SSブログ

全人類の宝物-大英博物館(その1) [渡英準備]

大英博物館といったら、ロゼッタ・ストーンです
 
世界中にある博物館の中でも、その膨大で貴重なコレクションにより、5本の指に入ること間違い無しの「大英博物館-The British Museum」。博物館や美術館マニアな私にとって、一度は行ってみたい博物館の一つで、念願かなってようやく行ってくることが出来ました!!とはいっても、やはり限られた時間だったので全てのコレクションを見ることが出来なかったのが、本当に残念・・・(涙)ここの博物館は、じっくり見るなら丸一日必要です。
 
ということで、これから私が見てきた人類共通の至宝のコレクションを、何回かに分けてご紹介します。大英博物館は、館内の全てのコレクションの写真撮影が可。しかも入館料0円で、全ての運営と維持管理費をイギリス国民の税金でまかなわれているのです。これも日本では考えられないことですよね~。芸術に対する意識の差、なのでしょうか?館内では、美術学生さんがスケッチをしている姿も見られます。
 
 
この神殿のような荘厳な石造りのエントランスが、入り口になります。世界中の旅行者が多く訪れる場所だけあり、色んな言語が飛び交っています。私はキャリーケースを引っ張っていたので、博物館の裏口にあるクロークに預けてからの入場となりました(1回1ポンド)。クロークの場所を教えてもらった黒人の警備員さんと意気投合し、絶対に見たほうが良いものや、その場所までの最短の行き方、穴場のお手洗いの場所などを教えてもらいました。ありがとう!!
 
 
そして一歩中に入ると、この美しいGreat Court(グレートコート)に出ます。陽の光が燦燦と降り注ぐ大理石のフロアーは、無駄を一切取り除いた洗練されたデザイン。分かりやすいインフォメーションや、休憩場所、レストランやカフェもあります。そして、このグレートコートの左側の真ん中のドアを抜けると、そこにはあの「ロゼッタ・ストーン」がケースに入って展示されています。
 
 
ロゼッタ・ストーンはナポレオン・ボナパルトのエジプト遠征時に発見され、同じ内容の文章が3つの古代文字で表記されていることから、古代文字の解読に鍵となった、素晴らしい人類の至宝です。上から、ヒエログリフ、古代エジプトの民衆語(デモティック)、古代ギリシア語の順番で書かれています。このロゼッタ・ストーンを一目でも良いから見ることが、この大英博物館の最大の目的です。小学校の頃に歴史の教科書で見た、ロゼッタ・ストーンにまつわるエピソードや、もしこの石が発見されていなかったら、古代史の研究が今の半分も進んでいなかっただろうとろ言われる物語。ロマンを秘めたこの石をこんなに近くに見ることができるだなんて、本当に幸せ。感動に浸っていると、隣から修学旅行で来ていると思われるイタリア人グループにはじき出されてしまいましたが、人類共通の宝物を独り占めするのは良くありませんよね♪大英博物館の収蔵品に関しては「盗品のコレクション」なんて揶揄されることも間々ありますが、このようにしっかりと保管され、展示されているのは本当に素晴らしいことだなぁと感じました。
 
帰国してから、家族に一番最初に見せた写真は、もちろんこのロゼッタ・ストーンをはじめとする、大英博物館のコレクションのこと。心配していた家族にはかなりあきれられてしまいましたが、近いうちに家族旅行で行くこと決定です!

nice!(2)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 2

コメント 4

うぃん

芸術品はみんなで後世に伝えていこう!!という芸術に対する考え方の違いがあるのでしょうね。最近の日本にはない考えでしょうね^^;
中もかなりオシャレですね~行って見たいです!
by うぃん (2006-07-22 23:04) 

はまちゃん

あのパルテノンの神殿を彷彿させるような素敵な建物ですね~。
入り口もそうですが、中はもっと素敵。
うまく自然光を取り入れたスタイルになってますね。
自分ももしいったら、ハイビジョンカムコーダ買って撮ってみたい風景です。
by はまちゃん (2006-07-23 01:01) 

as

>うぃんさん、ようこそ!本当に素晴らしい博物館でした。現役受験生のうぃんさんが、もし世界史を専攻しているなら、きっと教科書に登場する素晴らしい作品がたくさん収蔵されていることに感激間違い無しですよ。

海外に行って感じることは、やはり芸術に対する考え方の違いですね。日本にも素晴らしい芸術作品や文化があるのに、それが広く伝わらないのは本当に残念なことです。飛行機の中で一緒になったドイツ人夫婦は、日本は入館料が高くて、見たいお寺も躊躇したって嘆いてましたから・・・少しでも改善されることを信じてます!
by as (2006-07-23 13:43) 

as

>はまちゃんさん、ようこそ!入り口の荘厳なつくりと、グレート・コートのモダンなつくりの差にも大きな衝撃を受けました。あの入り口からはとても想像できませんよね(苦笑)観光客の手には、当然みんなデジカメを持っていましたが、やはり一昔も二昔の前のものばかり。でも、香港や日本、アメリカから来ている人は、動画を撮っている人も多くいましたね。本当に素晴らしいところなので、いつか撮影に一度トライしてみてください!!
by as (2006-07-23 13:54) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0