ホテルで貰える栞を集めてます

数は少ないですが、細やかな趣味です（笑）

デジタル化が進んだこの世の中で、未だに本を読むのは印刷された本をメインで読んでいるというと、結構引かれてしまうかと思うんですが、世代のせいか「お気に入りの本は物理的に所有していたい、そして何度も読み返したい派」の私は、栞（しおり）にも結構こだわりがあります。色々こだわりがある中で長らくお気に入りで使っているのが、ホテルのアメニティで貰える栞です。多分今でも紙の本を愛読している方は共感してもらえると思います。

以前シンガポールのマンダリン・オリエンタルホテルで栞（ブックマーク）を貰ったことをblogで報告していましたが、同じくマンダリン・オリエンタルホテルのクアラルンプール（マレーシアの首都）に宿泊した際に貰った栞も愛用中です。今年日本橋のマンダリン・オリエンタル東京に宿泊したのですが、その時はコロナ禍で緊急事態宣言中ということもあり頂くことが出来ませんでした・・・残念。

左）マンダリンオリエンタル・クアラルンプール、右）シャングリ・ラ東京

そして今回、日本のシャングリ・ラホテル（東京）に宿泊した際にも、美しい栞を貰って結構テンション高めです。シャングリ・ラホテルと言えば、その名前の由来になった本がイギリスのハミルトン著「Lost Horizon（失われた地平線）」の中に登場する理想郷（桃源郷？）の名前からとったことでも有名で、世界中のシャングリ・ラホテルの客室には、この本が置かれています。何回か映画化されている名作なので、読んだことが無くても、映画で見たことがある方も多いのではないでしょうか私も滞在中に読破したのですが、濃厚な物語で、最後は「そう来たか～！で、彼はXXに戻れたのかな？」という凄い終わり方をして、余韻にしばらく浸ってました。

シャングリ・ラホテルに泊まった人は読んでいる人も多いはず

栞には本文の一説が抜粋されて書かれています。

ちなみにマンダリン・オリエンタルホテル・クアラルンプールの栞には、幸せに関して名言の様なものが書かれていて、結構心に残る素敵な言葉です。ホテルで頂ける栞は、手に取るとそのホテルに滞在していた時の思い出が自然と蘇ってきて幸せな気分になりますし、市販のしおりと比べても紙も上質ですし、使い勝手も抜群ですから泊まる度に違うしおりがいただけるので、また泊まりたいなと思わせてもくれます。ただし、こういったサービスがあるホテルは高級ホテルが多いので、お財布に厳しいのですがその分サービスは一流です。これからもホテルの栞は集めていく予定なので、頑張って集めて行きたいと思います！

失われた地平線 (河出文庫)

• 出版社/メーカー: 河出書房新社
• 発売日: 2020/01/08
• メディア: 文庫