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入院する前に準備する大切な書類関係 [SLE検査&治療入院体験_2016]

入院が決まったらすぐにやること(お金関係)

今回の検査入院では入院決定から入院開始まで約1週間の時間的猶予がありました。その時間を使って入院、特に医療費に関する保険や支払い関係の書類を事前に準備することが出来、万全の体制で入院当日を迎えることが出来ました。事故や急病だと事前準備の余裕なんてありませんが、入院することが決まったらすぐにしなければいけない”お金”に関するところをまとめたいと思います。

  1. 保険会社から保険金請求に必要な書類の取り寄せ
  2. 会社に休職、復職に必要な書類の確認
  3. 保険組合に「傷病手当金」の申請書類の取り寄せと確認
  4. 保険組合から「限度額適用認定証」の取り寄せ

この4つを事前に確認処理することによって、休職中の給与のカバーや退院時の窓口の支払いを一定額で済ますことが出来ます。日本の保険制度はしっかりしているので、自分でしっかりと内容を把握し必要な処理をすることで経済的な負担を大幅に軽減することが出来ます。入院という不測の事態を乗り切る為にもしっかりと確認することをおススメします。ではここから一つ一つを私の事例をサンプルにしてご紹介したいと思います。いざという時に役に立つ情報なので、お時間がある方はお付き合いいただけると幸いです。

1、保険会社に保険請求に関する書類を送ってもらう
現在私は2社の保険商品に加入しています。コールセンターに入院の詳細を説明した結果”手術なしで合計30日未満の入院”というカテゴリーに該当し、保険請求に病院の先生に記入をお願いする書類は不要で、領収書のコピーと請求に必要な保険会社のフォーマットの申請書を退院後記入して郵送すれば保険金が下りることが判明しました。保険会社のコールセンターは親切ですぐに必要書類を郵送で送ってくれます。

2、休職と復職に関して人事と確認
今回の入院で一番苦労したのが会社の人事の手続きでした。うちの会社の場合休職するにあたって必要な書類が会社のフォーマットの「診断書」と「休職願い」の2通。「診断書」の方が特に面倒で、病院の先生に記入をしてもらう必要のある書類になります。私が通院している病院では文書交付のお願いをしてから受け取りまで最短で2週間かかります。当然書類が間に合わないので人事との大バトルの結果、事後提出で決着しました。そして復職に必要な書類は「復職願い」と「診断書」。「復職願い」に添付する診断書はフォーマットの指定はなく病院のものでOK。要は会社に復帰しても大丈夫というお墨付きが必要だそうです。「復職願い」と「診断書」が人事に届いた後に産業医面接が設定され、産業医面接の後職場復帰です。ところがうちの人事は全くやる気がなく産業医がオフィスに来る日(月に1か2回)に面談を設定するので退院後の待機時間が長くなりそうです。その日に人事が面談に立ち会えない場合は更に次の訪問日まで面談を延長ですって!信じられない(怒)同じグループ会社の人事では産業医の先生と交渉し速やか(1週間以内)に面談の設定をするそうですが、うちの人事はそんなことはしないというこで、人事の悪評の高さが良く分かりましたよ!!

3、傷病手当金の申請書を保険組合に請求
自分が加入している保険組合(保険証を発行してくれているところ)に休職をすることになったことを連絡すると休職期間中の経済損失をカバーできる「傷病手当金」を請求するために書類をすぐに送ってくれます。これは休職期間が解除後に就労不可能日数を明記して保険組合に提出するもので、当然お医者様に記入をお願いする箇所もあるので職場復帰後の後処理になりますが、処理が終わると個人の給与に基づいた支給金額が入金されます。ただし国保の場合この仕組みが適用されるかは各自自治体にお問い合わせください。

4、「限度額適用認定証」を保険組合に発行依頼
入院期間の長短関係なく入院費用は高額になりがちです。高度先進医療や手術などを受けると自己負担額も一気に上がります。医療機関の窓口の支払いが高額になった場合、後日申請して自己負担限度額を超えた分が返金される「高額療養費制度」があります。将来的に戻ってくるとはいえ一時的に支払いをするだけでも負担が大きい場合があります。そんな経済的負担を軽減する仕組みが「限度額適用認定証」です。事前に保険組合に発行をお願いし、入院時もしくは入院中に医療機関に提出することで最初から窓口で支払う金額が自己負担限度額までに抑えることが出来ます。これを提出することで後日役所に行って「高額療養費制度」の手続きをする必要もありませんし、何より経済的負担が軽減されることが大きいです。入院中でも病院では受け取ってくれるのでもし余力がある場合は保険組合に連絡し送ってもらいましょう。私の知人は病院に送ってもらってました。この便利な制度も注意点があります。この制度が適用されるのは保険が適用される範囲内です。差額ベッド代や入院中の食費は対象外になりますのでご注意ください。
<おまけ>
私が加入している健保は付加給付制度があり、窓口で自己負担限度額まで支払った後健保から給付金があり最終的な自己負担額は2万円まで抑えられるようになっています。後日窓口で支払った金額(自己負担限度額)-2万円の金額が給与口座に振り込まれます。最終的な保険適用分の自己負担額は2万円になります。

社畜万歳!復帰後死ぬ気で働くよ!!(絶叫)

大まかにまとめるとこの4点になります。どれも大切な手続きになりますので、いざという時に慌てなくて済むように頭の片隅に記憶しておいてもらえると嬉しいです。お世話にならないのが一番ですが長い人生いつ入院するか分からないのでしっかり対応できるようにしておいて損はないですよ!


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