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郊外の美術館も見逃せません!! [エジンバラのゴシック旅行記_2007]

お庭も作品の一つ スコットランド国立現代美術館

昨日に続き、今日は2つの国立現代美術館「Scottish National Gallery of Modern Art-現代美術館」と「Dean Gallery-ディーン・ギャラリー」と、ポートレート専門「Scottish National Portrait Gallery-ポートレート・ギャラリー」をご紹介します。この三つの美術館は、エジンバラの中心地から少し離れたところにありますが、全ての美術館を結ぶ無料シャトルバスが45分間隔で運行されていてるので、簡単に行くことが出来ます。



上の写真は「Dean Gallery」。写真を見て頂ければ一目で分かるように、素晴らしい建物と、広い芝生のお庭が美しい広大な美術館です。この美術館の目玉は、なんと言っても「ダダイズム」と「シュールレアリズム」の作品群です。第一次世界大戦を経て全ての既成概念を否定し、反理性・反道徳主義を唱えた「ダダイズム」と、その流れに非合理性や深層心理の世界を求めた「シュールリアリズム」。二つとも20世紀を代表する芸術思潮です。どの作品も、私の想像力を超えた物ばかりで、作品を理解するには説明書きを必死に読まないと分からない難しい作品ばかりでしたが、強烈なインパクトと、想像力を掻き立てる作品群に感動です。



そしてこちらが「Scottish National Gallery of Modern Art」。「Dean Galley」のお向かいにあり、ピカソやマティス、ムーアなど、1900年から現代まで作品が展示されています。そして、この美しいお庭も作品の一つなんですよ!!

二つの美術館を見学した後、「Dean Gallery」のお庭にトレンチコートを広げてゴロリと寝転がり、地元の子供がサッカーをしているのを見ながらバスを待ってのんびりと過ごす時間は、かなり幸せでした♪



そして、こちらが「Scottish National Portrait Gallery」。5つある美術館の中で、異色の美術館です。メアリースチュアートから現在女王エリザベス2世の肖像画など、イギリス中の有名人の肖像画や写真が展示されています。

 ゴシック様式

ここで、是非見ておきたいのが、F1界で活躍するスコティッシュ、Sir Jackie Stewart-ジャッキー・スチュワートのポートレート写真!!現代に活躍するスコティッシュを扱ったコーナーのメインに「どか~ん!!」と飾ってあります。スコットランドに来るまで、彼のことを「お話好きな、元ワールドチャンピオン」位にしか思っていなかったのですが(すいませーん!!)、色々な場所で目にする彼の業績の数々に、実は凄い人だったんだと再認識しました。


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のりっく

お久しぶりです。
どの美術館・博物館も本当に綺麗な建物で、建築が好きな私はこれを眺めるだけでも・・・
「作品を理解するには説明書きを必死に読まないと」っていうのに笑ってしまいました。先日やっと国立新美術館に行って(建物がモダンで美しいです)、Pompidou Centerの企画展を見てきたのですが、私の好きなEcole de Parisあたりは良かったのですが、後半のabstractionismの絵たちは(読んでも)理解不能でした。会社の外人さんに、those paintings made me tired...と言ったら笑われました(´・ω・`)
by のりっく (2007-04-27 01:19) 

as

>のりっくさん、ようこそ!スコットランドのすべての美術館は、建物自体も美しく、本当にすばらしかったです。近・現代美術って、内容を理解するのに本当に大変。のりっくさんの気持ち、すごい良く分かります。私も同じようなグチを帰りのバスの運転手さんにしました(笑)
by as (2007-04-27 17:28) 

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