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ひと手間で変わります バラのブラインドシュートの処理 [ガーデニング]

ブラインドシュートの処理をしよう

今日は蕾をかなりの数上げている我が家のルージュ様ことルージュ・ピエール・ドゥ・ロンサールのブラインドシュートの処理について書こうと思います。バラを育てているロザリアンの方なら一度は見つけたことがあるはずの、突然成長が止まる枝の処理です。基本的に放っておいても問題ありませんが、せっかくならどの枝もしっかりと成長させたいですし、何より株のバランスが悪くなるので、成長の途中で止まってしまったブラインドシュートには是非もう一度目覚めてもらって成長を続けてほしいと思います。そんな願いをかなえる簡単な方法があるのでご紹介します!

バラ_ブラインド‗処理 (1).JPG
なんかモサモサしているな・・・??

込み入っている枝を見てみると・・・。

バラ_ブラインド‗処理 (2).JPG
成長が止まってしまった枝

やっぱり成長点に変化がないブラインドシュートになっている!!こういった枝を見つけた時は、

ピンチ(大きな葉の根元で切り戻し)

をしましょう。この写真の枝の場合は、2つ下にある葉がかなり元気です。そして葉の根元が株の外側に向かっているので、ここから新しい芽が出れば外芽として育ちます(この辺りは冬の剪定と同じ要領でOKです)。ということで軽くまだ柔らかい枝をピンチします。

バラ_ブラインド‗処理 (3).JPG
すぱっと切ります。

切り口がフレッシュです(笑)。これでブラインドシュートの処理は完了です。この方法で他にも成長が止まってしまった枝を処理すると、一番最初はもっさりした感じだったブラインドシュート周辺も幾分スッキリし、また枝の成長が始まります。

バラ_ブラインド‗処理 (1).JPG
全部処理を済ませた後。あまり見た目変わらないかも・・・


バラを美しく咲かせる とっておきの栽培テクニック (NHK趣味の園芸ガーデニング21)こうしておくと、また葉の付け根から新しい芽が出てきて成長を再開します。このひと手間が結構株を強く頑丈に育てるのには有効です。勢いよく伸びるこの時期に成長を逃してしまうと、体力不足からこれから迎える夏を乗り切ることが出来なくなることもあります。葉の数は株の充実度と考えて、一枚でも多くの葉っぱを株に付けさせてあげることが大切です。私は春の成長期は花を付けることも大切ですが、どちらかというと葉を多く茂らせ、株を充実させる時期だと考えています。なので若い株ではあえて蕾を落す摘蕾をする場合もあります(花を咲かせることは株の体力を一番奪います)。このルージュ様は我が家に来てかれこれ4年位経つのでもう立派な株ですので1番花は思い切り咲かせる予定です。

*2017年4月22日追記*

Rose.JPG
ピンぼけが激しい・・・(汗)

ブラインドシュートの処理をして一週間、早速新しく伸びる芽が作られています。これが確認できれば、成長が止まったシュートもまた成長を始めますよ。今回もシュートの処理に成功して一安心です。

最後にいつも紹介しますが、バラを育て始めてその魅力にはまった人は絶対に持っていた方が良い本を紹介します。それは「バラを美しく咲かせるとっておきのテクニック」という本です。この本にもブラインドシュートの処理の方法も掲載されていますし、他にも化成肥料のやり過ぎによる症状等、一歩踏み込んだバラ栽培のテクニックを学ぶことが出来ます。私も色々とバラ栽培に関する本を読み漁ってきましたが、この本が一番実践的でおススメです。鉢植え、地植え両方に対応しているのもポイントが高いです。深くバラ栽培に関わってみたいと思う人は是非読んでみてはいかがでしょうか?おススメです。

バラを美しく咲かせる とっておきの栽培テクニック (NHK趣味の園芸ガーデニング21)

バラを美しく咲かせる とっておきの栽培テクニック (NHK趣味の園芸ガーデニング21)

  • 作者: 鈴木 満男
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2007/10/12
  • メディア: ムック

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