ボブ・ディラン ノーベルレクチャーを発表 [つれづれ日記]
歌詞は文学なのかという問いにディランの回答は?
昨年ノーベル文学賞を受賞し世間を騒がせたボブ・ディランが、ノーベル賞受賞の条件となるノーベル賞受賞記念講演(ノーベルレクチャー)を遂に発表しました。テーマは歌詞は文学に当たるのかという今回の騒動に対する答えの様な物で、約30分間の1人語りがノーベル賞のホームページに公開されました。まだ全部を通して聴いていないのですが、影響を受けた3冊の本、古代ギリシャのホメロスの叙事詩「オデュッセイア」、メルビルの「白鯨」、レマルクの「西部戦線異状なし」を上げながら独自の説を展開しているようで、非常に興味深いです。
「西部戦線異状なし」は未読ですが、確かに他の2冊は読むべき作品です(断言)。特に欧米では教養として求められるホメロスの「オデュッセイア」と「イリアス」はトロイア戦争から始まり、オデュッセウスが幾多の困難を乗り越えて家に帰る物語で、今の私たちの生活にも多くの影響を与えています(2冊の感想はコチラ!)。とても読んでいて面白い本なので、読んだことがない人は是非読んでみてください。最強の防衛機能を持つ戦艦がなぜイージス艦と呼ばれているのかもこの本を読むと納得ですよ。最近ゆっくりと本を読んでいないので、今度「西部戦線異状なし」を手に取ってみたいと思います。
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