうか。不朽の名作、マスターピースの名に相応しい名盤です。

Blue Train

Blue Train

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Blue Note Records
  • 発売日: 2003/07/18
  • メディア: CD
Blue Train

Blue Train

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Not Now
  • 発売日: 2011/10/31
  • メディア: CD

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