名盤CDと言えば「The Nightfly」 ドナルド・フェイゲンでしょ [音楽]
曲の完成度と音に対するこだわりがK点越えの一枚
もう10年近く聞いているCDで、季節や気分を問わずいつ聞いても心地よい気分になれるお気に入りのCD。皆さんにもそんなCDがあるかと思いますが、今回私にとってのそんな1枚をご紹介します。ドナルド・フェイゲンの「Tne Nightfly(ナイトフライ)」です。フェイゲンの異常なまでの音への拘りと録音への情熱で制作されたこのCDは、プロのサウンドエンジニアが音の調整のために使うCDとしても有名です。また、1曲目の「I.G.Y」はIBMのCMソングに使われたので、知っている人も多いと思います。AORのコンピなどには必ず収録されていますよね。
ドナルド・フェイゲンは、ウォルター・ベッカーと作ったバンド「スティーリー・ダン」として一躍トップシーンに登場し、東海岸的サウンドを徹底的に洗練させ都会的な雰囲気とガラス細工のような繊細なメロディと、哀愁漂う難解な歌詞により、熱狂的崇拝者を持つバンドの事実上のリーダーです。今はソロとして活動していますが、完璧主義者のため妥協がなく、録音に参加したミュージシャンが「アドリブの様に聞こえるまで何回も演奏させられた。」という恐怖伝説があるほど(しかも演奏が気に入らないとクビ:汗)。ただ、この「ナイトフライ」を聞くと、フェイゲンが求めた完璧な音と一般的なミュージシャンの音のクオリティに差があまりにも在りすぎて、フェイゲンの凄さを改めて感じてしまうんですよね。
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