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機動戦士ガンダムⅡ哀・戦士編 劇場版は、あと10年は戦える [1st ガンダムに挑戦!!]

Gパーツはどうしてカットされちゃったの!?

シナリオを前後し、ガンダムのポイントである「ニュータイプ」に重点を置き、物語がより分かりやすくなった、機動戦士ガンダム劇場版Ⅱ”哀・戦士編”。内容は、ランバ・ラル隊の活躍からジャブローの戦いまでを描いた総集編になります。登場する人物が、次から次へと戦死していくという、まさに「哀・戦士編」の名が示すように、出会いと別れが繰り返される、戦士達(戦争)の悲しみが溢れています。

機動戦士ガンダム II 哀・戦士編 / 特別版 【劇場版】
テレビ版との大きな違いは、アムロとセイラさん、そしてシャアが既にニュータイプとして、軍で認識されているということ(”黒い三連星”のガイアが、戦いを通してアムロのことをニュータイプだと見抜きます)。特にアムロは、そのニュータイプの特殊能力で、数々の出来事を予見しています。そして、テレビ版では黒を基調にしたカラーリングで、白いガンダムとコントラストを出していた”Gパーツ関係”が全部カット。な、なぜぇ~!!セイラさんが乗るのは、黒いGファイターでしょ、やっぱり!!しかも途中から、ガンタンクの存在も抹殺され、ガンキャノン2機体制になっています(涙)一体、何故!?ガンタンクは、格好悪いってことですかぁ!?


この哀戦士編の前半の主役は、勿論ランバ・ラル[かわいい]。彼とハモンさんの物語は比較的丁寧に編集されていて、見ていて違和感を感じることはあまりありませんでしたね。やっぱり人気が高いランバ・ラルとハモンさんを蔑ろには出来ませんからね~(ファンに刺されますよ)。でも、印象的だったランバ・ラルの死のシーンのセリフが変わっていてちょっとショック。セリフの良し悪しではなく、印象が強く残っているシーン程、新しい演出を受け入れるのに時間がかかっちゃうんですよね。ですが、一箇所だけどうしても納得いかなかったシーン[雷]があります。それは、ソドンのお店でハモンさんが、ランバ・ラルに「あんな子(アムロ)が欲しいのか?」と聞かれ、優しく「そうね」と答えるシーンが、「まさか」と冷たく言い捨てるようになっていること。このシーンを見た瞬間、速攻でテレビ版を見直してしまいましたよ。ハモンさんは、どう考えてもあんなセリフ言わないでしょ、絶対に。納得イカーン!!(怒)

それから、”ジーク・ジオン!!”な私の貴重~な連邦軍のお気に入りキャラであるリュウさんの死は、テレビ版でグッと来たブライトの「リュウ、勘弁してくれー!!」という叫びがカットされ、ハヤトとアムロの責任の擦り合い的取っ組み合いに・・・。アムロの「マチルダさん(以下繰り返し)」も、あっさりと終了(えぇー!?)。時間の都合もあるとは思いますが、物語上重要人物だったあの二人の死が、こんなにアッサリとまとめられてしまって残念です。でも、悲しき女スパイことミハルちゃんの最期に関しては、カイの追悼シーンがちょっと増えて、より印象的なシーンに仕上がってましたね。製作関係者、絶対カイがご贔屓キャラですよ(笑)

個人的に、一度見たら忘れられない超濃い目キャラの”黒い三連星”の活躍がもうちょっと見たかったですね。

機動戦士ガンダム II 哀・戦士編 / 特別版 【劇場版】

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  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
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機動戦士ガンダム 劇場版メモリアルボックス

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防人

私は、あのハモンの一言と態度、納得しましたよ。

これも、やはり個人の解釈の違いですね。

これは、ハモンがアムロの事を気に入ったのを、ランバ・ラルに悟られる

のが、性格的に嫌だった事を、微妙なニュアンスで表現しているのでは

ないかと思われます。←まあ、そんな感じかな?
by 防人 (2008-05-20 18:27) 

