ル・コルビュジエの建築作品の世界文化遺産登録決定! [つれづれ日記]
20世紀で最も偉大な建築の巨匠の1人
トルコのイスタンブールで16日に突如起こった軍事クーデターの影響で遅れていたユネスコによる世界文化遺産決定会議が1日遅れの今日開催され、かねてから言われていた通り「ル・コルビュジエの建築作品」が世界文化遺産に決定しました。トルコの首都アンカラで多数の死傷者を出した爆発事件にイスタンブールの歴史地区の爆破、そして軍部によるクーデターと最近のトルコは心配なことばかりです。今回のクーデターはエルドアン大統領のもと鎮圧されましたが、これから参加者たちの粛清が行われるということで心配です。そんな衝撃的な事件が起こったイスタンブールの会議で決定したル・コルビュジエの世界文化遺産登録ですが、日本では彼が設計した建築物として東京の国立西洋美術館があり、建物自体がこの度世界遺産になりました(なお、これ以降のコルビュジエの名称の表記は日本で一般的に使われているコルビジェとさせていただきます)。
コルビジェと言えば「合理性と機能的な美」を追求したデザインが有名で、私の様なミッドセンチュリー好きにとっては神様みたいな存在です。建築のみならず、家具、絵画、彫刻などその才能はマルチに発揮され、その多才さからレオナルド・ダ・ヴィンチと比べられる天才です。特に彼がデザインした家具は美しいデザインと機能から傑作と言われる作品が多く、ブロック型のLC2ソファや足を伸ばして体を休める寝椅子のLC4シューズロングは誰もが一度は見たことがある椅子として世界的に人気があります。私もホテルなどで何回かこのシリーズの復刻版に腰かけたことがありますが、快適性が抜群でした。難点は大きな椅子なので場所をとることくらいであとは完璧です。
最近国立西洋美術館にはしばらく行っていなかったので、これをきっかけに建物自体も鑑賞物として久しぶりに行ってみたいなと思っています。どうやら今回の世界遺産決定を受けて国立西洋美術館も建物のデザインにフォーカスしたコルビジェの特別企画をしているみたいなので、見に行こうと思います!コルビジェ最高です!
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