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ムハ(ミュシャ)美術館-プラハ・ウィーン旅行記 [プラハ・ウィーン芸術旅行記_2007]

アールヌーヴォーの巨匠 ムハ美術館

プラハの魅力は、その街の美しさだけにとどまらず、複雑な歴史背景が生んだ独自の芸術も見逃すことが出来ません。特に音楽面では、モーツァルトが「ドン・ジョバンニ」を初演したのもプラハ旧市街にある「スタヴォフスケー劇場」ですし、スメタナ、ドヴォルザークを生んだことでも有名です。

その中でも特に有名なのは、アールヌーヴォーを代表する芸術家ムハ(ミュシャ:1860~1939)ではないでしょうか。特に彼のグラフィックデザインによる幻想的な女性像と植物が描かれた作品は有名です。そんな彼の作品を集めた「ムハ美術館」が、プラハの新市街にあります。

 ムハ美術館

美術館自体は非常に小さく、一族が保管している作品を公開しているので、残念ながら作品数はあまり多くありません。しかしながら、美術館奥で流れているムハの生涯を描いたビデオは、かなり興味深いです。30分以上と少し長いのですが、波乱の時代を生きたムハの故郷に対する祖国愛や、戦争がもたらす悲劇など、激動の時代を生きた芸術家の波乱に満ちた生涯を見ることが出来ます。

流麗な曲線をふんだんに用いた彼の作品は、特に女性ファンが多く(私も大好き♪)お客さんも圧倒的に女性が多かったです。美術館には、有名なポスターばかりではなく、彼がデザインした家具のデザイン画や、チェコ紙幣、勲章などを見ることが出来ます。以前紹介した「聖ヴィート大聖堂」のステンドグラスも彼の作品です。

 聖ヴィート大聖堂ステンドグラス

美術館内の写真撮影は禁止されているため、皆さんにお伝えすることが出来ないのが残念ですが、彼の作品が好きな方は、必見です!!

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のりっく

いつも素晴らしい旅行記ありがとうございます。
行きたいところが増えちゃいますね~(ノ´∀`*)

ミュシャ(ムハ?)は好きなんですよ~。聖ヴィート大聖堂はぜひ行ってみたいところのひとつです。ところでミュシャはチェコの切手のデザインも手掛けていたらしいですよ。
by のりっく (2007-09-20 03:46) 

as

>のりっくさん、ようこそ!ミュシャが好きだなんて、実は結構ロマンチストですよね!?コメントをいつも読ませていただいて、いつもそう思うのですが、私の予想は当たっていますか(笑)結構自信あります!!

彼の名前に関してですが、「ムハ」とチェコ語で発音し、フランス語では「ミュシャ」と発音します。彼はパリで活躍していたので、私たちには「ミュシャ」の呼び名のほうが親しみ深いですよね。切手のデザイン画もしっかり展示してありましたよ!!本当に凄い人です!!
by as (2007-09-20 17:22) 

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