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「Becoming Jane」ジェーン・オースティンの生涯 [映画]

春は恋の季節 Jane Austen season

今イギリスでは、19世紀に活躍した女流作家Jane Austen(ジェーン・オースティン)がちょっとしたブームです。彼女の作品の多くは、中流階級の女性達の恋愛と結婚を、巧みな心理描写と得意のユーモアを交えて描いたもので、世の女性達の圧倒的な支持を集めています。「Pride and Prejudice-高慢と偏見」や「Emma-エマ」などは、日本でも映画や日本語訳を通じてご存知の方も多いのではないでしょうか。

 DVDコレクション(笑)

現在、イギリスの民放「itv」では「Jane Austen Season」として、彼女の作品をドラマ化し放送しています。また、彼女の人生を描いた映画「Becoming Jane」が公開されています。「恋と結婚」を描き続けたジェーン・オースティンですが、意外なことに彼女はその生涯でたった一度しか恋をしなかったそうです。その「たった一度の恋」をメインに、美しいイギリスの田舎の自然や、当時の風俗を交えて物語りは展開していきます。「Becoming Jane」公式サイトはコチラ!!

ジェーン・オースティンの作品の世界観が好きな私には、彼女の人生がどの様に描かれるのかとても楽しみだったのですが、上映開始5分で撃沈。だって、だって、ジェーンが思いっきりアメリカ英語を喋っている上に、相手役トーマスは、スコティッシュアクセント・・・(涙)これには正直ガッカリしました。映画館で思いっきりため息をついてしまいましたよ・・・隣の席に座っていた老夫婦も同じ事を感じていたようで、上映終了後には「なぜイギリス人女優を起用しないのか」とお怒りのご様子でした(苦笑)

配役に関してはかなり不満が残りましたが、映画の内容はまぁまぁと言ったところでしょうか?やはり人の人生を2時間で描くことに限界を感じつつも、美しい景色と、華やかな衣装などは、ジェーンの小説と相通じる部分が多くあり、製作者サイドの努力を感じ取ることが出来ました。日本でこの映画が公開されるかどうか分かりませんが、ジェーン・オースティンの作品が好きな人には、お勧めしたいと思います。

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ぽん

いきなりはじめてコメントしますで失礼します。「Becoming Jane」を昨日飛行機(ノースウエスト機)の中で見ました。おもしろかったので、帰宅後ネットで調べていたらここにたどりつきました。ドイツ語吹き替え版で見たのですが、映画の内容をしっかり理解できるほどの語学力もなく、総じて無知なので、とても参考になりました。ジェーン・オースティンの作品を今度読んでみようと思います。一言お礼まで。
by ぽん (2008-04-04 18:19) 

as

>ぽんさん、ようこそ!!はじめまして。この映画、日本でも見ることが出来るんでしょうか?吹き替え版だと、どうしても映画の持つイメージが変わってしまうので、改めて英語版か日本語吹き替え版にめぐり合えることを祈っております。リアル音声は、五分で幻滅しますが(苦笑)

ジェーン・オースティンの小説は、この映画の何倍も面白いので楽しめること間違いなしですよ。全ての作品は映画化されていますし、映画とあわせて本を読むと理解も深まりますので、是非お試しください!!
by as (2008-04-06 10:02) 

ぽん

コメントありがとうございます!
ところでasさん、Nickelbackお好きなんですね!
私も好きです。昨年夏、ミネアポリスでライブ観ました。
パワフルで楽しいライブパフォーマンスでしたよ~!
by ぽん (2008-04-07 01:15) 

as

>ぽんさん、ようこそ!!えぇえええええええええ!!!!!!!!!!ぽんさん、Nickelbackのコンサート行かれただなんて、羨ましい・・・彼らって、なかなか日本に来ないんですよね(涙)常にツアーをしているのに、ほとんどが北米ですし、来日してくれるのはいつになるやら。カナダまで押しかけちゃった方が、早いですね(笑)
by as (2008-04-07 18:51) 

ぽん

なんで来日しないんでしょうかねぇ、不思議です。
ミネアポリスもがっつり北米、しかもカナダ寄りですね。
みなさん、近場が好きなんでしょうか。
個人的には、Because of you, Photograph, Savin' Me, Just Four(Jus For?), Believe it or notが特に好きです。
・・・なんていいつつ、実のところ、私はアルバム名や曲名をほとんど気にしないで音楽鑑賞するズボラ人間なので、自分のお気に入り曲のタイトルを書き出すのに、手持ちのi-podでいちいち確認しないとなりません(爆)
まったくもってお恥ずかしい限りです(汗)
by ぽん (2008-04-08 23:39) 

as

>ぽんさん、ようこそ!!どれも名曲ばかりですね。彼らの来日コンサート、気長に待ちましょう!!
by as (2008-04-09 14:56) 

一叶(一葉)

中国の映画ブログで感想を書いているyichiyohと言います。「Becoming Jane」を中国語字幕版で見ました。Anne Hathawayのジェーンはイメージが違うから見たくないという人もいましたが、James McAvoyのスコティッシュアクセント英語についての指摘は初めて目にしました。となると原作を離れて映画自体を楽しまないと全くイメージが狂ってしまう訳ですね。私は字幕があってやっと英語について行く程度ですので残念ながら音声からのイメージは味わえません。BBC95年版の「Pride and Prejudice」を見てJane Austenにはまりそうになっています。テレビ映画版や原作は作品そのものをじっくり味わえてなかなか興味が尽きません。ありがとうございました。
by 一叶(一葉) (2008-10-13 14:24) 

as

>ようこそ、一叶(一葉)さん!!はじめまして。この映画は、彼女の人生をテーマにしたものなので、彼女の作品とは切り離して楽しんだ方がいいですね。逆に、こんな出来事があったから、彼女はこんな素敵な作品を描いたのね、的な見方をすると、今後彼女の作品を見る上でもグッと理解がふかまるのではないでしょうか?

95年のBBC版は、最高&最強の「Pride and Prejudice」です。思いっきりはまっちゃってください(笑)マジで、Colin演じるMr.Darcyに恋しちゃいますよ♪
by as (2008-10-13 16:04) 

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