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薔薇の手入れ第一弾 芽かき [ガーデニング]

取捨選択で良い芽を選びます

3月の下旬になるとバラ達も成長が少しづつ始まり、新芽が出てきます。ある程度芽が出そろったところでする作業が、年間のバラ作業の第一弾とも言える「芽掻き」です。同じ場所から2~3個の新芽が出た時や、バラを今後育てていくにあたって、その場所で枝が伸びるとちょっと困るといった場合にする新芽の柔らかいうちに芽を刈り取る作業です。冬場の寒さを耐え忍んでようやく芽吹いた芽を人工的に掻くのは心が痛みますが、間引きをすることによって栄養が行きわたり、美しい花が咲きしっかりとした枝に育つという年間を通して非常に重要な作業でもあります。また、余計な枝となる芽を掻くことによって、風通しと日光を十分に得られるようにする効果もあります。

今回は我が家の重鎮のつるバラ「ピエール・ドュ・ロンサール」のピエール様にモデルになって頂きました。まずは同じ場所から2つの芽が出たものの、一方の芽の勢いが弱く今後成長が見込めない弱弱しい芽を間引きます。間引く芽は赤丸の中の小さな芽になります。

Rose_芽かき (3).JPG
芽掻き前

Rose_芽かき (4).JPG
芽掻き後

これでスッキリ!!そして次はやはり同じ場所から2つの芽が出ていて、2つとも元気は良さそうな芽ですが成長する方向が下に向かっているので、これは今後のことを考えて芽を掻くことにしました。この芽が出ているシュート(枝)は古く樹勢が新しい枝に比べると少し劣るので、しっかりと育てるためにも間引きます。

Rose_芽かき (5).JPG
成長すると元気な芽になりそうだけど・・・

Rose_芽かき (6).JPG
芽掻き後。栄養はなるべく分散させず

そして次は良い芽なんですが、このまま成長してしまうと誘引しているフェンスの裏側に行ってしまう為、成長方向を考え間引く必要がある新芽です。

Rose_芽かき (1).JPG
壁に向かって一直線(汗)

Rose_芽かき (2).JPG
心を鬼にして芽掻きをします

この作業はつるバラでもブッシュタイプ、シュラブタイプどのタイプのバラも共通で行う作業になります。これからこの芽がどんな風に伸びていくのかをイメージしながら残す芽と間引く芽を決めていくのがコツになります。中には勢い良く成長している芽を間引く場合もあります。今回は鉢植えのバラとピエール様の手が届く範囲の芽掻きを実施しました。約10分で間引いた新芽は下の写真にあるように結構な量になりました。

Rose_芽かき (7).JPG
今回間引いた新芽達。ごめんよ・・・

フェンスの上に誘引しているピエール様の枝の芽掻きは手が届かずやっていないのですが、どんなに大切な作業と分かっていても脚立を引っ張り出してやるのは少し億劫だったりします(苦笑)。天気の良い日に意を決して改めて頑張って続きをしたいと思います。芽掻きのポイントは下のNHKの趣味の園芸のテキストに載っています。同じ時期に行う「先端の芽吹きの弱い枝の切り戻しの方法」も掲載されているので、興味のある人は是非読んでみてください。私も持っていますが、とても参考になりますよ。

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