いざ、出雲大社参拝!!

初めての出雲大社に感心しっぱなしです

出雲空港から車で約45分で出雲大社に到着です。60年に一度の式年遷宮中ということもあり、平日にも関わらず多くの参拝客が来ていました。正面の鳥居の前、向かって右側に式年遷宮の木札が掲げられています。

出雲大社は大国主大神（大黒様）のお社で、八百万の神をお祀りしている中でも大国主大神と素戔嗚尊がこの神社の主役にあたります。大国主大神は因幡の白兎や国譲りが有名な神様で、数々のエピソードから縁結びだけではなく病気治癒や商売繁盛の神様でもあります。一方の素戔嗚尊は大国主大神のお父さんにあたりる神様で、八岐大蛇を倒してその尾の中から草薙剣（くさなぎのつるぎ）を抜き取り、奇稲田姫を嫁にもらったお話は有名ですね。

さて、そんな出雲大社の参拝は広い敷地を迷走せずにしっかりとポイントを押さえた参拝が大切です。今回私達が参拝したルートを写真と一緒にご紹介します。鳥居をくぐる際には一礼をして真ん中は通らないこと、参拝方法は「2礼、4拍手、1礼」が出雲大社参拝のルールですので注意しましょう。もしこれから出雲大社に行かれる予定がある方は是非参考にしてくださいね。

1、大鳥居を抜けてなだらかな下り坂を進んでいきます。

2、右側に見えてくる「祓社（はらえのやしろ）」で身を清めましょう。

ココからお賽銭が必要になるので、小銭をポケットに入れておくことをお勧めします。お社が沢山あるので毎回お財布を出していると時間と手間がかかるので事前に準備をしておくのがベターです。

3、松の参道を進み手水舎で手と口を漱ぎます。


この手水舎の裏手には大国主大神のエピソード因幡の白兎のモニュメントがあります。

4、銅の鳥居から拝殿へ。出雲大社のシンボルしめ縄が見えてきます!!

5、まずは拝殿に参拝しましょう。

大きいです。

6、反時計回りに拝殿を周りながら八足門（はっそくもん）へ向かいます。

この門中に御本殿がありますが、参拝客は普通はここまでになります。なのでここでしっかりとお祈りしてきましょう。なお、地面に書かれたピンクの輪はかつて御本殿が高い柱に支えられていた時代の宗柱があった場所になります。3本の柱を1つにまとめて柱とし、御本殿を支えていたんですね。平安時代にこんな高度な技術があったことにビックリです。

7、瑞垣を反時計回りに進み、素鵞社（そがのやしろ）に行きましょう。

素鵞社は素戔嗚尊を祀ったお社です。現在改修中で仮の住まいとしてこちらに移動していますが、本来の場所は御本殿の真裏にある八雲山を背負うようにあります。この素鵞社は出雲大社にあるお社の中でもトップクラスのパワースポットだそうで、この写真の左下にある桐箱の中に砂があるのですが、本来ならこの御砂はご社殿の床下にあるもので、この御砂を持ち帰り家の敷地や田畑に撒き清めるてご加護を受けることが出来るという信仰が古くからあるそうです。ただしただ持ち帰るだけではダメで、日本海に面した稲佐の浜から砂を掻き採って素鵞社をお参りし、その砂を素鵞社の床縁下に置き供え、既存の御砂を持ち帰るというものだそうです。

8、瑞垣をぐるりと回り、御本殿の真西で御本殿に向かって再度お参りです。

御本殿は南向きに建てられていますが、大国主命は西向きに鎮座されています。なので八足門で祈願しても左側のお顔に向かってお祈りしていることになります。そこで真西に回って正面から参拝するのが重要になります。折角なのでしっかりと参拝しましょう。

9、御守り所でお守りを買いましょう。

御守所は2か所あります。忘れずに御守を買って帰りましょう。ちなみに式年遷宮の期間限定御守が現在売られています。遷宮で60年間の長きに渡るお役目を終えたお社の屋根材である檜皮（ヒノキの皮）をすき込んだ紙を御守の包み紙としたもので、種類は全部で確か5種類くらいありました。私は”えんむすび御守”と”壮気健全御守”の2種類を買いました!!

10、最後に出雲大社のしめ縄を見るべく神楽殿へ。

神楽殿は荒垣の外側になるため少し遠いですが、出雲神社の象徴であるしめ縄を見逃すわけにはいきません。私達が行った時は雨風が強くなったことと混雑で掲載出来る写真を撮影することが出来ませんでした。凄く残念です。

これで出雲大社参拝は一通り終了です。のんびり歩いて約90分、普通に見て回る分なら一時間もあれば十分です。大国主大神は縁結びの神様と言われますが、全ての人と人とのご縁を司る神様なので、男女問わず良い人との縁に御利益があります。会社、職場に友人関係と人生で一番大切な”人との縁”を司る神様に参拝して是非良縁に恵まれたいものですね。この後は表参道にある沢山のお店を歩いて回って、美味しい出雲蕎麦を食べに行きましょう!!