天動説の天文時計-プラハ・ウィーン旅行記 [プラハ・ウィーン芸術旅行記_2007]
15世紀に作られた、天動説の時計
プラハ旧市街広場の一角にある旧市庁舎には、15世紀に作られ、現在でも当時の姿そのままで時を刻み続ける天文時計があります。縦に二つの大きな時計版が並ぶこの時計は、当時の宇宙観、天動説に基づいて作られていて、毎正時に上の二つの小窓からからくり人形が登場する仕組みになっています。
かなり大きいです
ガイドブックによると、上の時計版は「プラネタリウム」と呼ばれる、宇宙の動きを表した物で、下の時計版は「カレンダリウム」と呼ばれる、星座と四季(農業用)を表しているそうです。
精巧な造りです
また、プラネタリウムの両隣には、人間界に於ける4つの恐れ、「虚栄心」「貪欲」「死神」「異教徒の侵攻」を表現する4対の像が飾られ、カレンダリウム横には、4つの知恵「歴史記録者」「天使」「天文学者」「哲学者」を表現する像が置かれています。
この天文時計のからくりは、プラハでも人気のイベントの一つだけあり、毎正時になると、からくり時計を見るべく、人、人、人!!シティウォーク参加時に、運良く正時にあたり、絶好のポジションを求め人ごみを掻き分けて進むガイドさんの後ろについていき、最高のポジションでフィルミングに成功しました♪ありがとう、ガイドさん(感涙)
正直、からくり時計としては、終わった瞬間に「えっ、これだけ!?」と思うような素朴な物ですが、このからくりが作られたのが15世紀だと考えると、自然と素晴らしい物に見えてきます(笑)時計のからくりを見る時は、余り期待せずに行くことをおススメします(スイマセン)
今ふと考えたのですが、15世紀の日本って、どんな時代でしたっけ?おぉ、応仁の乱の時ですね・・・そう考えると、この時計確かに凄いですね。深く納得です。
コメント 0