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厳島神社じゃないぞ!大願寺と宝物殿 [広島で平和を考える旅2017&2018]

大願寺と宮島の宝物殿に行きます!

厳島神社の参拝ルートの出口の先にあるのが大願寺です。宮島というと厳島神社のイメージが大変強くありますが、実は厳島神社以外にも沢山の神社仏閣があり、大願寺もその中の一つです。大願寺の秘宝である弁財天様は日本三大弁財天の一つとして数えられていて、年に一度の御開帳で一般人も拝観することが出来る貴重な機会となっています。厳島神社で朱色の世界にどっぷり浸った後にこういったお寺を見ると何だか落ち着く感じがします。

宮島 (1).JPG
良い意味で一般的なお寺さんです。

宮島 (2).JPG
厳島神社を参拝した後の人の流れに乗れば、大願寺に到着します。

弁財天と言えば、日本では厳島神社の主祭神である宗像三女神の市杵嶋姫命と同一視されていることから、厳島神社とこちらの大願寺の繋がりの深さを感じさせます。宗派は違えど同じ神様を信仰しているといったところでしょうか。

またこちらのお寺さんで見逃せないのが、伊藤博文公の御手植えと言われている松の木があります。この松の木は9本の幹に分かれているので「大願寺の九本松」として大切にされています。実際に数えてみたところ、しっかりと9本幹を数えることが出来ましたよ!

宮島 (3).JPG
九頭竜見たいな松の木です。

伊藤博文をはじめ、幕末の英雄たちが参拝したばしょでもあり、勝海舟が長州藩の広沢真臣と大願寺の書院で面会したこともあるそうです。幕末の歴史の舞台としての一面もあり、勝海舟ファンは絶対に訪れるべき場所です。

こちらでも、本堂の右側にある建物で頂くことが出来ます。最近の御朱印ブームで本堂に参拝せずに御朱印だけを集める人が多いせいか、御朱印は参拝してから対応しますと明記されていました。本来御朱印は自らが写したお経をお納めした証としていただくものなので、スタンプラリーか何かとはき違えている輩は許せませんね。

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弁財天様ですね。ご本尊は薬師如来様なんですが(苦笑)

大願寺を後にし次に向かったのは、大願寺の目と鼻の先にある「厳島神社の宝物館」です。こちらの宝物館は厳島神社が保管する平安時代から続く大変貴重な品々を展示していますが、なぜか観光客はここに入りません!何故だ!!歴史あるお寺や神社には昔の由緒ある銘品や貴重品が数多く寄贈され、素晴らしい宝物を観れる場所なのに!!


宮島 (4).JPG
こちらは安定のコンクリート造りです

展示物は平家に縁がある物が多く、特に平家納経は特に美しく当時の人の仏教に対する深い帰依の心を見ることができます。その一方では武具の展示もあり、甲冑や刀といった仏の世界とは対極にある戦いの世界の品々もあり、その2つの世界を同時に見ることが出来るのは大変面白いです。また、舞楽が披露される厳島神社らしく、雅楽の楽器も展示されています。とても小さな展示館なので時間がある人は是非お勧めしたいと思います。

では次は、同じ宮島の中にあるちょっと毛色が違ったお寺さんに向かいたいと思います!こちらもある意味必見のお寺さんです。

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