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「初パリ!旅行記」-パリの中世の歴史ならここです [初パリ!旅行記_2007]

人間の6番目の感覚は?「中世美術館」

ソルボンヌ大学があり、パリの文教地区にあたる「カルチェ・ラタン」(サン・ジェルマン・デ・プレ東側)にある「Musee National du Moyen Age-中世美術館」。この名前よりも昔の名前「クリュニー美術館」に馴染みのある方も多いのではないでしょうか?この美術館は、3世紀の公衆浴場跡(ローマ統括時代)に建てられていて、中世に関するコレクションが展示されています。また建物自体もとても古く、ゴシック様式の少し怖い雰囲気が漂っています(笑)

 ゴシック様式の建物

 梁も立派です

ここで絶対に見逃せないのは、「一角獣を連れた貴婦人」と呼ばれる6枚のタペストリー。暗く光を抑えた特別展示室に飾られている大きなタペストリーは、鮮やかな色と精密な織りで細部まで丁寧に表現されたタペストリーは、まるで絵画作品のようです。

 一部ご紹介!!



 絵じゃないんです!!

絵画の研究によると、この連作の解釈は色々とあるようです。特に有名なのは、「人間の五感を表現している」という説と、誇り高く最強の動物である一角獣(ユニコーン)が貴婦人(聖母マリア)に慣れ親しんでいる構図から、キリスト教寓意譚などあります。もしこの絵が人間の五感を表しているとするならば、6枚目のタペストリーは一体何を表現しているのでしょうか?six senseか、人間の欲望か、皆さんどう思われますか?うーん、謎が謎を呼ぶこのタペストリー連作、永遠に色あせることのない不思議な魅力で私達を魅了し続けています。


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コメント 2

ゴシック様式の建物・・・如何にもっぽく雰囲気良いですね^^;
天井を支える梁も芸術作品の一部ですね。
タペストリーは、見る角度によって、浮き上がって見えますね。
視覚の問題でしょうが、実に面白い!!
6枚目のタペストリーの表現するものとは・・・
それは、神のみぞ知る?

はぁ~aruも実際に見てみたいな*^^*
by (2007-06-14 00:20) 

as

>aruさん、ようこそ!このタペストリーはイギリスでは特に人気があるんですよ。理由はわからないんですが、クッションカバーのデザインに使われているんですよ!!この博物館は、他の博物館に比べると、規模も小さく少し寂しい感じなんですが、このタペストリーを見るだけでも十分行く価値ありです。6枚目の真実とは・・・なぞですね(笑)
by as (2007-06-15 17:12) 

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