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機動戦士ガンダム Ⅲ めぐりあい宇宙編 ガンダムは流れに乗れば良い・・・ [1st ガンダムに挑戦!!]

えぇっ、シャアって涙するんですか!?

機動戦士ガンダムの劇場版3部作の最終章「めぐりあい宇宙編」です。物語は、戦艦”ホワイトベース”がジャブローの地球連邦軍本部を出発したシーンに始まり、感動のフィナーレまでとなります。劇場版の最終章を飾るに相応しい一本です。

この「めぐりあい宇宙編」、作品の8割は新しく描かれていますよね。ララァとアムロの戦いなんて、キラキラ度[ぴかぴか(新しい)]200%でしたし、ちょっとしたシーンで背景や演出の変更が行われているのに、製作者サイドのこの作品に対する力の入れ具合を見ることが出来ますね。これまでの2作品に比べても、この3作目が感動的で、一番良い作品として完成しているのではないかと思います。

TV版でちょっと不満だった、ブライトとミライさん(+スレッガー)の関係も、新しいシーンの追加によって、微妙な女心がしっかりと描かれていて、グッと良くなっています♪ここでブライトが本音を吐露するのですが、私の中のブライト株が上がりました!!確かにブライトって、不器用なタイプですよね。

そして、衝撃的な扱いになっていたのが、アムロパパこと、テム・レイ。なんと息子が乗るガンダムの活躍に喜び、階段から転げ落ちそのまま死亡!?扱いが悪くなってますよ!!酸素欠乏症に苦しむお父さんで止めておきましょうよ。だってあくまでも、主人公のお父さんなんですよ、彼・・・。

ここで突然ですが、この劇場版(特別編)の加筆修正で、ショックだったことランキングのトップ3を発表!!

 1位、ララァのエキセントリック度が激減、普通の健気な女の子になってるよ!!
 2位、マ・クベの存在自体が、ほぼ抹消されてるよ!!
 3位、シャアって、ララァの為に泣くの!?嘘でしょ!?

先ずは一番目。あれだけテレビ版でエキセントリックな言動していたララァが、劇場版では、”シャア大好き&超健気”な普通の女の子になってるじゃないですか!?ありえん。万人受けを狙ったの??あんな普通なララァは、ララァじゃないですよ~。それから2番目のマ・クベの件。彼の唯一の見せ場だった、テキサスでの”ギャン”の活躍が地雷原にとって代わられているし、彼の名(迷)言「あの壷をキシリア様に届けてくれ(以下略)」がカットされているだなんて、チーム・キシリア派の私としては大ショック!!でも逆に言うと、マ・クベの存在って、カットされても物語上影響なしってことですよね、あわれマ・クベ(涙)そして3番目のシャアの涙。

あなた、部下の死に涙を流すタイプでしたっけ!?

あれだけセイラ命のシャアが、ララァの死で涙するだなんて、ビックリしました。多分、彼がホロリと見せた”人間味”とか”弱さ”として、この演出が好きだという人も多くいると思いますが、徹頭徹尾”アルテイシアの為”だけに見せていたシャアの優しさや人間味が好きだった私としては、あんな風にアルテイシア以外の為に涙されると、正直「えぇー!!」って感じです。シャアのように完成された敵役は、テレビ版のイメージを大切に、悲しみに涙を浮かべることはあっても、流さないでほしかったなぁ(む、でも仮面をしているシャアに涙を浮かばせる演出は不可能かぁ・・・となると、あれでOKなのかも)。人間味は勿論必要ですけど、もうちょっと違う形で演出して欲しかったな。読者の皆様からかなり叩かれることばかり書いていますが、私個人としては、テレビ版よりも劇場版のシャアの方が好きなので、悪しからず。

他にも気になることがいくつかあるんですが、綺麗に再編集された劇場版にまぁ満足しているので、野暮なことは書きません!!あ、でもギレン総帥の「カス」演説の後に、ジオン兵が「ジーク・ジオン!!」と連呼するシーンが、普通に「オー!!」という掛け声に変わっていたのだけは、不満が残りますね。

そして、よく見ていると、なななな、なんと最後のエンドロールで、爆発に巻き込まれ、生死不明だと思っていたシャアらしき人物の影が、宇宙船で飛び立つ姿が描かれているじゃないですか!!テレビ版では、完全に行方不明だったので、安心しました。良かった良かった。

そんなこんなで、機動戦士ガンダム劇場編も無事終了です。今回も私の戯言にお付き合いいただき、ありがとうございました!!さぁ、頑張ってガンダム街道ひた走るぞぉ!!

いやぁ、相変わらずキシリア様、素敵ですぅ~♪

機動戦士ガンダム III めぐりあい宇宙編 / 特別版 【劇場版】

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みみちゃん

こんにちは。
おつかれさまです!!
これで劇場版・特別編を完走ですね!!

3位、シャアという人物像を余計に謎にしている要素ですね。
あそこで何に対して涙を流したのかは、わかりません。
ララァを失ったことなのか、自分の不甲斐なさなのか。

2位、マ・クベが実在するとしたら、この生き方でしょうね。
TV版でシャアが言っていた通り、ガンダムに自ら仕掛けるマ・クベのほうが不自然なような気がします。
ちなみに劇場版では、ソロモン攻略戦の直前でザビ家三兄弟が通信しているとき、キシリアの背後にマ・クベが立っています。

1位、ララァは影が薄くなったというか;;;。
リックドム隊とのイザコザとか、シャリア・ブルのときのとんがり具合がなくなったおかげで、だいぶ毒気がなくなりましたw。
要点だけつまんで話を尺の中にまとめようとすると、こうなっちゃう気がします。

番外編、テム・レイというキャラクターは、ここで抹消しておく必要があったんじゃないでしょうか……Zガンダムへの布石のために。
彼の存在は続編の話をややこしくするだけですからね……。

ていうか、やっぱ。
特別編のア・バオア・クーのシーンは、BGM・SEともに、ありえない「改悪」です;;;。
なんでオリジナルの影も形もないほどに、音を変えちゃったんだか……;;;。
by みみちゃん (2008-05-27 14:33) 

as

>みみちゃんさん、ようこそ!!遂に劇場編も完走です♪長~い話を上手くまとめているとは思うのですが、改めてテレビ版のサブストーリーが、ガンダムの物語のクオリティを上げる一翼を担っているのだなぁと思いました。劇場版は劇場版ならではの良さもありますよね。

いやぁ、ララァの変貌振りにはビックリしましたよ。あんな普通のララァは、テレビ版とは完全な別人!!まぁ、時間の関係上削るシーンを削っていくと、ああなってしまうのかもしれませんが、個人的には、ぴらぴらとワンピースでキシリア様に怒られるシーンが見たかったです(劇場版では軍服着用)。

これだけ頑張ってみてきたガンダムですが、やはりオリジナルには勝てませんね。ブルーレイ版での発売が待ち遠しいです。
by as (2008-05-28 14:16) 

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