みみちゃん

こんにちは。
特別版だと、「デキが悪い」部分と、「劇の変更」による感じ方の良しあしの部分が「ごっちゃ」になってしまうので、なかなかうまくお話ができません;;;。

ちなみにGパーツはですね、あまりにオモチャ的すぎるということで、劇場版ではコア・ブースターに変更になりました。
これは制作者側も相当の覚悟が必要な変更だったと思います。
コア・ブースターが登場するシーンは、絵を全部新しく書き起こさないといけないので……。
しかし、制作サイドのミスなのか、「めぐりあい宇宙編」で一瞬だけGファイターが見えるらしいので、探してみてくださいw。

ガンタンクのC-109への変更も、個人的には納得です。
ジャブローから宇宙にあがるWBは、もう一年戦争の間は地球に戻らないのが理想のハズで、彼らにとって陸戦兵器であるガンタンクは無用の長物なんですね。
ガンタンクを持って行くくらいなら、GMを1機持って行ったほうが、よっぽど役に立つハズなんです。
ただですね、これも「めぐりあい宇宙編」で一瞬だけ、2機のハズのガンキャノンが「3機」いるシーンがあったハズですw。

それから、話の順番が違っていることにお気づきになりましたでしょうか……。
「激闘は憎しみ深く」と「迫撃!トリプル・ドム」の順番が、TV版と入れ替わっているんです。
TVと違い、先に黒い三連星と戦って、その後でハモンが特攻してきます。
だから、ハモンの行動がオデッサ作戦のどさくさにまぎれた攻撃になっていて、リュウが死ぬタイミングもTV版と違い、ここで故・マチルダさんがアムロに「大丈夫」って言ったりなんかして、話の流れがだいぶ変わっているんですね。

個人的には、この後半のジャブロー戦が、特別版で最も許せないシーンです。

オリジナル音声版のジャブロー戦のシーンが、いかに優れたものだったか、逆に立証する材料になってしまいました。

一言で言って「ちぐはぐ」です。
by みみちゃん (2008-05-20 19:56) 

as

>防人さん、ようこそ!!なるほど~、そういう解釈の仕方もあるんですね。参考になります。私の中のハモンさんのイメージって、ちょっと不思議な感じの女性なんですが、ラルや彼の部下には多くは語らずとも、その真意を真っ直ぐに伝える人、というのがあったので、この「まさか」という表現方法に引っ掛かりを覚えたんだと思います。ま、ハモンさんはどんなハモンさんでも、十二分に魅力的ですが(笑)

by as (2008-05-21 13:16) 

as

>みみちゃんさん、ようこそ!!Gパーツは、おもちゃ過ぎるかぁ~(涙)ガンタンクは、確かに宇宙戦には必要のないものですよね。なるほど、それでキャノン2台体制へとなったわけですね。キャノンにハヤトが乗っているのが、違和感あっていただけませんが、納得です。「めぐりあい編」でGパーツを必死に探してみますね♪

シナリオ変わってましたね。違和感ありまくりでしたよ(苦笑)ランバラル&ハモンさんが、オデッサ作戦の一環のように扱われていて、ちょっとなぁ、でした(涙)だって、”黒い三連星”とハモンさんが一緒なんですよ!?ハモンさんの女性ファンから一斉にブーイングですよ!!ブーブー!!

ジャブロー戦は、セリフの変化も多く、ちょっと簡単にまとめられてしまった印象があります。音声一つで、こうも印象が変わってしまうのか、というお手本ですね、この特別編。はやく、ブルーレイで出ないかなぁ~。
by as (2008-05-21 13:25) 

師子乃

おはようございます。

ガンタンク、劇場版ではやはりなくなっていたんですね。

確かに頑張って使っていたのは不思議でした。
by 師子乃 (2020-05-02 08:29) 

as

>師子乃さん、ようこそ!!ガンタンクは劇場版では存在が抹殺されていました。残念です・・・(涙)
by as (2020-05-15 16:01) 

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