SSブログ

学生生活を楽しむには、まずは自己管理からです [イギリスの生活]

留学生活を、生き残る為には・・・??

9月から新学期が始まるイギリスでは、それにあわせて新大学生を対象とした警察によるセキュリティ管理に関するレクチャーが行われます。私が通う学校でも10月初頭にあり、私も参加してきました。そしてその時に配布されたのが、この「Student survival guide-because it's a jungle out there」と仰々しい名前がついたパンフレットです(苦笑)

 凄い名前・・・

このパンフレットは「Home office-内務省」によって作成された物で、自分が犯罪被害者にならないためにはどうしたらいいか、ということが約20ページにわたり、case studyと一緒に紹介されています。1ページ目は、貴重品を見せびらかして歩かない、夜の外出は必ずタクシーを利用し一人歩きは避けること等、基本の基本が書かれています。そして次のページをめくると、なんといきなり「Drugs」のページです・・・さ、さすが(汗)しかも最初に「ドラッグは違法です!!」と書いてあるのに関わらず、利用する際の注意事項がご丁寧に書いてあるではありませんか・・・はぁ。

イギリスのドラッグポリシーは、基本は日本と同じ「drug 0」方針ですが、Class Cのドラッグに関しては、初犯で、"personal quantity"の量(一体どれぐらいの量を指すのか、知るのが怖いですね・・・)なら厳重注意で終わりという、ほぼ黙認状態・・・。私の住んでいる小さな街でも、ドラッグを入手するのは簡単ですし、土曜日の夜に外出すれば、いかにドラッグ汚染が進んでいるかを目にすることが出来ます。ですがこの薬物汚染はイギリスに限ってのことだけではなく、ヨーロッパの国なら当たり前で、イギリスはまだマシな方になるくらいです。逆に言うと、「ドラッグ・ゼロ」方針を厳格に実行して、薬物クリーンな国は世界中でも日本くらいでしょう。しかし、一体何が原因で10代中盤からドラッグに手を出すようになるのか、私には全く持って理解不能です。一応、念のため明言させていただきますが、私はドラッグもタバコも吸いません(お肌の大敵です!!)。しかし、ドラッグユーズの最後の但し書きが、「薬をやった後には、運転するのはやめましょう」って、これで良いの、この国!?

話をパンフレットに戻して。この冊子の最後には、留学生に向けたページがあります。
 
 留学生用のページ

たった2ページですが、緊急連絡先などイギリスで生活するにおいて、知っていた方が良いと思われることが書いてあります。この9月からイギリスで留学生活を始めた人には、一冊手元においておくと、いざという時に役に立つこともあるかと思います。勿論警察のお世話にならないことが一番ですが(笑)

私が大学生に入学したとき、このようなレクチャーは無かったのですが、最近は日本も少々物騒になってきていますし、今は日本の大学でもこういうレクチャーがあるのかもしれませんね。まぁ、今回あったレクチャーの話の内容の大半を占めた話題は・・・言わずもがな、です。こっちの生活のおかげで、要らない知識がやたら増えたような気がします・・・はぁ。

nice!(4)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 4

コメント 4

日本の若者の間でも合法ドラッグが結構出ているようです。
購入者の中には、主婦もいる時代ですからね。
子供も手を出すわけです。

>初犯で、"personal quantity"の量(一体どれぐらいの量を指すのか、知るのが怖いですね・・・)なら厳重注意で終わりという、ほぼ黙認状態・・・。

↑凄いですね++;
ちと驚きです。
国によって感覚が違うのですね。
by (2007-11-18 00:35) 

大井sigeki

なんと私向きな記事を・・・・ってここはasさんのブログでしたな(笑)
流石にアヘン戦争をやらかした国は違うナァと、皮肉たっぷりに今回の記事を読みました。
以前マレーシアで200gのヘロイン持ち込んだ、イギリスのバカが死刑になりました
(シンガポールやマレーシアは建国に中国系客家人のリー・クアン・ユーが携わってるため、アヘン戦争の経験者リーは阿片を猛烈に嫌ってるため麻薬は極刑となってる)

当時の首相マハティールにサッチャーが減刑を求めるも
「内政干渉ジャい!」突っぱねて死刑は執行されました。(流石)

なぜなら200gの量は、個人で楽しむ量ではなく完全に売人の所持する量だから・・・・

個人主義の西洋社会では、ヤクやって勝手に死ぬのはかまわんけど
他人に売ったら酷いわよ・・・ってことなのでしょうね。
ドイツでも、ヘロインの静脈注射の回し打ちでエイズが流行って困るから
注射針の無料殺菌を設けたら、物凄い数が来たり(苦笑)・・・・

過去、植民地政策での残虐な覇権主義帝国国家だった欧州諸国も、今となっては
麻薬で内側から腐ってゆく国々となってゆくのでしょう
天網恢恢蘇にして洩らさず・・・・

若い身空で、シャブやヘロインに手を出すのはきっと・・・
何か耐えることの出来ぬ辛いことがあって、そこにブツがあったのでしょうね。
俺も、ヤクには手を出したことは無いけど、酒は酷いナァ・・・
何はともあれ、英国での残り少ない日々。安全な海外生活のお過ごしを
レイプとかされないかと心配してました。asさんほどの美人な日本の女性は西洋鬼に人気が有るから

モテたんだろうなぁ・・・
by 大井sigeki (2007-11-18 02:47) 

as

>aruさん、ようこそ!!うーん、合法ドラッグ??いまいちピンと来ませんが、日本ではそんな物が出回っているのですか??日本はヨーロッパに比べて、ドラッグ対応が遅れがちなので、もしかしたらとんでもない代物が合法になっていたりしなかと、心配になってしますね・・・。しかし、主婦や子供もドラッグに手を出すとは・・・はぁ。本当に困った物ですね。
by as (2007-11-19 18:22) 

as

>トールバズさん、ようこそ!!コメントにあるとおり、イギリスとドラッグは切っても切り離せない間柄です(笑)しかし、ヨーロッパのドラッグユーズはかなり深刻ですね・・・まさに内側から崩れ落ちていくのも時間の問題です。どこの国でも同じだと思いますが、末端のドラッグユーザーと、彼らにドラッグを供給し暴利をむさぼる側(彼らがクリーン)という構造を壊さないかぎり、この悪循環からは逃れられませんね・・・。良くも悪くも個人主義の国なので、on drugsの友達には「止めろ」という代わりに、「貴方がドラッグで死んでも可哀想とは思わないけど、貴方がいないことを寂しく思うわね。」と、言ってあります。

しかし、トールバズさんの中では、私のイメージが200%以上美化されちゃっていますね(苦笑)危険な物には近づかず、自分で責任が取れる範囲内で残りのイギリス生活を楽しみたいと思います。ご心配頂、ありがとうございます。
by as (2007-11-19 22:37) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0