小物だからこそ、少し良い物を持とう [ファッション]
夏専用の扇子で、大人の女性らしさを演出（笑）
先日京都出張があり、修学旅行以来の京都訪問をしてきました。残念ながら観光をする時間は一切なく、朝から夜までビッチリスケジュールが入っていたのですが、帰りの新幹線までの少しの空き時間を利用して、以前から欲しかった夏専用の扇子を購入してきました。
扇子はこれまでも愛用していたのですが、季節感を感じさせるものではなく万能選手のようなデザインの物ばかりで、夏用の扇子を持っていなかったので、夏専用で長く使えそうな良質の扇子を購入したいなと考えていたところに、棚の端っこにシンプルで素敵な扇子を発見し、お店の人の意見も聞きつつ一本購入してきました。
夏専用の扇子は骨の部分が通常の扇子より長く、布張りと紙張りの2種類があり、私はシルク張りの軽量タイプを選んでみました。特に柄はなく、骨の部分に少しデザインが入っているだけの極めてシンプルな物です。一応正面が分かる様に骨に小さな螺鈿が入っています。店員さんのアドバイスに従って実際に手に持ってみると、扇子は凄く軽いのですが風量があり夏に特化した扇子の威力を思い切り発揮してくれます。そしてビックリした事に同じデザインでも一つ一つ個性があり、手になじむものとしっくりこない物の差が大きくあるんです!!お店の方曰く、この相性が非常に重要とのこと。手に馴染むものでないと長く使えないので、しっかりと確認してから買うのが失敗しない扇子選びのコツだそうです。う～ん、納得。
本当は黒の骨で、大ぶりなデザインの物を当初は考えていたのですが、店員さんに即却下されました（苦笑）。というのも、扇子にも流行り廃りがあるが、シンプルなデザインの方が年齢を重ねていって、持ち物やファッションの好みが変わっても使えることが重要。黒はエレガントだが見た目が暑苦しいというところをズバッと指摘されました。別の言い方をすると下品だそうです（京都の方は怖いわ～：苦笑）。確かに黒い日傘よりも白い日傘の方が見た目涼やかですよね。写真では分かり難いですが骨も茶色に縦の木目が美しく入っていて、扇子単体として非常に完結したデザインになっています。
写真は少し色がきつく出ているのですが、シルクの色は夏を代表する色の一つ”撫子色”です（日本のナデシコ達もロンドン五輪では素晴らしい健闘で銀メダルを取りましたね、凄いです!!）。色違いで数種類あったのですが、色々な色の扇子を持たされ、最終的に私は色が白いので少し華やかな色が良いということでこの色を勧められました。扇子入れもシルクの撫子色の物がセットになっていて、桐のケース付きです。開閉もかなりスムーズですし、何より使い勝手も抜群に良く、かなり良い買い物ができたかな～と自分では思っています。
夏専用ということで、実際に活躍してくれる期間は短いかもしれませんが、こういった小物にこそ季節を感じさせる物を取り入れて、大人の女性としてワンランク上のオシャレを演出してみたいなと思います。やはり三十路を越えたら若さで勝負出来ない分、審美眼で勝負するしかないですからね～（笑）。今年は残暑も厳しいようですし、この扇子が活躍してくれる期間も長くなりそうです。
黒は下品？何と聞き捨てならない(^_^;)
黒と言っても、紫檀、黒檀、漆黒と見た目は違うので、それなりに雰囲気違うと思うのですが。
それと、扇子の使い方ですが、
全部開かずに、半分だけひらいて、ゆっくりと動かして
空気の流れの涼を楽しむって使い方が、
粋で上品な使い方って何かで読んだ事が有ります。
全部開いて、早く大きく動かして風を送るのは、
団扇と同じになるので、扇子は別の使い方になるようです。
by arkstar (2012-08-13 19:25)
＞arkstarさん、ようこそ!!黒好きのarkstarさんには聞き捨てならない発言ですよね（笑）。多分男性が持つと締まって見えて素敵なんだと思うのですが、女性用の扇子は上品と下品の境目がきわどく、お店に置いてあるのも微妙な物が多かったのも事実です。外さない、失敗しないという意味では黒は避け、見た目も涼しい方が安全だという意味でしょう。扇子の使い方、参考にさせてもらいます。確かにフルオープンで使うと風量は出るものの、粋ではないので、粋に使いこなせるように研究します!!
by as (2012-08-14 16:39)